私たち石田工務店は、檜を中心とする国産無垢材を取り入れた家づくりを得意としています。ここ数年、自然素材の家の人気が高まっていることを受け、住宅を検討している方が正しい情報をもとに判断できるように、サイトを通して情報提供をしています。家づくりに関するご相談は、お気軽にお問合せください。
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家を建てるにあたって自然の力が感じられるような木を使った家を建てたい方は多いはず。木造住宅を建てたい方に特に人気があるのが「檜(ヒノキ)の家」です。
耐久性の高さや香り・風合いの良さから家づくりに好んで用いられる檜ですが、その実際のところについてしっかりと知識を持っている方は、意外と少ないはず。そこでこの記事では檜がいったんどんな素材なのか、メリット・デメリットなどの基本から住まいと檜の関係、檜を使って実際に家を建てた方の感想まで気になる点を一から十までまとめました。
檜は古くから建築材として使われてきた素材で、清水寺や歌舞伎舞台の素材として知られています。切られてからも曲げたり圧縮したりといった工程を経ることで、強度が高まるのが特徴。そのため、耐久度の高さや性能が評価されています。
千年前から住宅・寺社仏閣の素材として用いられたという記録もあり、築何百年を誇る建築物がいくつも残っている檜。数世紀も姿を保っていることから高い強度がうかがえます。現在でも伊勢神宮の建て替えには、高品質な木曽ひのきが使用されているそうです。
建築素材として人気の高い檜。その理由はもちろんたくさんのメリットがあるからです。また、その反対にどうしてもデメリットも存在するのが実際のところ。ここでは、メリット、デメリットを端的にまとめます。
檜の建築材としてのメリットは以下のようなものです。
檜には硬い性質があるため、まず劣化の問題が起こりにくいです。その点が家づくりに選ばれる一番の理由でしょう。さらに過ごしやすい住居環境を実現してくれるのも檜の重要なポイント。檜のような無垢材には家の中の湿気を吸収し、住居内外の熱を遮断してくれる調湿・断熱作用があるのです。さらに檜からふわっと漂うあの独特の香り。それは人にリラックスを与え、反対に蟻にはストレスを与えます。そのため、人間だけが快適に過ごせるマイホームづくりに寄与してくれるのです。
檜に含まれる香りの成分には、自律神経を安定させる効果や睡眠の質を上げる効果が期待できます。ほかにも「血圧を下げる」「脳の活動鎮静化」「脈拍を整える」など、さまざまなリラックス効果をもたらすとされています。昔から、檜はお風呂に使われていたり、檜の香りの入浴剤が販売されていたりもしますよね。
檜に含まれる精油成分も、リラックス効果をもたらすポイントの一つ。檜の精油は、抗菌・防虫効果だけでなく、森林浴効果もあるのが魅力です。血行を促進し、活性化する効果も期待されています。
檜は木の繊維が細かく詰まっています。油分を含んでいるため水をはじき、汚れにくいのが特徴です。高い抗菌作用が確認されているため、国内では発毛剤や消臭剤、キッチン用品などでも活用されています。これは「ヒノキチオール」という成分が作用しているためで、防カビ効果も期待できるのがメリットです。
檜はカビが発生しにくく、また無垢材の中では軽量な部類に入ります。そのため、古くから家具に使用され、嫁入り道具の一つとして重宝されてきました。抗菌・防カビ効果の高さから、お風呂にも多く使用されています。
参照元:マイナビニュース(https://news.mynavi.jp/article/20130311-a027/)
檜にはデメリットもあります。その内容は以下の通りです。
檜のデメリットの筆頭として挙げられるのが高価な無垢材であるということです。材料だけでなく檜を取り扱う職人の人件費もかかるため合成フローリングなどより予算はかなり高くなってしまいます。しかし、耐久性が高いため長い目で見れば大きな違いではない場合もあります。また、無垢材は湿気を吸収するため、反ったり膨張したりする可能性があるのです。とはいえほかの無垢材より檜は丈夫であるのは確かです。また、色を吸収しにくいため素材の色を生かすほかなく、その独特な香りは嫌われる場合もあります。
結局檜の家は他の素材の家と比べて何がいいのでしょうか。
その答えは、とどのつまり「長く快適に過ごしやすい」ということにつきます。前述の通り耐久性が高い檜の木は長い年月を経ても劣化することがありません。そのため、建築当時の状態をずっと保ったままで過ごし続けられるのです。さらに重要なのが過ごしやすさ。檜の香りは新築住宅の象徴といっても過言ではありませんよね。ふわっと香り良い香りに包まれて家族と過ごせるマイホームにあこがれる方は後を絶たないのです。
もちろん気分の問題だけでなく、家の劣化につながる蟻を寄せ付けない、温度・湿度が常に快適な状態で保たれるなどの点も重要だといえます。
檜の家のメンテナンスは基本的には無料です。日常的なメンテナンスは雑巾で床を拭く、床を掃き掃除するなどの基本的な対処で問題ありません。そのため、元から自宅にある掃除用具で事足りるのです。手垢の汚れは消しゴムを使えば落とせますし、油性ペンなどのややしつこい汚れもメラミンスポンジなどがあれば対処できるのです。たとえ傷やへこみであっても水を含ませることで檜の作用が働き元に戻ってくれます。
ただ、あまりに大きな傷やへこみ、頑固な油性ペンの汚れの場合は業者に頼む必要がある場合もあります。その場合の価格は業者にもよりますが数万円~が基本となっています。
また、檜の家であっても水道設備や壁紙の剥がれなどが生じればその修繕費用は必要になります。
ここではより具体的に檜の家の修繕を業者に依頼した場合の価格帯を見てみましょう。
無垢材のフローリングに汚れやへこみなどのが生じ、このままでは過ごしにくいため張り替える必要が生じる可能性があります。その場合の費用は、無垢材の場合1平米当たり7,000~1万5,000円程度が平均となっています。これは合成フローリングよりも数千円程度高い価格ですが、檜は耐久性が高いためトータルで見れば安く抑えられる見込みも高いです。
例えば家の壁紙全体に子供の落書きや事故により剥がれなどが生じ、張替えが必要になった場合は、その修繕に1平米当たり20~30万円の費用が掛かります。もちろん、無垢材のままの場合は壁紙の張替えの必要はないため、その修繕の必要はありません。
家づくり55年
石田工務店
私たち石田工務店は、檜を中心とする国産無垢材を取り入れた家づくりを得意としています。ここ数年、自然素材の家の人気が高まっていることを受け、住宅を検討している方が正しい情報をもとに判断できるように、サイトを通して情報提供をしています。家づくりに関するご相談は、お気軽にお問合せください。
檜は他の木材と同じように、伐採してからきちんと乾燥させて使うと徐々に強度が高くなります。年月を経るごとにどんどん頑丈になり、10年もたつと新築に比べて30%ほど強度が高まるそう。200年を超えると強度はピーク時より下がりますが、それでも1000年以上、新材と同様の耐久性を保てます。台風や地震など災害が比較的多い日本では、丈夫さという点において檜はうってつけの自然素材だといえるでしょう。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)に基づく制度のひとつが「住宅性能表示制度」です。この制度は建築住宅の性能を測るものさしで、「構造の安定」「劣化の軽減」など10分野の基準が設定されています。その評価を高めるうえで、大きく貢献できる素材が檜です。[注1]特に木造住宅の劣化対策において、檜の耐久性は重要な役割を果たしてくれます。[注2]
[注1]新築住宅の場合 | 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
檜は日本で古くから住宅や寺社仏閣などの建築に用いられてきた素材です。木材の中でも耐久性が高く、独特の光沢や香りを持つ檜。檜を用いた建築には築何百年を誇るものが多く残っています。720年に発表された『日本書紀』にも檜を建築材として使った話があることから、檜は8世紀の時点で使い勝手の良い建築材として認められていたようです。
特に7世紀後半に檜を主材として建てられた法隆寺は千年以上その姿を保っていることから、建築材としての強度の高さがうかがえます。また現在でも、伊勢神宮の社殿の立替えには、木曽で採れた檜が使用されています。
檜の歴史は前述の通り、日本書紀の時代から始まります。そのときの建築物として挙げられるのが世界最古の木造建築物「法隆寺」。聖徳太子が活躍する飛鳥時代から今まで法隆寺がずっと現存しているのは檜の耐久力のおかげだともいえるでしょう。
そこからも檜はずっと日本人に愛され研究され、例えば豊臣秀吉の時代には築城の素材として檜が用いられました。その有用性から需要が急速に高まり伐採され、檜不足に陥ることもあったそうです。江戸幕府は檜の保護を命じ自分たちの財産としてしっかり保護していました。明治から昭和にかけては国が檜の管理を行うことになり、稀少な木材として天然林を保ち続けています。今では誰もが家づくりに用いる檜ですが、古来より非常に大事にされてきた歴史があるのです。
ダニはアレルギーや病気を引き起こす原因になるため、ダニが嫌う成分を含有する檜は健康的に過ごしたい人にも最適。また、シロアリを寄せ付けにくいα-ピネン、ヒノキオールなどの精油成分を十数種類含んでいて、檜材でつくられた家はシロアリの被害を受けにくいのが特徴。そのため、構造体がむしばまれることなく、長く暮らせる家になるのです。
檜の香り成分であるテルペン類には、細菌の発生を阻止する働きがあります。医療研究では、院内感染が起こりやすいMRSA(食中毒を起こすブドウ球菌の仲間)の成長を抑える作用も報告されました。寿司屋で使われる寿司桶やまな板、ネタを入れる箱などはほとんどが檜製で、雑菌が増えにくいことがわかっています。
日本は四季があり、特に高温多湿な夏や乾燥した冬は健康に悪影響を与える可能性があります。そのため空気中の水分を吸収・放出する木材は、快適な環境を維持するために欠かせません。
ただし調湿機能を過信してはいけません。木材の骨組みは水分が多くなると菌が繁殖して腐りやすくなります。だからこそ、骨組みには木の中でも湿気に強い素材を使うことが大切。骨組みが腐ると湿度の調節がうまくいかなくなり、住んでいる方が体調を崩すケースも見られます。
檜は浴槽やまな板に使われる湿気に強い木材です。加えて檜に含まれる精油成分は木材を腐らせるオオウズラタケやカワラタケの繁殖を抑え、木材を腐朽から守る働きがあります。そのため、檜を使うことで家を快適な状態に保てるのです。
自然素材の家の中には、檜をふんだんに使った「総檜住宅」があります。木造住宅で木が多く使われるのは当たり前ですが、総檜住宅では土台や構造から内装まで檜を採用。そのため、檜を部分的にしか使っていない住宅と比べると、香りの強さや傷みにくさなどに差があります。木材の割合が多いことから、和風テイストの住宅になることがほとんどです。以下ではメリット・デメリットや費用についてまとめました。
檜材は他の木材に比べて価格が高いイメージがあり、総檜で家を建てる場合は費用もかなり高くなるのでは…と考える方が多いかもしれません。
しかし、総檜の家といっても乾燥材・未乾燥材で値段はまったく違います。未乾燥材を多く使えば安くなり、逆に乾燥材が多ければ高くなるのです。それは檜だけでなく、他の木材でも同じ。予算に合わせて使う建材を選べば、総檜の家だとしても予算オーバーになることはありません。
ただし、未乾燥だと反りや割れなど変形のリスクが上がることも覚えておきましょう。
檜は日本と台湾でしか育成していない貴重な資材です。
杉が約40年で収穫できるのに対して、檜は収穫まで5、60年ほどかかるといわれています。そのため、戦後の日本では収穫までの期間が短い杉が多く栽培されるようになりました。育成にかかる手間も、檜のほうが大きいといわれています。そもそもの資源量が少なく、収穫まで時間がかかることから、檜は高価格に設定されているのです。
ただし、檜は寿命が長く、栽培されて1000年後でも、伐採時と同等の強度を持つといわれています。日本で一番古い木造建築物は「法隆寺」。なんと1300年以上前に建てられ、木材には檜が使用されています。長い間強度を保ち使用できることを考えると、高価なのもうなずけますよね。
参照元:マルサンアークウッド株式会社(https://www.03-woodcenter.com/blog/cypress-cedar/)
参照元:ハウ・ツゥ・ライブ(https://www.how2live.net/blog/materials/20190212_14126.html)
檜をはじめとする木材は、体積の1.5倍ほどの水分を含んでいます。そのため、切り出してすぐの水分を含んだものを使用すると、乾燥したときに曲がったり縮んだりして家が傾く原因に。だからこそ、建築では乾燥させた木材を使う工務店・ハウスメーカーがほとんどです。中でも、KD材と呼ばれる乾燥材が多く使われています。
KD材(人工乾燥材)とは、木材を機械で乾燥させて水分を飛ばした木材のこと。内部の水分量が15%以下なので割れや反り、曲がりが起きにくく施工後の不具合を減らせるのが特徴です。乾燥期間も2週間~1ヵ月とAD材(天然乾燥材)に比べて短くなっています。
木材を乾かす機械も、最近のものは割れが起こりにくく、キレイな木材に仕上げることが可能。見栄えにこだわった檜の家を建てられるでしょう。
乾燥材にはKD材のほかにも、自然に乾燥させたAD材があります。木材は自然に乾燥するのを待つ場合、製材されてから半年~1年の期間が必要。ただし、含水率はKD材以上に下がることはありません。家が建ってからも呼吸を続け、徐々に乾燥していくからです。
AD材はKD材に比べて狂いが出やすいので、木の特徴や扱いをきちんと知っている工務店でないと、満足いく仕上がりにならないといわれています。
檜にはその育った土地によって様々な種類があります。いわゆるブランド檜とした挙げられるのは木曽檜、東濃檜など。いずれも世界でも数少ない天然林で、その木材は非常に稀少で高級なものとして取り扱われます。他の日本檜として挙げられるのが吉野、天竜、和歌山などの人工林の檜です。こちらも高齢種についてはブランド化しようという動きもあり、住宅に使われる素材として重要です。
檜は白っぽい色をしています。白い木材に含まれる成分が紫外線と反応することで、時間の経過とともに色が変化。徐々にあめ色へと変わっていきます。時間がたち使い込むごとに木材に光沢が増し、上品な色合いへと変化していくのです。経年とともに劣化するのではなく、風合いを増していきます。
伐採から約200年は強くなり続けるといわれている檜の強度。傷や汚れも、味わいの一つとして楽しめるでしょう。ピカピカの新しい檜も素敵ですが、月日を経て深みの出た檜も奥深い魅力を持っています。檜は年月とともに、劣化するのではなく「変化」する木材です。
檜、特に基礎檜などの天然林から取られた檜からはアルファ・ピネン、ボルネオール、ヒノキオールなどの成分に由来する芳醇な香りが漂います。そのような木から発散される匂いをフィトンチッドといい、リラックス効果が多くの人に認められています。またその匂いにはリラックス効果だけでなく、防虫・抗菌・脱臭などさまざまな家の環境整備の効果もあります。
檜の家の魅力として、温かみとやわらかさのある手触りが挙げられます。その手触りを再現してくれるのが檜の家のきめ細かい材質です。そのきめの細かさは優れた断熱性・耐久性の源にもなっており、弾力性や靭性にも寄与してくれているのです。それに加えて保湿性や耐水性が高いのも檜の家の重要なポイント。檜の家の手触りはただ気持ちいいだけでなく、意味も持っているということがよくわかりますね。
檜の家の耐久性についてより詳しく取り上げると、日本の気候・風土に適した性質を持っているということも背景にあるようです。檜・杉・ベイツガ・ホワイトウッドという家づくりに用いられることの多い木材を4年間野ざらしにして劣化の度合いを見るという実験があります。その中で最も劣化が小さかったのが檜でした。それより少しだけ劣化したのが杉で、ベイツガ・ホワイトウッドなど外国産の木材は大幅に形が失われてしまったのです。檜の耐久性は湿度が高く災害の多い日本に適したものなのです。
檜の中でも値が張る素材としてブランド化されているのが「木曽ひのき」です。木曽ひのきは長野県木曽郡の御嶽山に広がる檜の森林から採れる建築材で、厳しい環境で生育するため、育つまでに他地域の年数を必要とします。その分年輪が細かくなり、高い耐久性と狂いの少なさを生かした高級材に仕上がるのです。なめらかな肌触りや美しい木目、香り高い木曽ひのきは人気が高い建築材の1つ。伊勢神宮や姫路城などの歴史的建造物にも使われており、性能の良さがうかがえます。
平安時代から木曽ひのきは、建材として用いられていました。しかし、江戸時代に大火や築城があったことにより、大部分は伐採されました。残ったのはわずか数本の親木だけで、樹齢300年以上の木はほぼなくなっています。
現在流通している木曽ひのきは、江戸時代に尾張藩主の徳川義直が伐採を禁止してから育ったものが大半。この木々も明治から大正までは国有林として守られていましたが、昭和になると戦争からの復興や台風による被害で多くが倒れました。
しかし、厳しい環境でも森を守り、整備や植樹、間伐を欠かさず行ってきた現地の方の努力により、現在まで希少価値の高い木材として残っています。
木曽ひのきのほとんどは国有林で育つので、住宅や家具に使う量が1年間の生産量を超えないよう、木曽森林管理署が管理しています。100~200年のサイクルで採る・植えるを繰り返し、未来につなげられる循環型林業を実施。そのため、木曽ひのきを使った住まいは少なく、希少価値の高い物件となっているのです。
檜の家を実際に建築した方々には実際のところどのような良いことがあったのでしょうか。檜を建築材として使った住宅での効果や、過ごしやすさなど様々な観点からのWeb上の意見やヒアリングをもとに「よかったこと」「後悔していること」「最終的に決め手となった理由」などについて解説をいたします。その効果と実際の使い方のポイント、オーナーの声などについても口コミ形式でまとめているのでぜひチェックしてみてください。
檜の家に住むことにしてよかったこととの代表的な意見として見られるのが「過ごしやすい環境になった」というものです。アトピーやアレルギーといった悩みが軽減されたという本当に重要なものから単純に夏のじめじめ感や冬の寒さなどが抑えられ、気分良く過ごせるようになってというものまでその内容は様々ですが、みな一様に鉄筋造りや合成剤の家からの住環境の改善には驚いているようです。特にお子さんが生まれた方などは子供良い良い環境で育てられるようになって良かったと語っています。
住環境が良くなったこと以外の良いこととしてメンテナンスが楽になったという声もあります。耐久性が高く劣化が少ないため修繕の手間・費用が掛からないのです。その分の時間を仕事やプライベート、子育てなどに使えることは予想以上のお得感を与えてくれます。
逆に檜の家にした人が後悔していることを調べてみると、まずは値段の問題が挙げられます。業者の声に従ってフローリングの全面や家全体を檜の家にした結果予想以上にかかってしまったという後悔は多く聞かれます。ホームメーカーの担当者には事前にはっきりと屋さんを伝え、適正範囲内の家を建てることを狙いましょう。寝室のみ、リビングのみなどを檜にするなどの対処も可能です。ほかに公開の声としてあるのが無垢材にした結果、傷や汚れが気になるということです。また、檜に模様や色は付けられないため、デザイン面で不満が残ったという方も中には存在するそうです。
檜の家を建てて後悔しないためには予算や理想のデザインなど自分のイメージをしっかりと固めておくことが重要です。子どもがいる場合は傷への耐久性を重視するなど家族構成も気にしてみてください。
ここでは、檜の家を建てた方々が結局どうして檜を素材として選んだのか、最終的な決め手について調査した声を掲載します。
檜の家を建てることにした決め手としてよく見られるのが「実際にモデルハウスに訪れてよかったから」というものです。多くの方が家をどのようにするのか、一生に一度の買い物を決めるために多くのモデルハウスを訪れるでしょう。そのなかでも無垢材、檜で作られたモデルハウスで過ごすことでリラックスできた、アレルギーやアトピーの症状が軽くなった実感があるということが代表的な理由だそうです。
他に散見されるのが「予算の都合がついたから」というもの。檜の家を建てるにはそれなりの予算がかかります。そこで業者と相談する中で予算を抑えてもらえたり、一部合成材を組み合わせることで予算を調整したりと工夫を施し、予算を何とか収めて決断するという方が多くいます。
檜の家は丈夫で気候の変動にも対応できるほか、虫よけやリラクゼーション効果を得られるメリットがあります。抗菌作用も高く、病気の原因となる細菌を寄せ付けないのも嬉しいところ。長く住める家を建てるなら、檜はおすすめの木材といえます。ただし檜は建築材として使える木が限られる分、費用が高くなりがち。費用を抑えたいなら、他の素材との組み合わせを検討しましょう。
檜の家に引っ越したオーナーの声をまとめています。檜を建築材として使った住宅での効果や、過ごしやすさなどが知りたい人はチェックしてみてください。
引っ越す前まで賃貸の軽量鉄骨アパートに住んでいましたが、安眠できないこともありました。そのためか疲れもとれにくかったのですが、新しく檜で家を作ったところ、ぐっすり眠れるようになったんです。やっぱり鉄やコンクリートよりも木の家がリラックスしやすいのかもと思いましたね。
家を建てる際に檜の無垢材と柱をリビングと和室に設置しました。子どもがアトピーだったのですが、家を建ててから症状が軽くなり、アトピーがかなり改善されました。
新居に移る前はコンクリートの団地に住んでおり、いつも窓に結露が出てジメジメしていました。新居では壁に檜版を張り、心地よい空間に。引っ越してからは窓に結露が出ることもなく、快適に過ごせています。
檜の家が特におすすめな人についてここでは紹介していきます。もちろん、この条件に当てはまらない方でもさまざまな理由で檜の家を選ぶ方が存在します。
檜は法隆寺を筆頭に、数百年前の時代から現存している多くの家で使用されている素材です。そのため、檜の家はなにを押しても長く一個のマイホームで根を生やして過ごしていきたいという方にお勧めだといえるでしょう。
檜の家のポイントは家の暮らしやすさを高めてくれることにあります。快適な空気の中で檜の香りを感じながら過ごす生活を十分に楽しめるのは、専業主婦(主夫)、在宅ワークをされているフリーランスなど家で大半の時間を暮らす方でしょう。
檜の家は、無垢材にもかかわらず耐久性が高く、ほとんどメンテナンスがいらないというのも広く知られる利点です。そのため、家の掃除や修繕などに時間をかけられない忙しい方や面倒くさがりの方などにぜひおすすめしたいといえます。
檜の家を選ぶ決め手として子どもに良い環境で育ってほしいという願いを込めているという方や家族にアトピーやアレルギーの人がおり、改善を願っているという方がいます。その実際のところの影響はどうなのでしょうか。
ストレスのない環境で過ごせるというのは子供にとって非常に良い影響ですし、自然素材の家で過ごすということ自体が健康優良なお子さんの育成につながります。また、木の調湿効果や断熱効果で家の温度が一定に保たれることによってアトピーやぜんそくなどが軽減されたという声もネットなどでは見られます。
ちなみに、スギ花粉やヒノキ花粉などへのアレルギーがある、花粉症の方が檜の家に住んでも花粉症の症状が起きることはありません。花粉が飛んでいないので当然ですね。誤解してしまう方も中にはいるので気を付けてみてください。檜の家を建てる際にどうしても気を付けたいことや注意点をまとめました。とても耐久性が高く過ごしやすい檜の家ですが、中には注意すべきこともあります。
調湿作用がある檜は湿気を吸ったり長い年月で伸びたり縮んだりします。それは家の過ごしやすさを保証してくれる要因でもあるのですが、同時に家の安定性を損なう原因でもあるのです。
そのため、適切に家の換気を行い、空気を入れ替えることで木材の中に含まれる水の含有率を適切なものに保つことが重要です。寒い季節に足元をポカポカ温めてくれる床暖房。檜のような無垢材には床暖房に適しているものが少なく、搭載できる床暖房の場合でも高価なものが多いのです。そして、檜自体の値段も張るため、床暖房を利用したい場合は特に予算をしっかりと確認した方が良いでしょう。
檜には多量の油が含められているため、着色料がうまく定着してくれません。そのため、後々色を塗って自分好みにしたいと考えている方には向かないのです。
ここまで、檜の特徴や歴史、種類やおすすめの方、注意点などメリット・デメリットを含めて解説してきました。檜の家は「長く温かみのある家で家族と過ごしていきたい」という志向を持つ方に特におすすめしたい住宅です。一生に一度の買い物であるマイホームには、後悔を残したくないという方は檜の利用を検討してみてください。
檜の家について紹介をしている別ページでは、檜の家の過ごしやすさにほれ込んで建てることを決定したという方も多くいます。調湿性・耐久性・断熱効果防蟻効果・リラックス効果などの特性をよく理解して、家族に説明してみましょう。アレルギー・アトピーなどに悩む方の救いになる可能性もあります。そのために、檜の家のモデルハウスに足を運ぶのもおすすめの手段です。