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無垢材は、汚れやすいという特性があるので塗装することが多くなります。塗装すると、見た目はナチュラルのまま保て、無垢材を守ることもできます。塗料によって、性質が異なりますのでしっかり把握して選ぶ必要があります。浸透性塗料であれば、呼吸も妨げず、無垢材本来の良さが活かされるのでおすすめです。
無垢材のお手入れの基本は「乾拭き」となります。もちろん、掃除機やほうきなどでほこりを取り除いてあげるのもOK!
固く絞った雑巾で水拭きするのは1~3ヶ月に1度ほど。仕上げに乾拭きしてあげましょう。また、半年~1年に1度は汚れ落としを使って大掃除してあげましょう。汚れ落としには、強酸性や強アルカリ性の洗剤は絶対に使ってはいけません。撥水性が悪くなってきたと感じたら、再塗装を行います。
水分や油分(マヨネーズやソースなど)の汚れも、放っておかずにすぐに乾いた雑巾や固く絞った雑巾で拭いてあげれば落とせます。
気付いたら黒いシミが…ということもあるかもしれません。原因はわからないけれどカビの可能性も。対処法としては、水拭きを行い、それでも落とせなければ汚れ落としを使ってみましょう。それでもダメなときは、サンドペーパーで削ります。削ったあとは、必ず塗装しましょう。
天然の木だからこそ、ささくれが起こることがあります。ついつい剥きたくなってしまうでしょうが、根本の近くでカット(はさみやカッターで)し、気になる場合はサンドペーパーで削ります。その際は、必ず再塗装を行います。
浸透性塗料とは、オイルやワックスなど木材に浸みこませるタイプの塗料を使う方法です。無垢材の質感や調湿性能を残したまま、表面を保護できます。
浸透性塗料を使う場合、日常的なメンテナンスは掃除機や雑巾での乾拭きでOK。無垢材が水を吸って毛羽立ったり白く濁ったりするケースもあるため、水拭きはなるべく避けましょう。同様に、ウェットタイプのフローリングワイパーやモップもNGです。
オイル系、ワックス系の塗料は時間が経つにつれて薄くなるので、年に1~2回を目安にお手入れするのが一般的。塗り直すことで色味やツヤが良くなり、汚れが付きにくい状態になります。 再塗装の際は、以下の3ステップを順番に行いましょう。
※使った布きれは発火するおそれがあるので、濡らしてから処分してください。
ウレタン塗装をはじめとする、表面に膜を貼ってコーティングする方法。どの素材でも汚れや傷をある程度ガードしてくれますが、質感や調湿性が損なわれるというデメリットもあります。
コーティング系は汚れが落としやすくメンテナンスが楽な塗装ですが、掃除を怠ると美しさは半減。そのため、ホコリやゴミは定期的に掃除機や化学雑巾で掃除する習慣を付けましょう。固く絞った雑巾での水拭きや水性クリーナーワックスもおすすめです。濡れたモップや絞り切れていない雑巾は、反りや割れの原因となるのでNGです。
1年に1度全体的にワックスがけをすると、ツヤや光沢を保ち美しい仕上がりに。ワックスは汚れや小さな傷から塗装を守る役目も果たしています。ワックスがけの手順は以下の通りです。
塗装の種類によっては、間違ったお手入れをするとすぐダメになってしまうものもあります。そのため、メンテナンスの際は準備や手順の確認、後片付けまできちんと行いましょう。
浸透性塗料とコーティング系塗料はどちらもメリット・デメリットがあり、どちらが良いとは一概に言えません。それぞれの特徴や無垢材を使う目的を踏まえ、適した塗装をすることが大切です。
無垢材は比較的セルフメンテナンスができますが、自然素材の中では汚れやすい素材です。忙しくてメンテナンスの時間が取れなかったり頻繁に汚したりするのであれば、思い切って業者に頼むのも良いでしょう。業者によっては施工後のアフターサポートとして、汚れやキズの修復を対応してくれます。塗料の塗り直しが発生することもあるので、無理に自分でやるよりも、熟練のプロに任せるのがおすすめ。ただしキズの修理は無料・有料があるので、先に確認しておいてください。