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住宅を建てる際の打ち合わせ

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建てる前の打ち合わせは何回するべき?

多くは10~20回

住宅を建てる場合に必要な打ち合わせ回数は、住宅へのこだわりや施工期間によって異なりますが、一般的に10~20回程度です。タイミングとしては着工前の打ち合わせが最も多く、人によってはこの段階で10回以上の打ち合わせを行う場合もあります。

打ち合わせの回数は、住宅に対するこだわりが強ければ強いほど多くなる傾向にありますが、あまりこだわりがないという人でも、4~5回程度打ち合わせした後に工事に入るケースが多いようです。

打ち合わせ回数は変わる事がある?

施主のこだわりが強いほど打ち合わせ回数は多くなりますが、それ以外にも打ち合わせ回数が変わる場合があります。それは、施主の考えが変わったときです。

一度決めた内容を変更したい、設備を追加したいなどと願い出ると、軌道修正のために数度の打ち合わせが必要になります。施工会社は施主のイメージを一致させるために打ち合わせを行います。双方が納得いくまで話し合うことは重要で、打ち合わせ回数が変更になることも想定しています。

打ち合わせの流れ

打ち合わせは、家づくりのプロセスにおける着工前・着工後・引渡し前の3段階に分けて行う傾向にあります。

着工前

着工前には、まず住宅の間取りや仕様、設備、費用について話し合います。どんな家をつくりたいのか、希望通りのデザインや配置にできるのかといった擦り合わせを主に行う打ち合わせで、住宅づくりにおいて特に重視すべき段階です。

デザインや仕様、設備などに対するこだわりが強いほど着工前の打ち合わせは多くなりますが、一般的には7~15回の打ち合わせを行います。

着工前の打ち合わせでは、「絶対にこれだけは譲れない」という条件や「こんなデザインにしたい」という希望を明確に伝えることが大切です。気になることや質問があれば、聞き忘れないよう事前にメモやリストアップを用意しておきましょう。

着工後(建築中)

着工前に住宅の根本の部分は決まっているため、建築中から着工後の打ち合わせは着工前のフェーズよりも少なめですが、3~5回程度の打ち合わせを行います。

この段階の打ち合わせで確認する主なことは、設計通りに工事が進んでいるかや細かな内装の部分です。依頼している内容と実際に進められている工事が違っている、修正してほしい場合は、なるべく早いタイミングで施工会社に伝えましょう。

内装の打ち合わせでは、壁紙のデザインや色などを選びます。なるべく希望や予算、建物に見合う内装に仕上げられるように、施工会社からのアドバイスを聞きながら決めていきましょう。

引き渡し前

実際に建てられた住宅の最終確認を兼ねて行います。もし、依頼した内容と明らかに違う仕上がりになっている、工事に問題が見られるなど納得できない場合は、引渡し前の打ち合わせで修正依頼を行います。

1回目の打ち合わせで問題点を指摘して2回目の打ち合わせで解決策の提示を受ける場合が多いため、打ち合わせ回数は2~4回が一般的です。この段階で問題がなければ、そのまま引き渡しに進みます。

「疲れた」「進まない」をなくす!スムーズに進めるためのポイント

以下のようなポイントを押さえておくと、打ち合わせがスムーズに進みやすくなります。

予算の上限を決めておく

家づくりにおいて最も重要と言えるのが、施工会社とはじめて打ち合わせを行うよりも前に、予算の上限を決めておくことです。注文住宅では、設備の内容や材料の質によって予算が大きく異なります。予算を曖昧にしていると、想定外に高い見積もりが提示される可能性もゼロではありません。

しっかりと予算を決めて施工会社に伝えておけば、その予算内に収まる見積もりに調整してくれます。

事前準備をする

聞きたいことや確認しておきたいことがある場合には、打ち合わせの場で質問し忘れないようにメモなどにまとめておきましょう。施工会社から聞いた意見やアドバイスも覚えられるように、打ち合わせ当日にメモを準備しておくことも大切です。

また、外観や内装などのイメージを、言葉だけで伝えるのは容易ではありません。写真や画像、雑誌の切り抜きやWebページなど印刷して持参すると伝わりやすくなります。

完成希望の時期を決める

一般的な新築工事では、着工から完成までに3ヶ月~半年かかります。打ち合わせが長引いてしまうほど家の完成が遅れてしまうことは明白で、場合によっては1年かかることもあります。できるだけ計画をずらしたくないのであれば、あらかじめ完成希望や入居希望日を施工会社に伝えておきましょう。

こだわり・妥協できるポイントを整理

理想通りの家になるよう、細部にまでこだわりたい気持ちは分かりますが、自由度の高い注文住宅では、こだわりすぎるとすぐに予算オーバーになってしまいます。

こだわりたい条件に優先順位を付け、反対に妥協できるポイントを整理してから施工会社に伝えましょう。すると、施工会社の担当者はこだわりにも予算にも沿った提案がしやすくなります。家を建ててしまってから「イメージと大きく違う…」といったミスを防ぐためにも、こだわりと妥協ポイントを分けておくことは大切です。

毎回の打ち合わせのゴールを明確にする

施主と施工業者がせっかく時間をすり合わせて打ち合わせを行っても、何も決まらないままでは時間のムダですし、双方にとってストレスがたまる結果になってしまいます。

打ち合わせをムダにすることなく、スムーズに進めるためにも、毎回の打ち合わせのゴールをあらかじめ明確にしておくことが大切です。今日は部屋数を決める、予算を明確にするなど、打ち合わせのたびにゴールを設定して、限られた時間を有効に使いましょう。

打ち合わせで聞くべき条件

以下は、多くの方が打ち合わせで聞いておきたいと考えるポイントです。打合せ時の参考にしてみてください。

アフターケアはあるか

引き渡し後、実際に住んでみてから気になる点が出た場合にどう対処してくれるのか、アフターケアについて気になる方が多くいます。

暮らしてみてしばらく経ってから、例えば季節の変化によって住宅に問題が発生した場合に対処してもらえるのか、定期的なメンテナンスがあるかなど、施工会社がどこまで対応してくれるかは聞いておくと良いでしょう。

コストダウンできる方法はあるか

なるべく理想に近い家を建てたいけれど、できるだけ費用は安く抑えたいと考えている方にとって外せない質問です。設備や材料などを変更すればコストを抑えられるのか、自分の予算を伝えた上で聞いてみると良いでしょう。

施工会社に予算の上限を伝えておけば、予算と希望を兼ね備えた提案をしてくれる可能性があります。

仕様ごとの単価

新しい家ができるまでに、仮の住まいの費用も必要なケースは少なくありません。そのため、住宅建築においては初期費用を重視している方も多いでしょう。内装や設備などの仕様ごとの単価が分かれば、最終見積りが出た後も予算を削れるところがあるかもしれません。

仕様ごとの単価は、打ち合わせの早い段階で聞いておきたい質問です。

完成までの期間

住宅が完成するまでにどのくらいかかるかは、仮の住まいにかかる費用や引っ越し費用など、時期によって異なる予算を出すために大切です。

仮に3ヶ月で完成するのであれば引き払いや引っ越し準備も必要ですし、1年を要するのであれば、それまで家族が住む場所や費用を考えておく必要があります。完成までのスケジュールは、家の根本を決める着工前の打ち合わせを終えた後に出してもらうようにしましょう。

打ち合わせ時の注意点

ここからは、家を建築する際の打ち合わせで注意しておきたいポイントをまとめています。「思っていたのと違った…」と、引き渡し後に後悔しないためにも、また、施工会社とのトラブルを防ぐためにも留意しておきましょう。

打ち合わせ記録を取っておく

「言った」「言わない」などの議論など、打ち合わせ時の不備によって施主と施工会社との間にトラブルが起こることは珍しくありません。このようなことを防ぐためにも、打ち合わせの段階で自分がどのような希望を出したか、設計者や施工会社からはどのような提案があったか、メモや音声で記録に残しておくようにしましょう。

家族みんなで打ち合わせをする

人によって好みのデザインや間取りは異なります。施工会社と打ち合わせをする際には、できるかぎり家族そろって打ち合わせするようにしましょう。せっかく打ち合わせで決まった点も、あとから家族の意見がくい違ってまた同じ話をする、というのはよくあることです。

せっかくの時間をムダにしないためにも、家族みんなで打ち合わせに参加できるように調整するのがベストです。

余裕を持ったスケジュールで行う

打ち合わせの回数や期間の目安は、家を建てる時期によって異なります。住宅を建てる期間だけでスケジュールを計算していると、引っ越し時期が遅れてしまうトラブルにもなりかねません。スケジュールに余裕がないために、こだわりたい部分を妥協しなくてはならない…などの後悔を生んでしまう可能性もあるでしょう。

打ち合わせの回数や期間も考慮し、スケジュールに余裕を持って家づくりをはじめるようにしてください。

不明点、疑問点の解決を後回しにしない

打ち合わせ時の不明点や疑問点をその場で解決せずに後回しにしてしまうと、トラブルを作る原因になってしまいます。

例えば、壁紙の実物を見ずに画像だけで決めてしまうと質感や色がイメージと異なり、クロスを貼った後に変更しようとしたところで追加費用が発生してしまうケースもあります。

打ち合わせの際には細かな疑問も後回しにせず、その都度解決することが大切です。

納得できるまで打ち合わせする

何度も打ち合わせを繰り返していると、疲れることもあるでしょう。回数を重ねるうちに施工会社に悪いと思ってしまい、妥協したくなることもあるかもしれません。しかし、これから長く暮らす家ですから、自分が納得できるまで打ち合わせするのが正解です。

施工会社側は長期間の打ち合わせに慣れているため、遠慮する必要はありません。譲れないポイントを明確にした上で、納得できるまで打ち合わせを行いましょう。

ショールームの訪問や素材の確認を並行して行う

キッチンやバスルーム、トイレなどの設備は、実物を見ることでサイズや使い勝手を確認できます。クロスなどの素材も画像と実物とでは色味が異なる場合もあるため、実物を目で見て判断することが大切です。

内装や設備を決める際には、打ち合わせに並行してショールームを訪問し、設備の仕様や素材をチェックしながら進めましょう。