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漆喰と珪藻土の違い

壁材として使われる自然素材には無垢材や漆喰、珪藻土などさまざまなものがあります。中でも調湿機能や消臭効果など、多機能な材料として用いられる漆喰と珪藻土。ここではその違いをまとめました。

漆喰と珪藻土の大きな違いとは

自力で固まるか

漆喰は水酸化カルシウムである消石灰を糊や接着剤と混ぜたもので、塗ってから時間が経つと徐々に固まっていきます。逆に珪藻土は熱を加える以外の方法で固まらないため、砂や固めるための特殊な固化材を配合しています。そのため、珪藻土壁材に含まれる珪藻土は50%以下のものが多いようです。

仕上がり

漆喰はつるつるした感触、珪藻土は少しざらっとした感触が特徴です。これは漆喰が貝殻やサンゴの化石を原料とし、珪藻土が珪藻の化石を原料としていることに由来します。

漆喰はサラッとした水酸化カルシウム、珪藻土は粒が大きく硬い二酸化ケイ素なので、塗ったときの質感にも差が出てくるのです。

壁材としての歴史

壁材としての歴史は、圧倒的に漆喰が長くなっています。漆喰は約5,000年前から壁材として利用されており、古くはピラミッドの内装として用いられたことがわかっています。

一方、珪藻土が壁材として利用され始めたのは30年ほど前からです。歴史は浅いものの、最近話題に上ることも増えてきており、今後が注目されています。

どちらがよりコストを抑えられるか

漆喰と珪藻土は、素材自体にそこまで価格差はありません。以前は珪藻土のほうが割安な時期もありましたが、現在は同じくらいとなっています。

素材以外にかかる費用は、下地や施工料金の差です。左官職人に塗り壁を依頼するとそれなりにかかりますが、自分でDIYとして塗る場合は費用が安くなります。ただしプロと素人では出来上がりが全く違うので、満足いく仕上がりを求めるならDIYは避けるのが賢明でしょう。

家のどの箇所に使うのが適している?

漆喰も珪藻土も部屋の内装に使われることが多い塗り材です。壁や天井、水回りなどさまざまな場所に使えます。 漆喰の長所である調湿性と消臭機能を活かすなら、寝室やリビングの壁、キッチン周りなどが最適。調湿機能は珪藻土のほうが高いため、珪藻土を使う場合は湿度が上がりやすい水回りがおすすめです。

使い分けで良さを最大に引き出せる

漆喰と珪藻土の違いについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。漆喰も珪藻土もそれぞれ長所があり、家の中でも塗る場所を変えることで最大限の効果が引きだせます。もし自然素材の家を建てようと考えているなら、場所によって塗り材を変えてみるのも良いかもしれません。

使い方によってはデザインやインテリアとしても活かせるため、違いを学んで気に入った素材を使ってみると良いでしょう。