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家族が安心して健康に暮らせる!
自然素材の家の魅力とは?

自然素材の家は、化学物質を含まない自然の素材で造られるため、赤ちゃんからお年寄りまで安心して暮らすことができます。さらに、肌触りが心地良く、天然木の温かみを感じられ、1年を通して快適に過ごせるのが最大の魅力。そんな自然素材の家について、素材ごとに特徴や施工事例を紹介していきます。

無垢の家

無垢

檜の家

檜

杉の家

杉

珪藻土の家

珪藻土

漆喰の家

漆喰

自然素材の家について

自然素材の家はアレルゲンが少ないことで知られています。また、自然素材のもつ温かみや味わい、ナチュラルでありながらも高級感のある雰囲気などに惹かれる人も多いでしょう。

自然素材の家は日本国内に限らず世界中で愛されており、天然木や漆喰を使った家などはヨーロッパやアメリカでも広く取り入れられています。ここでは、自然素材の家づくりを行うメリットやデメリット、費用や建てる際の注意点などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

自然素材の家ってどんな家?

自然素材の家は、素材のもつ特性を活かしているため、「一年中快適な湿度や温度で過ごせる」「カビやダニが発生しにくい」「天然木のぬくもりが心地よい」などのメリットがあります。

なお、自然素材の家には明確な定義はなく、一般的には自然由来の素材を使って建てた家のことを「自然素材の家」と呼んでいます。また、自然素材を中心に用い、仕上げの一部に工業用製品を使用している場合でも自然素材の家に分類されることがあるようです。

そのため、ひとくちに自然素材の家といっても、メーカーや工務店によって自然素材を用いる範囲や扱う素材が異なります。

自然素材とは?

自然素材とは自然由来の素材のことですが、たとえば無垢材や漆喰、珪藻土などがあります。また無垢材の種類は杉や檜、欅(けやき)、カラマツ、椹(さわら)、マツ(地松・パイン材)など多くあり、種類によって特性や風合いが異なります。

なぜ自然素材の家が注目されているのか?というと、自然素材のもつ魅力やメリットにあります。自然素材の家はカビやダニが発生しにくくアレルゲンが少ないため、小さい子どもやお年寄りのいる世帯にもおすすめ。また、無垢材は断熱性や耐久性が高いのも特徴です。無垢材ならではの温もりや色味なども魅力です。

自然素材のメリット・デメリット

メリット

デメリット

普通の家とはどう違う?

一般的な住宅に用いられることの多い化学物質は、アレルギーやシックハウス症候群のリスクが高いといわれています。一方自然素材には化学物質が含まれていないため、アレルギーなどのリスクを抑えることができます。ただし自然素材の家といっても一部の建材だけを自然素材にしているケースもあり、リスクをゼロにできるわけではないことを覚えておきましょう。

また、建築コストの面においては、自然素材の家の費用は高め。しかし自然素材は耐久性に優れており、長期的なコストで考えるとコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。

自然素材の家の価格

自然素材の家を建てるには、「本体工事費用」や「付帯工事費用」、「諸費用」、外構工事や地鎮祭などの「諸経費」が必要です。
自然素材の家は通常の家と比べて費用が高くなりがちです。しかし、使用する自然素材を安価なものに変える・キッチンや浴室などの設備を標準的な設備にするなどの工夫をすると費用を抑えることができるでしょう。また、補助金や減税制度の利用でコストダウンを図るのもおすすめです。

建てるのにかかる費用の相場は?

自然素材の家を建てるときの注意点

自然素材は熟練の大工でも扱いが難しく、十分に乾燥していない木材を使ったり漆喰・珪藻土の塗り方が甘かったりすると、隙間やガタつきの原因になってしまいます。

そのため、自然素材の家を検討しているなら、素材の扱いに慣れている工務店に相談すると良いでしょう。石田工務店では家造りの相談を受け付けているので、気軽にお問い合わせください。

自然素材の家をつくる5つの素材

自然素材といってもさまざまな種類があり、素材ごとに適した用途やメンテナンス方法は異なります。ここでは代表的な素材を5つ紹介しますので、それぞれの特徴や施工例を見ていきましょう。

無垢材(むくざい)

無垢材とは、丸太から切り出した自然な状態の木材。手触りや機能性も加工済みの集成材とは異なり、風合いや温かみ、使えば使うほど深まる木材の味わいが人気を集めています。

無垢の家の施工例

無垢の家の施工事例1
無垢の家の施工事例2
無垢の家の施工事例3
無垢の家の施工事例4
無垢の家の施工事例1 無垢の家の施工事例2 無垢の家の施工事例3 無垢の家の施工事例4
無垢材の3つの魅力ポイント

肌触りの良さと温かみ

天然素材ならではの肌触りと温かみが無垢材の一番の魅力。スリッパや靴下を脱ぎ捨てて、裸足で過ごすのがやみつきになります。

味のある木目と色ムラ

不揃いな木目や色ムラは、集成材では見られない天然木の個性。時間の経過と丁寧なメンテナンスによって味わいが深まります。

温度・湿度を調整する

熱伝導率の低い無垢材が急激な暑さ・寒さ・湿気から家の中を守り、快適な環境を作ってくれます。冬でも空調・床暖房いらずで過ごせる点が◎。

無垢の家をより詳しく見る

無垢材のおもな用途

無垢材のメンテナンス方法

無垢材のメリット・デメリット

見た目の風合いの良さや高級感がメリットの無垢材ですが、そのほかにも、いくつかのメリットがあります。その一つが、高い調湿作用。伐採後も呼吸を続ける無垢材なので、湿度の高い日には湿気を吸い、湿度の低い日には湿気を放出します。高い断熱作用もあることから、一年中、快適な空間が維持されることでしょう。

一方でデメリットは、傷が付きやすいこと。合板フローリングなどに比べて無垢材は柔らかい素材のため、ちょっとした衝撃でも小さな傷が残ってしまうことがあります。また、乾燥が不十分な無垢材は、時間とともに変形してくることがあるため、素材を選ぶときには注意が必要です。

無垢の家の相場

無垢の家の相場は坪単価で60~100万円と幅広く、30坪の住宅で考えると1800~3000万円ほど。どのエリアや土地を購入するかによって総額は変わってくるため、事前に家を建てる場所の地価や住宅の設計など、上物以外にかかる金額もチェックすべきです。

また、いくら質の良い無垢材でも乾燥が足りていないと、ひび割れや反りによって家の寿命は短くなります。使われている素材の質も踏まえ、妥当な金額か確認しましょう。

適した環境に使えば長持ちする住宅に

原木から切りだした天然無垢材は、木の種類や育った環境によって性質が異なります。そのため、床や壁、浴室など場所に合わせた無垢材を使う配慮が欠かせません。

現在も建築の際は湿気に強い檜は浴室や壁、まっすぐで耐久性の高い杉は柱など、建てる側が最適な場所に木材を配置しています。このような建築会社の気配りがあって初めて、何百年ももつ家が作られるのです。

木の良さを最大限に生かすなら無垢材

合板をメインとする新建材と無垢材を比べると、新建材を使うほうが安くすみます。新建材は量産でき価格が抑えられますが、無垢材は厳選した木材から切り出すため、どうしても価格が高くなりがち。

しかし無垢材は木の個性やクセを強くもつ素材なので、無垢材をふんだんに使った住まいは独特な仕上がりになります。品質の高い無垢材を使い込むことで味が生まれ、より価値が高まるのです。

国産無垢材をふんだんに使った家を見る

檜(ひのき)

寺社仏閣の重要な部分に使われる檜は、耐久性が高くさまざまな場所に利用できる木材です。一般住宅では主に客間やリビング、浴室などに用いられています。同じく昔から使われてきた杉よりも高価なため、全面的に使われることは少ないようです。

檜の家の施工例

檜の家の施工事例1
檜の家の施工事例2
檜の家の施工事例3
檜の家の施工事例4
檜の家の施工事例1 檜の家の施工事例2 檜の家の施工事例3 檜の家の施工事例4
檜の3つの魅力ポイント

家をより丈夫にできる

硬くて丈夫、さらに反りが少ないのが檜の特徴。古くから大工に好まれ、建材として選ばれてきたのは、建築材として優秀であるためです。

癒しになる独特の香り

檜の良い香りはリラックス効果をもつ「αピネン」という成分です。αピネンには防蟻効果があり、家の天敵・シロアリを寄せ付けません。

「見せる木材」に最適

檜の白くキレイな木肌は、見せる木材(化粧材)としても最適。神棚やカウンター、ダイニングテーブルなどにも利用されています。

檜の家をより詳しく見る

檜のおもな用途

檜のメンテナンス方法

檜のメリット・デメリット

木の温もりをたたえた外観が魅力の檜ですが、ほかにもいくつかの特徴があります。その一つが、素材の硬さ。他の木材に比べ、檜は非常に硬い木材として知られるため、常に重さの負荷がかかるフローリングには最適と言われています。リラックス効果のある香りもあることから、日本では古くから浴槽の素材としても利用されています(檜風呂)。

一方で檜は、価格が高いというデメリットがあります。杉などに比べると成長が非常に遅く、かつ、育てるための手間も多いため、必然的に価格は高くなってしまいます。ただし、200年とも300年とも言われる耐久性を考えると、コストパフォーマンス自体は悪くありません。

なぜ檜は日本の住まいに使われるのか?

檜は日本で古くから建築材として使われてきた木です。強度が高く、伐採されてからも強度が高まるため、丈夫な家を作るのにもってこいの素材といえます。

また、虫よけや抗菌作用、リラクゼーションなど、さまざまな効果をもつため、長く住める家を建てたいなら、檜材を使うのが一番です。病気やアレルギーの原因となる細菌やダニなどを寄せつけないことで、健康的な生活を手に入れられるでしょう。

高級ブランド「木曽ひのき」について

木曽ひのきは檜材の中でもブランド化された高級建築材。長野県の森林に生育している檜材を使い、高い耐久性と狂いのない精密な木材に加工しています。

成長が遅く、一般的な檜と同じ大きさになるまで3倍の時間がかかるのが特徴。木曽ひのきは多くが国有林にあり、年間の使用量が決まっています。市場に出回ることが少ないため、高級ブランド木材として扱われることがほとんど。なめらかな肌触り、美しい木目が人気の木材です。

檜を使った自然素材住宅の相場

檜は無垢材のなかでも高級な木材として知られています。たとえば国産檜の無垢材を使用したフローリングの費用相場は、1m2あたり12,000円程度。檜を使った自然素材の家の本体価格は2,000万円以上かかることが多いようです。

そのため、檜の家は自然素材の家のなかでも価格が高め。檜を使う箇所やエリアを限定する・檜と他の自然素材を併用するなどの工夫をし、予算と相談すると良いでしょう。

オーナーの声

檜材を使って家を建てたオーナーからは、リラクゼーションやアレルギーの軽減、快適性の高さなどの声が寄せられています。コンクリートや軽量鉄骨の住宅と比べ、ストレスを感じることなく快適に過ごせると評判。家を建ててからは以前の住居より良くなった点が多く、檜の効果を実感しているようです。

憧れの檜風呂を我が家に!
檜風呂がある家を見る

杉(すぎ)

木の種類が豊富な日本の中でも一番なじみがあり、「木材といえば杉」と言われています。家づくりにおいて自然素材の人気が高まる昨今、全国各地の国産ブランド杉が注目を再び集め、活用されています。

杉の家の施工例

杉の家の施工事例1
杉の家の施工事例2
杉の家の施工事例3
杉の家の施工事例4
杉の家の施工事例1 杉の家の施工事例2 杉の家の施工事例3 杉の家の施工事例4
杉の3つの魅力ポイント

空気を含み、柔らかい

空気を多く含む針葉樹ならではの柔らかさが杉の特徴。他の無垢材や集成材よりも優しい感触を得ることができます。

へこみや傷も味になる

その柔らかさから、へこみや傷がつきやすいというデメリットも。しかし、メンテナンスや補修で味のある家に仕上げられます。

比較的安価な人気木材

一部のブランド杉を除けば、比較的安価で調達することが可能。そのため、家づくりのさまざまな箇所に活用されています。

杉の家をより詳しく見る

杉のおもな用途

杉のメンテナンス方法

杉のメリット・デメリット

落ち着きのある見た目や調湿作用・断熱作用の高さ、素材の柔らかさなどがメリットとされる杉。それら以外にも、他の種類よりも優れたメリットとして、経年変化を挙げることができるでしょう。

どんな木材でも、時間とともに味わいが深くなる経年変化を楽しむことができますが、中でも杉は特に経年変化が強く現れると言われています。家を建てた当初は赤みの強い色合いですが、やがてあめ色に変化して、屋内全体を落ち着いた雰囲気に包みます。

デメリットは、傷が付きやすいこと。柔らかさが特徴の建材であるがゆえに、モノを落とすと簡単に傷が付いてしまいます。傷は経年変化とともに目立たなくなりますが、神経質な方はやや気になるかも知れません。

日本人になじみの深い杉の木の特徴

植林され続け、建材として重宝されている杉。成長が早く、日本では昔から家や家具、インテリアや船などの資材として利用されてきました。ほかの樹木に比べて軽く、軟らかい性質をもっています。

針葉樹(通称・軟木)に分類される杉

樹木は大きく針葉樹(通称・軟木)と堅さをもつ広葉樹(通称・堅木)の2種類にわけられますが、杉は針葉樹です。広葉樹よりも空気を多く含んでいるため、保温性や断熱性に優れています。また、湿気や害虫に強いため、建材に適している木材だといえます。真っすぐ一方向に通った木目の美しさや年月とともに飴色に変化するのも杉ならではの魅力です。

強度が求められる場所は焼杉を使用

外壁をはじめ、強度が求められるところでは焼杉が使用されます。焼杉とは、杉の表面を焼いて幹に含まれる空気や水分を減らし、強度を高めたもの。杉は空に向かってまっすぐに成長するため、基本的に縦方向の木目が入っており、衝撃が加わると薪のように縦割れしてしまいますが、焼杉なら強度においても安心です。

代表的な地域材

杉の木が育ちやすい環境は、積雪量が少ない山林地帯の急斜面です。同じ「杉」でも、育てられた土地の気候や育成方法、収穫時期などによって杉の木目や年輪、風合いが異なります。

激レアは吉野杉から採れる赤柾(あかまさ)

赤柾は樹齢が長く、太い年輪の木から採れる貴重な部分です。節がなく、赤みを帯びた年輪が一方向にびっしりと刻まれているのが特徴。まさに自然がつくりだした芸術品です。1本の木から採れる赤柾はごくわずかで、同じ赤柾でも年輪の赤みが濃いほど金額が上がります。吉野杉の赤柾は真っすぐ育つため、木材として使用したときに歪みません。無垢材の中でも、とくに質の良い高級木材を使用したいという人は吉野杉の赤柾を取り入れてみてはいかがでしょうか。

杉を使った自然素材住宅の相場

無垢材のなかでも杉はコストパフォーマンスの良い木材だといわれています。他の無垢材と比較して価格が安く、たとえば杉のフローリングの費用相場は1m2あたり10,000円程度。延床面積が100m2あっても本体価格を2,000万円以下に抑えられる場合もあるようです。なお、杉は材質や種類によって価格が異なるため、高級ブランド杉や焼杉・燻煙乾燥木材などの特殊な加工がされたものでなければ、更にコストを抑えることができます。

天然杉の玄関がある家を見る

珪藻土(けいそうど)

珪藻土とは化石になった珪藻の殻が積もってできた土のような素材です。燃えにくい無機物でできているため、古くから「火に強い土」として使われてきました。今までの用途のメインは陶器やレンガの材料でしたが、最近はデザイン性と性能の高さから建材として注目されています。

珪藻土の家の施工例

珪藻土の家の施工事例1
珪藻土の家の施工事例2
珪藻土の家の施工事例3
珪藻土の家の施工事例4
珪藻土の家の施工事例1 珪藻土の家の施工事例2 珪藻土の家の施工事例3 珪藻土の家の施工事例4
珪藻土の3つの魅力ポイント

部屋の湿度を整える

珪藻土には無数の小さな穴が開いており、これらが部屋の中の湿気を吸い込んで調整。快適に感じられる40~60%の湿度に保ちます。

結露対策に最適

他の素材より吸水性が高いのも特徴。そのため、塗り壁材として珪藻土を使用していると、結露をすることがほとんどありません。

消臭・脱臭の効果も

臭いは空気中の水分(湿気)に溶けるため、壁材に珪藻土を使用することで、湿気と同時に部屋の中の嫌な臭いも吸い取ってくれます。

珪藻土の家を詳しく見る

珪藻土のおもな用途

珪藻土のメンテナンス方法

珪藻土のメリット・デメリット

珪藻土の最大のメリットは、その高い調湿性能です。珪藻土を顕微鏡で覗いてみると、無数の小さな穴が開いていることが分かります。この穴が室内の状況に合わせて湿気を吸ったり吐いたりするため、室内には、常に安定した快適さが維持されます。また、脱臭作用や耐火性、断熱性、カラーバリエーションの豊富さなども珪藻土のメリットに挙げることもできるでしょう。

一方で、表面に触れると砂のような粉末が落ちることがある点がデメリット。人の出入りが多い場所には、あまり向いていない壁材かも知れません。職人の腕によって仕上がりに差が出る点も、珪藻土のデメリットとして指摘されることがあります。

珪藻土の効果とは

珪藻土にある無数の小さな穴は、湿気や水分を吸い取り、放出するはたらきがあります。そのため、わざわざ除湿しなくても部屋の湿度を良好な状態に保てるのです。また、主成分がガラスと同じ(二酸化ケイ素)なので、耐熱性や耐火性にも優れています。

さまざまある珪藻土の塗り壁材まとめ

珪藻土を含む塗り壁材の特徴はメーカーによって異なります。代表的な塗り壁材の特徴を簡単にまとめているので、比較材料としてご利用ください。

珪藻土配合の塗り壁材6選

EM珪藻土/OK-DEPOT…稚内産の珪藻土を58%含有。焼かずに使用できるため調湿機能が高い

稚内メソポア珪藻土/手の物語…北海道の稚内産。吸湿と放湿の両方に優れた穴(2~50ナノメートル)の珪藻土を採用

シルタッチSR/フジワラ化学株式会社…珪藻土を40%含有。漆喰のようなツヤ感と48種のカラーが人気

天然スタイル土壁/日本エムテクス株式会社…アメリカで採れた生の珪藻土を乾燥させて配合。カラーパターンが豊富

リターナブルパウダー/株式会社サメジマコーポレーション…石灰不使用。粘土タイプの珪藻土塗り壁材

エコ・クィーン/日本ケイソウ土建材株式会社…食品への添加が認められている白色珪藻土と消石灰、白セメントからなる塗り壁材

壁以外にはどんなところに使われているの?

水気を吸収・放出する珪藻土は、塗り壁材のほかにも幅広く利用できる自然素材です。水気が多い場所に利用することで、カビの発生を防げます。また、吸水性・速乾性のほかにも優れた機能があるんです。珪藻土が使われる場所と合わせてご紹介します。

カビ対策やニオイ対策として多方面で大活躍

珪藻土は水気をふき取ったり除湿器や乾燥機をかけたりしなくても、水場を乾いた状態に保てます。そのため、水気が多いバス・トイレ・キッチンに最適。湿気がこもりやすいクローゼットにも効果てきめんです。水気や湿気をとることで、カビ菌の発生・繁殖を抑えられます。また、珪藻土には消臭効果もあるため、ニオイがこもりやすい玄関や寝室、脱衣所の使用もおすすめです。

珪藻土を使った自然素材住宅の相場

珪藻土を使った壁は、一般的なクロスに比べて3倍ほど費用がかかるといわれています。珪藻土の壁の費用相場は6,000~11,000円/m2。珪藻土の含有率によっても価格が変わります。

たとえば壁に珪藻土を使用し床に無垢材を使った家で、本体価格が4,430万円(建物面積100.92m2)の施工事例もあります。珪藻土の壁にしたいけれど予算オーバー…という場合は、珪藻土を使うエリアを限定するなどの工夫がおすすめです。

なお、珪藻土は素人が塗っても仕上がりに味わいがでることから、リフォームなどでDIYする方もいるようです。ただしホームセンターなどで販売されている珪藻土には化学物質が含まれることもあるため、自然素材にこだわるなら専門業者から購入する、原材料をしっかりと確認するなどの対策をしましょう。

2種類の珪藻土「マクロポア」と「メソポア」の違い

マクロポアとメソポアの違いは、珪藻土に開いている穴のサイズです。一般的に多いのは、直径50nmの穴が開いているマクロポア。メソポアはマクロポアよりも小さい直径2~50nmの穴が開いています。穴の大きさによって、吸水性と速乾性が変わってきます。

建材に向いているのはメソポア!

建材として使う場合は、穴が小さく吸湿・放湿の両方に対応できるメソポアタイプが適しています。マクロポアも吸水性は非常に高いものの、細かな湿度の調整には不向きです。適した珪藻土を使うことで、調湿性に優れた家を建てられます。珪藻土を建材として使うのであれば、種類の違いも覚えておくと良いでしょう。

珪藻土でつくられた結露しない家を見る

漆喰(しっくい)

漆喰とは、壁の上塗りに使われる、石灰に粘土などを混ぜたもの。壁材としての歴史は5000年以上あり、多くの歴史的な建造物にも使用されています。塗り方のパターンや色によって、和風から洋風までさまざまなデザインに対応できます。

漆喰の家の施工例

漆喰の家の施工事例1
漆喰の家の施工事例2
漆喰の家の施工事例3
漆喰の家の施工事例4
漆喰の家の施工事例1 漆喰の家の施工事例2 漆喰の家の施工事例3 漆喰の家の施工事例4
漆喰の3つの魅力ポイント

ダニやカビを防ぐ

漆喰は強いアルカリ性の成分でできているため、病気の原因となるダニやカビ、ウイルスが生じにくいというメリットがあります。

防音対策として有効

防音性が高いのも漆喰の特徴。他の壁材より外部への音漏れの影響が少なく、最近ではDIYで漆喰を使った防音対策をする方もいます。

幅広いデザインに対応

王道の古民家スタイルだけでなく、洋風のインテリアとの相性も◎。デザイン性にこだわるオーナーさんからも高い支持を得ています。

漆喰の家をより詳しく見る

漆喰のおもな用途

漆喰のメンテナンス方法

漆喰のメリット・デメリット

漆喰の最大のメリットは、その高い耐久性。耐用年数は、ゆうに100年を超えると言われるほどです。お城の外壁に使用されていることからも、その耐久性の高さは理解できることでしょう。また、耐火性や防音性の高さ、調湿効果、脱臭効果なども漆喰の代表的なメリットとされています。

デメリットは、費用が高めなこと。ビニールクロスの壁に比べて、約5倍の価格になると言われています。また、漆喰壁は施工が難しいことでも知られることから、職人の腕によって仕上がりにバラつきがある点もデメリット。施工件数の多い信頼ある工務店に仕事を依頼することが大事です。

漆喰の効果とは?

漆喰は空気を取り込み、二酸化炭素に反応して固まる性質があります。その際、空気中のホルムアルデビド(接着剤や建材に含まれる化学物質)も取り込んで分解してくれるのです。そのため、新築住宅で起こりやすいシックハウス症候群の予防につながります。また、ほこりやウイルス、カビやダニなどを寄せつけない、耐火性や調湿性に優れているといった働きもあります。

塗り方によって仕上がりは千差万別

漆喰は消石灰・糊(のり)・水で構成される、白色の塗り壁材です。単色なので一見味気ないように思えますが、さまざまな塗り方があり、手法によって壁の表情を大きく変えられます。最近は色付きの漆喰も出てきているため、塗り方と組み合わせてお気に入りの壁に仕上げることが可能です。

漆喰の代表的な塗り方8選

コテ波仕上げ…コテで塗った跡をあえて残し、波のように見せる手法

扇仕上げ…漆喰をコテで扇のように塗り、均一の模様を描く手法

ハケ引き仕上げ…ブラシやハケを使って模様をつける手法

コテバケ仕上げ…コテを判子のように押し当てて模様を描く手法

ローラー仕上げ…ローラーを使ってペンキのように漆喰を塗る手法

スパニッシュ仕上げ…コテで不規則なエッジを効かせる高難易度の手法

スタッコ調仕上げ…西洋の城壁のように岩肌調に仕上げる手法

マーブル仕上げ…白と黄土色の漆喰を混ぜ、あえてムラを出す手法

DIYでも対応できる?漆喰の塗り方

漆喰は手間がかかるものの、DIYでも対応できます。セルフで部屋の壁を塗装したいなら、事前にスケジュールを組み、必要なものを揃えておきましょう。最低限、漆喰とコテ、養生用のテープやビニールは必要になります。 初心者は壁の塗り替え作業に3日ほどかかることを踏まえ、計画を立てることが大切です。

DIYに欠かせない3ステップ

養生…テープやビニールを使い、漆喰を塗らない部分を覆う

下地作り…クロスをはがし、下地材を塗る(※壁紙の上からやる際は土台部分をはがさないよう注意)

塗装…漆喰を塗り、乾ききる前に壁側の養生を外す

漆喰を使った自然素材住宅の相場

漆喰の壁の費用相場は4,000~8,000円/m2。たとえば漆喰の壁にメープル材の床で施工した自然素材の家では、延床面積が110.54m2で本体価格は2,000万~2,499万円ほどになるようです。

また、漆喰は珪藻土と比較されることがありますが、費用相場に大きな差は見られません。ただし漆喰壁は作業工数が多く職人の技術も重要となることから、珪藻土よりも費用が高くなるケースがほとんど。

漆喰は施工費用が高いものの、年数が経っても基本的には塗り直しが不要というメリットもあります。そのためビニールクロスのように張り替える必要がなく、長期的に考えるとコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。

漆喰の施工費用を左右する条件

漆喰の施工費用は、材料費と仕入れ代、職人の腕、塗り替え前の壁の状態によって左右されます。特殊な塗り方を依頼する場合は限られた職人しか対応できないため、値段が上がるのは当然です。施工費用をなるべく抑えるには、複数の施工会社で見積もりをとってみるのがベスト。金額に納得できない場合にはDIYにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

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石田工務店

大工歴51年 澤井棟梁

澤井棟梁のイラスト画像

私たち石田工務店は、檜を中心とする国産無垢材を取り入れた家づくりを得意としています。ここ数年、自然素材の家の人気が高まっていることを受け、住宅を検討している方が正しい情報をもとに判断できるように、サイトを通して情報提供をしています。家づくりに関するご相談は、お気軽にお問合せください。

まだある!住宅に使われる自然素材

欅(けやき)

古来より寺社建築などで愛用されてきた欅(けやき)。力強く硬い木材であり、和の雰囲気が美しい木目も魅力的です。ただ、比較的高価なうえ建材としては扱いにくいというデメリットも抱えています。

欅の3つの魅力ポイント

硬くて摩擦に強い

欅は古来より硬く強い木として知られており、寺社建築などに使われてきました。摩擦にも強く、腐朽しにくいのも特徴です。

木目が美しい

年輪がはっきりとしており、木目が力強く美しい欅。その見た目の美しさからも利用価値の高い木材として愛用されてきました。

磨くと光沢が出る

欅の肌目はやや粗さがあるものの、磨くと光沢が出ます。光沢が出ることで木目の美しさが際立つ、装飾品などにも適した木材です。

欅の家をより詳しく見る

欅のおもな用途

欅のメンテナンス方法

欅のメリット・デメリット

欅には硬く丈夫である・木目が美しいなどのメリットがあります。そのため寺社建築や城建築などに使われてきましたが、硬いため加工が難しく、反りや割れが力強く出てしまうことも。また、比較的高価な木材であるうえ個体差が激しいことから、近年では一般住宅の建築に用いられることはあまりないようです。
しかし和箪笥やちゃぶ台などの和家具やお椀などには、欅の「力強く丈夫で木目が美しい」という魅力を存分に活かすことができます。

欅の木の特徴

欅は北海道を除く日本国内に広く分布しています。強度が非常に高く、「槻(つき)」とも呼ばれていました。耐用年数は800年~1,000年といわれ、京都・東山にある清水寺の舞台の柱をはじめとした寺社建築に役立てられています。

ただ、欅の力強さは反りや割れにも出てしまうため、たとえば家の大黒柱として使った場合、反りや割れによって建具に影響があることも。また、木目の美しさは洋よりも和の雰囲気であり、洋室よりも和室に適しているでしょう。

欅が使われている家を見る

カラマツ

日本で唯一落葉する針葉樹として知られているカラマツ。晩秋に落葉することから落葉松と呼ばれています。主に寒冷地に分布しており、人工林としては杉や檜に続いて日本で3番目に多く植林されている樹種です。

カラマツの3つの魅力ポイント

強度があり耐久性が高い

強度があり、水中での耐久性が高いのが特徴。ねじれのある木材ですが、乾燥技術や製材・木取りなどの方法で反りや曲がりを克服可能。

経年で赤みや艶が増す

カラマツにはヤニが含まれており、木材の表面をコーティングして艶を出しています。経年と共に美しい飴色へと変化していきます。

防腐・防虫効果も

カラマツに含まれるヤニには防腐・防虫効果もあります。そのため、屋外や地中での使用にも適しています。

カラマツの家をより詳しく見る

カラマツのおもな用途

カラマツのメンテナンス方法

カラマツのメリット・デメリット

カラマツのメリットは強度があり耐久性が高いこと。そのため潮風のあたる街の外壁材としても使われています。また、赤みと艶感のあるカラマツはカントリー調や和風などさまざまなテイストの空間にマッチします。経年と共に飴色に変化していくのも味わいがありますよね。

一方デメリットとしては、傷がつきやすい・割れやねじれが生じやすいなどの点が挙げられます。ただ近年では割れやねじれを克服する技術や方法が生み出されており、建材としても広く使われています。

カラマツの木の特徴

カラマツは育てやすく大量に生産できる樹種として、戦後北海道や長野県、岩手県などで盛んに植林されていました。しかし植林当初に予定していた杭木や電信柱などの用途が減ったうえ、「割れやねじれが出やすい」というデメリットから建材としての需要は少ないものでした。

近年では技術の発達によりカラマツの割れやねじれを克服できたことから、外壁やフローリング、ウッドデッキなどの用途で家づくりにも取り入れられています。

カラマツが使われている家を見る

椹(さわら)

椹(さわら)はヒノキ科の針葉樹です。耐久性や外観の美しさが中庸(とくに過不足がない)のため、構造材や装飾材としてよりも戸障子の枠などの用途に適しています。また、水に強いため浴室での使用に向いています。

椹の3つの魅力ポイント

加工が容易にできる

椹の耐久性は中庸といわれていますが、その分加工が容易にできるというメリットをもっています。また、ねじれが少ないのも特徴です。

香りや見た目にクセがない

木理が通直で肌目が緻密な椹は見た目にクセがなく、さっぱりとした印象。また、檜などとは異なり、強い香りがないのも特徴です。

水や湿気に強い

椹は水や湿気に強いという特性があるため、台所用品や浴室用品などで重宝されています。また、香りが少ないためかまぼこの板としても活用。

椹の家をより詳しく見る

椹のおもな用途

椹のメンテナンス方法

椹のメリット・デメリット

椹は耐久性が高くも低くもなく中庸ですが、加工がしやすいメリットがあります。また、香りが少なくすっきりとした印象のため、飯びつやかまぼこ板などの食品に触れる用途にも適しています。さらに椹は水や湿気に強いため、浴室での使用にも耐えられます。 一方デメリットとしては、強度や耐久性が高くないため構造材などとしては不向きだという点が挙げられます。また、木目や光沢といった見た目もとくに優れているとはいえません。

椹の木の特徴

椹は本州北部から九州北部にかけて分布しているヒノキ科ヒノキ属の針葉樹です。辺材は白色であり、心材は淡黄褐色。辺材と心材の境界ははっきりとしています。造林されることは少なく、生垣や庭木などでよく見られます。 水に強く加工がしやすい点から以前は風呂桶や飯びつなどに用いられていましたが、住宅建築での構造材などとしては適していません。なお、椹の気乾比重は平均0.34であり、ヒノキの中では軽い部類に入ります。

椹が使われている家を見る

マツ(地松・パイン材)

一般的に、パイン材とは北米や欧州を産地とするマツのことをさします。地松と呼ばれる松は日本産のマツであり、欧州アカマツなどのパイン材に比べて強度が高いのが特徴。家づくりでパイン材を用いる場合には、海外産のマツが使われています。

マツ(地松・パイン材)の3つの魅力ポイント

柔らかく加工しやすい

マツ(パイン材)は柔らかく加工がしやすいうえ、衝撃吸収力に優れているのが特徴。一方地松は強度が高く耐久性に優れています。

価格が安い

マツ(パイン材)は流通量が多く、無垢材のなかでも安価に手に入ります。そのため、自然素材の家を安く建てたい!という場合にもおすすめ。

香りや肌触りが良い

木の柔らかな香りと肌触りの良さもマツ(パイン材)の魅力。また、節が多くナチュラルで温かみのある印象をもっています。

マツ(地松・パイン材)の家をより詳しく見る

マツ(地松・パイン材)のおもな用途

マツ(地松・パイン材)のメンテナンス方法

マツ(地松・パイン材)のメリット・デメリット

マツ(パイン材)は柔らかいため、加工しやすく衝撃吸収力が高いというメリットがあります。また、白っぽい黄色の明るい色味や節が多く温かみのある雰囲気も魅力的。ナチュラルテイストや北欧テイスト、カントリー調などによく合います。また、パイン材は経年と共に艶がでて飴色に変化していきます。この変化を味わい深いと考えるか変色してしまったと考えるかは人によって異なるでしょう。
デメリットとしては、傷がつきやすいという点が挙げられます。また、シロアリが好む木材でもあるため対策が必要です。

地松はパイン材よりも強度が高く塩害に強いなどのメリットがありますが、希少性が高く費用がアップしてしまうというデメリットがあります。

マツ(地松・パイン材)の木の特徴

まず、パイン材は北米や欧州で育った海外産のマツのことであり、欧州アカマツのほかイエローパインやホワイトパインなどさまざまな種類があります。パイン材は柔らかく加工がしやすいものの、傷がつきやすく水に弱いという特徴があります。

地松は国産材であり、日本を産地とするアカマツやクロマツはパイン材とは区別されています。地松はパイン材に比べて強度が高く耐久性に優れており、味わいのある曲がりに愛着を持つ人も多いようです。

マツ(地松・パイン材)の使われている家を見る

オーク(ナラ)

オークはブナ科コナラ属に属する落葉広葉樹の総称で、日本ではナラやミズナラと呼ばれています。一般的にオーク材と呼ばれるのは、「ナラ(ミズナラ)」「ホワイトオーク」「レッドオーク」の3種類。特に北海道産のミズナラは高品質なことで知られ、高級材として扱われています。

国産のミズナラは産出量が減っており、さらに海外産のナラも輸出制限によって希少になっているため、市場に流通しているのは主に北米を主な産地とするホワイトオークです。

オーク(ナラ)のおもな用途

オーク(ナラ)のメンテナンス方法

オーク材のメリット・デメリット

オーク材は木材のなかでも堅硬で重量があり、耐久性に優れています。傷のつきにくい丈夫さから、フローリングや家具材として人気のある木材です。また、酒樽や船舶にも使用されるほど耐水性が高いのも特徴で、飲み物をこぼしてもシミになりにくいため、小さいお子さんのいるご家庭や飲食店に適しています。

また、美しい独特な木目をしているほか、比較的安く入手できるのもオーク材の魅力です。一方で、オーク材は熱伝導率が高いので、冬場に肌が触れるとヒヤッと冷たさを感じやすいという一面もあります。また、定期的なメンテナンスが必要です。

ヒバ

ヒバはヒノキ科に属する針葉樹で、国内に分布する8割以上のヒバが青森県に集中しています。青森ヒバとして有名で、秋田杉・木曽ヒノキと並ぶ日本三大美林の1つです。青森や石川の能登を主な産地とする国産ヒバのほかに、海外産のヒバ材も存在。なかでもアメリカ・カナダから輸入されるヒバ材は青森ヒバと樹木は異なるものの、似たような特性を持っていることから米ヒバと呼ばれています。

ヒバのおもな用途

ヒバのメンテナンス方法

ヒバのメリット・デメリット

ヒバは湿気に強く腐りにくい抜群の耐朽力を持つ木材で、さらに木造住宅の大敵であるシロアリに強いのも大きな魅力です。そのほかにも優れた耐久性や消臭・脱臭効果、抗菌・防虫作用などのメリットがあります。

一方で、国産ヒバのほとんどが青森に集中しており、さらに青森ヒバは資源保護などの観点から年間の伐採量が制限されているため、入手しにくいのが難点。ほかの木材に比べてコストが高いので、気軽に取り入れにくいのがデメリットになります。

ウォールナット

クルミ科の落葉広葉樹であるウォールナット。現在ウォールナット材として流通しているのはブラックウォールナットやアメリカンウォールナットと呼ばれる北米産のもので、深みのあるブラウン色が特徴です。一般的な木材に比べると高価で、古くから貴族の調度品や高級家具材、大聖堂といった建築などに幅広く使用されてきました。

ウォールナット材のおもな用途

ウォールナット材のメンテナンス方法

ウォールナット材のメリット・デメリット

ウォールナットのメリットは耐久性に優れていること。衝撃にも強く、床材に使用した場合物を落としても大きな傷が付きにくい特徴があります。また、他の無垢材より変形しにくく触り心地も良いです。表面がツルツルしているため湿度の多い季節に裸足で歩いてもべたつきません。

デメリットは、木の成長がとてもゆっくりで量産できないため価格が高いこと。また、人によりますが色が退色して明るくなる経年変化や汚れの目立ちやすさもデメリットです。

クルミ材との違い

クルミ材は一般的にオニグルミという種類の木を指し、成長が早く加工性が良いという特徴があります。

大きな違いは木材の色。ウォールナットは深みのある濃いブラウンであるのに対し、クルミはナチュラルな白みのある色で、相対的な色合いになっています。ウォールナットは落ち着いたシックな空間に、クルミは明るく開放的な空間によく合うでしょう。

注文住宅を建てた人にアンケート!生の声を紹介

そもそも、注文住宅は大きな買い物。自然素材を用いた家なら、なおさら納得できる家を建てたいものです。

そこで当メディアでは、注文住宅を建てたことがある人にアンケートを実施。注文住宅を建てた人の生の声を紹介します。

Q1 あなたが注文住宅を建てる際に重要視したことはなんですか?最も重要視したことを教えてください。

あなたが注文住宅を建てる際に重要視したことはなんですか?

注文住宅のポイントとして「住宅の性能が良いこと」を挙げる人が最も多い結果となりました。

自然素材の家は「アレルゲンが少ない」「湿気がこもりにくい」「断熱性が高い」「耐久性が高い」と性能面もバッチリ。自然素材の注文住宅を選ぶことは、後々の満足度にも繋がりそうです。

Q2 あなたが注文住宅を建てる工務店に関して知りたいことはなんですか?最も知りたいことを選んでください。

あなたが注文住宅を建てる工務店に関して知りたいことはなんですか?

工務店に対して知りたいこととして「住宅の製造や構造」を挙げた人が最も多かったです。「せっかく建てたのに住みにくい……」となっては一大事。工務店選びの際は、住宅の製造や構造に対してどのようにこだわっているのか担当者にヒアリングしてみることをおすすめします。

Q3 注文住宅を建てる前と後で、あなたが感じるギャップはありましたか?

注文住宅を建てる前と後で、あなたが感じるギャップはありましたか?

なんと注文住宅を建てた半数の人が「注文住宅に対してギャップがあった」と回答。ギャップを埋めるためには、とことん担当者に質問をすることが重要です。納得できるまで、気になるポイントについて質問してみましょう。

自然素材の家を建てる魅力とは?

石田工務店が注文住宅の施工をしている八王子や町田、多摩市などのエリアでは、自然素材の家が人気を集めています。郊外の自然豊かな地域は、自然素材の家を建てるのにピッタリな場所が豊富。そんな郊外のエリアで自然素材の家を建てる魅力に迫りました。エリアごとの施工事例も紹介しているので、自然素材の家を検討している方は参考にしてみるのも良いでしょう。

自然素材の家が
持つ魅力とは

東京で自然素材の家を建てる

八王子市

東京都・八王子市では、見た目と機能性を両立した自然素材の家が多く見られます。特に自然光をたっぷりと取り入れられるなど、パッシブデザインを採用した住まいが多いです。以下のページでは、八王子にて自然素材を使った住まいの事例やオーナーの声をまとめています。

東京都・八王子市の
自然素材を使用した家づくりを見る

町田市

自然豊かで治安も良いためファミリー層が多く住んでいる町田市では、落ち着きのあるモダンテイストな住まいが多いようです。真っ白な壁に無垢材のフローリングを採用するなど、自然素材ならではの風合いを楽しめる工夫が凝らされています。薪ストーブや吹き抜けも必見です。

東京都・町田市の
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昭島市

家族2世帯がゆったりと暮らせる住まいや、木造を感じさせない白を基調とした住まいなど、随所にこだわりを散りばめた自然素材の家の施工事例を公開。昭島市は自然あふれる公園が多く、子育て世帯がたくさん住んでいます。それに伴って、家事動線やアレルギー対策を意識した住まいも多いです。

東京都・昭島市の
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日野市

自然素材の家では、フローリングに無垢材を採用しているパターンが多いです。東京都・日野市で建てられた自然素材の家も例外ではありませんが、採用する木材や塗料によってガラリと雰囲気が異なっています。これから自然素材の家を建てようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

東京都・日野市の
自然素材を使用した家づくりを見る

多摩市

東京都・多摩市における自然素材の家の事例では、吹き抜けやロフトを採用したアイデアのあふれる住まいが多いです。日常生活の中に緑を感じられるエリアのため、自然光を取り入れる家づくりが人気を集めています。落ち着いた雰囲気も漂っているので、のびのびと子育てを楽しみたい人にもおすすめのエリアです。

東京都・多摩市の
自然素材を使用した家づくりを見る

立川市

隣接する昭島市と同様に、立川市も自然が豊かなエリアです。都心のベッドタウンでもありながら車通りは少なく、安心して子育てができます。そんな立川市で建てられた自然素材の家は、アクセントカラーを用いた住まいが多いでしょう。パッと目を引く事例ばかりで、どれも非常に魅力的です。

東京都・立川市の
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あきる野市

生活導線や実用性を意識した住まいが多い東京都・あきる野市。自然素材ならではのぬくもりとともに、快適性や利便性も求める人はチェックして損はないでしょう。施工事例と一緒に立川の住みやすさや土地相場、家づくりにおける補助金・減額制度などのチェックもしてみてください。

東京都・あきる野市の
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府中市

東京都・府中市では、空間を活用した自然素材の家が多く見られます。キッチンカウンター下の収納やパントリーなど、利便性の高さを追求した住まいは子育て世帯におすすめです。また、二世帯住宅を建てようと考えている人や、家事動線にこだわった住まいを作りたいと考えている人も必見です。

東京都・府中市の
自然素材を使用した家づくりを見る

調布市

静かで住みやすい街として有名な調布市は、交通の便が良いことから通勤や通学の負担がかからないのが特徴です。家づくりも同様に利便性を求める人が多く、家事動線やバリアフリーを意識している住まいが多いでしょう。以下のページでは、調布市での自然素材の家の施工事例を紹介しています。

東京都・調布市の
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国立市

ホワイトの壁紙と天井に明るい色味のフローリングを合わせた、清潔感のあふれる住まいが多く見られる国立市。室内の明るさと広さにこだわった家づくりは、赤ちゃんからお年寄りまで誰もが快適に暮らせます。また、国立市で家を建てた人の声もチェックしておけば、暮らしのイメージを広げやすいです。

東京都・国立市の
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東大和市

以下のページでは、東京都・東大和市における自然素材の家の施工事例やオーナーの声、東大和市の住みやすさの特徴や活用できる補助金制度などをまとめています。審美性と機能性を兼ね備えた住まいの事例もまとめているため、家づくりのアイデアとして取り入れてみると良いでしょう。

東京都・東大和市の
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杉並区

都心へのアクセスが良く、通勤・通学に最適なエリアである杉並区。坪単価は219万6079円/坪と他のエリアよりもやや高い傾向にあり、人気の高さがうかがえます。そんな杉並区での家づくりは、狭小地であっても空間を有効に使える設計が特徴。また、日当たりの良さを重視している人も多いです。

東京都・杉並区の
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大田区

「モダン×ナチュラル」といった2つのテイストを組み合わせた家づくりの事例を紹介。テイストの異なる部屋にもしっかりと馴染みむように、ヒノキの無垢材を床材として使用しているのがポイントです。また、大田区にはさまざまな人が住んでいるので、住むところを選べば快適に暮らせます。

東京都・大田区の
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神奈川で自然素材の家を建てる

相模原市

神奈川県・相模原市で建てられた自然素材の家は、機能性とデザインを両立した住まいが目立ちます。アメリカンテイストのおしゃれな雰囲気から落ち着いたシックな空間まで、ありとあらゆるテイストの中に自然素材を取り入れているのがポイントです。オーナーの声も併せてチェックすると、暮らしのイメージが固まりやすいでしょう。

神奈川県・相模原市の
自然素材を使用した家づくりを見る

厚木市

交通利便性が良く、駅周辺だけでなく郊外も栄えている神奈川県・厚木市。子育て支援メニューも多く用意されており、ファミリー層が多く暮らしているイメージが強いです。そんな厚木市では、自然との調和を意識した住まいづくりが注目されています。事例をチェックして家づくりの参考にしてみてください。

神奈川県・厚木市の
自然素材を使用した家づくりを見る

藤沢市

神奈川県・藤沢市にて建築された自然素材の家の事例を紹介しています。オーナーの声やこのエリアの住みやすさ、活用できる補助金制度などもまとめているのでぜひ参考にしてみてください。また、家づくりにおいて重要となる土地相場の最新情報も掲載しています。

神奈川県・藤沢市の
自然素材を使用した家づくりを見る

埼玉で自然素材の家を建てる

飯能市

豊富な自然が自慢の埼玉県・飯能市は、駅周辺に商業施設が立ち並び、のどかでありながらも買い物に困らないエリアです。都心部へは1時間ほどかかりますが、日常生活に困ることはまずありません。また、家づくりにおいては、開放感にこだわった自然素材の家が多いです。

埼玉県・飯能市の
自然素材を使用した家づくりを見る

自然素材の家を見学できる住宅展示場

納得のいく家を建てるためにも、モデルハウス見学は大切です。ここでは自然素材を使った住宅が見学できる展示場を紹介。設備も特徴も異なるため、自然素材の家を検討している方は参考にしてみてください。

自然素材の家を見学できる住宅展示場

自然素材の家は塗装すべき?

どんな家でも時間が経てば、汚れがついて劣化してきます。塗装は本来家を保護するために行うため、劣化してしまっては本末転倒。ずっと住める家を建てたいなら、塗装は必須といえるでしょう。素材によってタイミングは異なりますが、塗り替えや貼り替えが必要です。また、適した塗装の種類を知っておくと、保護だけでなく見た目の維持にも役立ちます。

塗装のメリット

塗装のデメリット

塗装用の塗り材はどれを使うべき?

塗装に使う塗り材やクロスなどは化学製品から自然素材まで多彩です。しかし、自然素材の家を建てるなら、漆喰や珪藻土といった自然素材を原料とする素材を使うのがベスト。シックハウス症候群やアレルギーを防ぐ意味でも最適です。塗装ページでは塗装方法や塗り材の種類、自然塗料を使うメリット・デメリットなどを解説しているので、チェックしておくと長持ちする家を建てられるでしょう。

自然素材の家の
塗装について

自然素材の家の壁紙とは

自然素材の家を作る場合、壁紙にまでこだわるケースが多いです。自然素材の家で採用される壁紙の種類は、土佐和紙壁紙やすっぴんクロス、アイウォールなどが一般的でしょう。どれも自然素材を主原料としているため人体にも環境にも悪影響を及ぼさず、安心感と安全性を確保することが可能です。

自然素材の壁紙にするメリット

自然素材の壁紙にするデメリット

自然素材の壁紙はどれを使うべき?

自然素材の壁紙には、土佐和紙壁紙やオガファーザーなどさまざまな種類があります。どれも特徴や風合いが異なるため、一概にどれが良いとは言えません。そのため、部屋のコンセプトや用途によって、最適な壁紙を選択するのがベストです。

以下のページでは自然素材の壁紙の特徴やメリット・デメリット、種類などを紹介しているので、健康的で長持ちする住まいを建てるためにもチェックしておくと良いでしょう。

自然素材の家の
壁紙について

自然素材の家の外壁とは

自然素材の家の外壁では漆喰や木材、タイルや天然石などがあります。外壁は雨風にさらされることから、頑丈であることが重要。また、耐火性も優れていなければなりません。その点、自然素材は外壁にぴったりの素材だといえるでしょう。

自然素材の外壁にするメリット

漆喰や木材などの自然素材は化学物質を含まないため、外壁を清浄な環境にすることができます。また、自然素材は耐火性や耐久性にも優れているうえ、メンテナンスも比較的簡単に行えます。

自然素材の外壁にするデメリット

自然素材のデメリットは初期費用が高くなりがちだという点。外壁に自然素材を使うことで、住宅建設のコストが上がってしまいます。しかし自然素材はメンテナンス性に優れているため、生涯コストを考えると経済的といえるでしょう。
なお、自然素材は施工が簡単ではなく、熟練の技術を持った職人による施工が必要です。

自然素材の外壁にはどの素材が良い?

自然素材の外壁におすすめなのは、「漆喰」「木材」「タイル・天然石」など。とくに漆喰は結露の抑制や耐火性・耐久性に優れるほか、自然な色合いが魅力的。外壁材として優れた特性をもっているうえ見た目の美しさも備えています。

自然素材の家の
外壁について

正しく自然素材を活用するために

天然ならではの肌触りや風合い、時間の経過とともに深まっていく味わいを楽しむことができる自然素材。近年、特にその人気は高まっていますが、一方で、メンテナンスや補修方法、素材の選び方など正しい知識をもって行なわなければ、扱いに困ってしまうこともあります。ここでは、そうならないために自然素材を取り入れた家づくりのポイントを紹介していきます。

自然素材の家とは

気密性

珪藻土は他の素材よりも気密性が高いです。夏はサラッとした肌触り、冬は自然素材ならではのぬくもりを感じられます。また、自然素材には調湿効果があり、部屋中の湿度をコントロール可能。空気中の余分な水分を吸収するので、結露が発生しにくくなっています。

湿気が多くなり過ぎないので、アレルギーの原因となるカビの発生を予防でき、大切な家族の健康を守るために役立ちます。

気密性について詳しく見る

耐震性

無垢材は圧縮強度が高く、曲げや引っ張りに対する抵抗力はコンクリート以上。耐震性に優れ、災害に強いといわれています。住まいを支える基礎には、頑丈で粘り強い木材が最適。布基礎にもベタ基礎にも適しているので、どんな設計にも採用できます。

加えて、筋交いやたすき掛けといった木材を採用すれば、地震による建物の倒壊リスクが低減します。

耐震性について詳しく見る

自然素材の家の10年後

自然素材の家は、年月を経て風合いや触り心地が変化します。無垢材の床や壁に付いたキズなどは、家族の思い出になるかもしれません。また、スギやヒノキなどの無垢材は、時と共に頑丈さを増します。しなやかさの中に頑強さも感じられる住まいは、過ごしやすさや健康にも影響を与えるでしょう。

メンテナンスサイクルが長いので、ランニングコストがかかりにくいのもポイント。自身でも簡単にお手入れできるのも魅力です。

自然素材の家の10年後を詳しく見る

自然素材の家に関するQ&A

自然素材の家は、住む人にも環境にも優しいとして近年注目を集めています。自然素材ならではの風合いや優れた調湿効果などの魅力があるものの、「分からない…」と感じる部分も多いでしょう。ここでは、自然素材の家についての質問をまとめています。

子どもを家の中の危険から守るために気を付けるポイントと対策

小さな子どもの居る家庭では、家づくりの時に快適性とともに安全性を求める人が多いです。家の中にはキッチンや浴室など気を付けるポイントがいくつかあり、スペースごとに対策方法が異なります。また、子どもの年齢によって起こりうる事故が変わるため、内容を確認しておけば対策方法が見えてくるでしょう。

快適な家をつくるポイント

せっかく自然素材の家を建てるなら、できるだけ快適な空間に仕上げたいものです。しかし、家づくりではこだわりたいポイントが多く、何を優先したら良いか分からないこともあるでしょう。住まいの性能には快適と感じるポイントがあるため、これを意識して家づくりを行えば、自然素材のメリットを最大限引き出した暮らしやすい家を実現できます。

自然素材の家の工法を解説

無垢材をふんだんに使用する自然素材の家は、木造軸組工法を採用することがほとんどです。2×4工法や2×6工法でも建てられますが、素材やデザインの要望が叶わない可能性があるでしょう。また、床や断熱などに適した工法にもさまざまな種類があり、どれを選ぶかで性能が変わってきます。

自然素材の家づくりの
ポイントを見る

まとめ

以上、自然素材の家の特徴や素材の種類、素材ごとのメリット・デメリットなどを詳しくご紹介しました。

近年、シャープで幾何学的なモダンデザイン系の家も人気ですが、一方で、自然素材の温もりあふれる家も高い人気を集めています。「心からリラックスできる空間で過ごしたい」「癒される家に住み続けたい」と考える方は、ぜひ自然素材の家に注目しておきましょう。

築100年以上の古民家が全国各地にみられるように、自然素材の家は、その耐久性の高さも魅力の一つ。施主自身はもとより、お子様の代、お孫さんの代まで、長く使い続けられる家となることでしょう。

お近くのモデルハウスなどに足を運び、ぜひご自身の体で、自然素材の家の魅力を体感してみてください。