自然素材の家について、すべての情報を紹介sponsored by 石田工務店

自然素材の家を建てる!TOP » 自然素材の家の塗装とは » ワトコオイル
 

ワトコオイル

このサイトは 「石田工務店」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

ワトコオイルの特徴

ワトコオイルはイギリスやデンマークなどヨーロッパで長年にわたって使われているオイルフィニッシュであり、植物油をベースとした浸透性の塗料として無垢材などに幅広く利用されています。

ワトコオイルの特徴として、植物油と溶剤をメーカー独自の配合によってミックスされており、木材にオイルを塗ると植物油が浸透していき、溶剤は時間経過と共に大気中へ蒸発していくという仕組みが挙げられます。これにより、木材には植物油をベースとした成分だけが残り、木が持っている自然の風合いを活かしながらつや消し仕上げを再現できることが魅力です。

ワトコオイルの機能

浸透性塗料で木材の調湿作用を活かす

ワトコオイルは塗布直後から24時間程度をかけて溶剤が蒸発していき、植物油成分が木材の内部へ浸透していきます。表面をカバーするのでなく、浸透性の塗料だからこそ木材の呼吸を阻害することがなく、調湿効果を活かして室内の湿度維持をサポートできることが重要です。また木材の割れや歪みについても悪影響を与えません。

塗布作業も塗りやすいように配慮されており、家具や工芸品、建物の内装まで様々なものへ濡れることはメリットです。

年1~2回の塗り直しで見た目を維持

ワトコオイルを塗布した木材は定期的なメンテナンスが推奨されており、日常的なメンテナンスでは乾いた布を使ってから拭きを行います。

また、美しい外観を維持できるように、初めてワトコオイルを塗布・施工してから3年目までは少なくとも年に1回、できれば年2回の補習・再塗布作業を行うことが理想的として推奨されています。なお、作業環境や木材の種類によって塗りすぎるとカビの発生リスクを高める恐れもあり、条件に合わせて塗布量や塗布周期を調整することが大切です。

ワトコオイルの健康・建物・環境への影響

健康への影響

ワトコオイルは塗装後に完全乾燥した時点で、植物油を主成分とした天然由来の素材のみが残ることになるため、人体に対して無害になります。

ただし、オイルフィニッシュ塗料としての機能を獲得するために溶剤が使用されており、塗装中や完全乾燥が済むまではマスクをするなど健康を守る取り組みを心がけることも必要です。

建物への影響

ワトコオイルは「ナチュラル(クリア)」や「ホワイト」、「マホガニー」など複数のカラーバリエーションが展開されており、さらにワトコオイル同士であれば混合して好みに調色することもできます。

環境への影響

ワトコオイルを含めたワトコ製品はヨーロッパEEC規定にもとづいて英国CHIP規定を遵守しており、品質マネジメントに関する国際認証としてISO9001を取得している点も見逃せません。

溶剤として使われている材料にもホルムアルデヒドやトルエン、キシレンといった物質は使われて折らず、英国健康安全委員会が定める「健康に及ぼす環境規定」における有害物質を含有していないことがポイントです。