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柿渋塗料

柿渋塗料の特徴

柿渋塗料は平安時代から伝わる、天然成分でできた塗料です。渋柿を青いうちに収穫し、搾汁したものを発酵・熟成させたものをいいます。

古くは万能薬として、高血圧・やけど・しもやけの薬として広く使われてきました。塗料のほかにも、布の染色や和紙への着色などにも使用されています。柿渋が持つ抗菌・消臭作用を活かし、石鹸やシャンプー、デオドラント製品などにも取り入れられているのが特徴です。

天然由来の成分なので健康被害を受けにくく、口に入れても問題ありません。小さなお子様のいる家庭やアレルギー対策など化学物質を避けたい方におすすめの塗料です。

何度も重ね塗りすることで深い味わいが出て、独特の風合いを演出できます。経年による色合いの変化を楽しむことができるのも、柿渋塗料の魅力です。

柿渋の色は基本的に茶色

無色やその他の色はないので、茶色以外の塗料が良いという方には合わないかもしれません。それでも自然素材の家を建てるうえで、柿渋の茶色はおすすめできます。

酸化すると茶褐色に変わるのも特徴の1つで、年月による色の変化を楽しみたいという人にも向いているでしょう。

柿渋塗料の機能

柿渋塗料の機能を4つ見てみましょう。

空気清浄機能がある

柿渋塗料の特徴の1つが「空気清浄」機能です。柿渋塗料には化学物質が含まれていないだけでなく、空気中にあるホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドを吸着・中和する効果があります。アンモニアの吸収も期待できるので、嫌な臭いも抑えられるでしょう。

また、近年では化学塗料によるアレルギー反応などの健康被害が増加しており、安全性の高い自然塗料が注目を浴びています。柿渋塗料は、シックハウス対策に合う塗料の1つです。

参照元:三精塗料工業株式会社
(https://sansei-paint.co.jp/pdfm/無臭 柿渋.pdf)

耐久性が高い

柿渋塗料は、全国の国宝・重文にも使われており、耐久性の高さが特徴です。「京都迎賓館」や「東大寺」などの重要文化財にも使用されています。

化学物質を含まない塗料は気の呼吸を妨げることがなく、建物の耐久性を高めるのがポイントです。

雨が直接当たるような場所への使用には向きませんが、防虫・防腐効果が高いので屋外でも頻繁に使用されます。高い耐久性で、水や汚れから木材を保護する塗料です。

抗菌作用にも優れているので、小さなお子様のいるご家庭での使用におすすめできます。

古来より日本人の生活に欠かせない塗料として使用されてきた柿渋ですが、近年は化学塗料の出現によって忘れ去られた存在になっていました。しかし、その効能の高さから、年々使用する人が増加しています。

無垢材の質を活かし調湿機能を保つ

柿渋は水性塗料なので、木の呼吸や調湿作用を妨げることがありません。そのため、木材の劣化を抑制し、木を長持ちさせる効果が期待できます。

無垢材に柿渋塗料を塗装すると、独特な風合いが生まれるのもメリットの1つです。一度塗りの場合色づきは薄めですが、塗料を塗り重ねることで好みの色合いを作り出せます。また、時間の経過とともに色味に変化が生まれ、素材の良さを引き出せるのが魅力です。

木の質感を残せるので、肌触りのよさも楽しめます。傷やへこみの補修も自分ででき、メンテナンスも簡単です。

防水効果がある

昔は番傘づくりにも使用されていた柿渋ですが、何度も塗り重ねることで防水効果が期待できます。柿渋には建物の耐久性・防水性を高める効果があるため、松江城や東大寺など、日本各地の重要文化財にも使用されているほどです。

経年により防水効果が衰退しても、簡単に塗り替えることができます。

柿渋塗料の健康・建物・環境への影響

柿渋塗料の健康への影響、建物への影響、環境への影響について確認してみましょう。

健康への影響

化学物質が含まれている塗料の場合、塗装中に気分が悪くなってしまったり、生活する中で体に不調が出てしまうこともあります。アトピー性皮膚炎やアレルギー症状など、ホルムアルデヒドなどによる健康被害も起こりえるのがデメリットです。その点、柿渋塗料は植物由来の天然成分でできているので、シックハウス症候群の心配なく使用できます。

ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着、中和・分解する作用があり、家族の健康を守ってくれるのが最大の魅力です。

柿渋塗料の唯一の欠点は「臭い」です。天然の成分がゆえに放たれる、独特な強い臭いが苦手という声も聞かれます。ただ、臭いについては無臭タイプのものを選べば問題ありません。臭いに敏感で化学物質の影響を受けやすいペットを飼っている方でも使用できます。

気密性が高い現代の家にこそ、人体への影響が少ない柿渋塗料が見直されているのです。

建物への影響

柿渋塗料は文化財にも使用されるほど、木材に優しい塗料です。木の呼吸を妨げることなく、建物の美しさを保ちます。耐久性や防水性も高いので、建物の劣化を抑制することが可能です。下記に含まれるタンニンの作用により、木材の防腐効果も期待できます。

タンニンには消臭効果もあり、生ごみやたばこ、ペットのにおいの成分を分解するといわれているのも注目ポイントです。その消臭効果を活かし、多くのデオドラント製品にも消臭成分として採用されています。

柿渋塗料には「防水」「防虫」「防腐」「消臭」など、建物に優しい効果がたくさんあるのがメリットです。

アフターメンテナンスも上から重ね塗りするだけで、簡単に維持できます。

環境への影響

天然由来の成分で作られた柿渋塗料には、有害な化学物質が含まれていません。

化学物質が含まれた塗料は「製造時」「塗装時」「室内での揮発」「劣化」の4段階で、環境に影響を及ぼすといわれています。柿渋塗料はどの段階でも有害な物質を放つことなく、環境を守ってくれるのが魅力です。

近年、注目されている地球環境問題の一つが「VOC(揮発性有機化合物)」で、主にシンナーを利用した溶剤系塗料に含まれており、塗料が揮発することで拡散されます。それが大気汚染へとつながっていくという仕組みです。

VOC排出量の40%が溶剤系塗料であるといわれており、VOCを含まない塗料を使用することで、VOCの削減効果が期待できるとされています。

VOCを含まないだけでなく、空気中にあるVOCを低減させ、地球環境を守る塗料として柿渋はおすすめです。