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漆喰の家

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漆喰っていったいどんな素材?

漆喰といえば、白くてどんな部屋にもマッチする、素敵な壁!というイメージに加え、調湿性能が優れている!と思っている人が多いようです。しかし、実は漆喰の調湿作用は決して高くありません。昔は調湿性能が良いと言われていましたが、それはあくまで下地が土壁であった時代です。

現代は下地に石膏ボードを使用していますから、そうなると漆喰の調湿作用は優れているとは言えません。調湿作用だけに視点を当てれば、珪藻土のほうがはるかに優秀です。

とはいえ、漆喰は世界遺産や国宝にも使用されているくらい耐久性の高い素材で、自然素材の中でもおすすめの素材です。このように、さまざまな特徴をもつ漆喰に興味はあるものの、いろいろと疑問や不安がある…という方に向け、知っておくべき漆喰の知識をまとめています。

メリット・デメリット

調湿作用については前にも記述しましたが、高い作用は期待できませんが、全く調湿作用がないわけではありません。JIS規格には満たないのですが、多少は調湿作用をもちます。過度な期待は禁物だということです。

ゆっくり石灰石に戻っていく漆喰は、その過程でホルムアルデヒドを吸着・分解してくれるので、シックハウス症候群の心配をせずに暮らせます。どんなスタイルの家にも合うシンプルさも人気の理由です。

しかし、施工が難しいために、高い技術力をもつ職人の腕が必要であったり、施工に時間がかかるなどのデメリットがあります。ほかにもさまざまなメリット・デメリットがありますので、詳しく紹介していきます。

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メンテナンス

漆喰は静電気を溜め込まない性質をもつため、ホコリなどもつきづらく、汚れづらいので、基本的にはメンテナンスフリーとなっています。しかし、真っ白な漆喰は汚れが目立つのでは?と気になる人も多いはず。軽い汚れであれば、消しゴムや紙ヤスリで対処可能です。ただし、傷は残ってしまいます。もし傷が気になったとしても、DIYはおすすめできない素材ですので、自分で対処するのはやめましょう。他にも、詳しいメンテナンス法や業者に頼んだ場合のメンテナンス費用なども紹介しています。

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価格帯

漆喰を使用すると家を建てるのにどのくらいの予算が必要なのか、気になるところですよね。そこで、実際に漆喰を使用して家を建てた例を取り上げ、こだわりの場所や広さとともに価格を紹介しています。

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オーナーの声

漆喰を取り入れた家を建てご家族のお話し。家の素材に漆喰を使用した経緯と、ご家族の家に対する思いを紹介します。

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石田工務店キャプチャ

私たち石田工務店は、檜を中心とする国産無垢材を取り入れた家づくりを得意としています。ここ数年、自然素材の家の人気が高まっていることを受け、住宅を検討している方が正しい情報をもとに判断できるように、サイトを通して情報提供をしています。家づくりに関するご相談は、お気軽にお問合せください。

そもそも漆喰とは?どんな効果があるの?

漆喰

漆喰(しっくい)とは消石灰(石灰石)に水やノリを加えた建材です。塗ったあと、消石灰が空気中の二酸化炭素と反応して石灰石に戻るため、時間の経過によって固まっていくのが特徴。固まりきるまでに100年ほどかかるとも言われていて、その間に配合されたノリが徐々に減っていくことで多孔質に変化します。

似た建材に珪藻土がありますが、珪藻土は植物性プランクトンが原料です。そのためもともと多孔質で、調湿性能も高いという違いがあります。

F☆☆☆☆(エフフォースター)ってなに?

F☆☆☆☆(エフフォースター)とは、化学物質のホルムアルデヒドを空気中に排出する告示対象建築材料のこと。星の数が多いほどホルムアルデヒドを排出する量が少ないとされています。

塗り材としての漆喰は接着剤が含まれているため、F☆☆☆☆を満たすことは難しいでしょう。しかし天然漆喰を使った壁にはホルムアルデヒドを吸着する効果が高いものもあるため、一概にF☆☆☆☆ではないからと敬遠する必要はありません。

漆喰にはどんな効果がある?

ホルムアルデヒドの分解

漆喰は固まっていく過程で空気を取り込みます。その際にシックハウス症候群の原因である化学物質のホルムアルデヒドを一緒に吸着し、分解する働きがあります。

防汚効果

漆喰は静電気を帯びないため、乾燥しても細かなホコリがくっつきにくくなっています。掃除が楽になるのはもちろん、ハウスダストアレルギーの人にも嬉しい効果です。

耐火・耐久性

無機質の消石灰による耐火性を期待して開発された建材で、火に強い特徴があります。また、漆喰壁の土蔵や長屋などの古い建物が現在も残っていることからわかるように、高い耐久性も持っています。

殺菌効果

アルカリ性である漆喰は、ウイルスやカビ、ダニなどを寄せ付けない効果があります。見た目は固まっていても、原料の消石灰が空気と反応し続けているため効果も持続します。

調湿効果

下地によっては、漆喰と組み合わせると調湿効果を発揮するものがあります。また、塗ったあとに調湿作用のある孔(あな)が生まれるため、住めば住むほど快適になっていくでしょう。

漆喰の種類について

漆喰はつなぎや使われる土地によって違いが出る素材です。多くは日本で古くから使われてきた「和漆喰」、西洋で建築に用いられる「西洋漆喰」の2種類に分けられます。

和漆喰

日本で建築に使用されている和漆喰は、主に消石灰、貝灰、すさ、海藻などを原料にしています。寺社仏閣やお城、蔵などの建材として長く使われてきました。

5種類の和漆喰

西洋漆喰

和漆喰とは別に、西洋で広く用いられている漆喰が西洋漆喰です。仕上げ方が日本の漆喰とは異なり、建築家の繊細な仕上げからハンドメイドの粗いものまで多彩です。ヨーロッパ周辺では多くの国に特徴的な漆喰が存在します。

代表的なものはスペイン漆喰とフランス漆喰

イタリア、スイス、フランスなど各国にある漆喰ですが、代表的な西洋漆喰としては、スペイン漆喰とフランス漆喰が挙げられます。

スペイン漆喰はその名の通り、スペイン産の消石灰に大理石や無機物の色粉、セルロースファイバーなどを混ぜ合わせたもの。基本的にホワイト系やイエローの色合いで、100%天然素材が使われているケースがほとんどです。

スペイン産とは違い、石灰に砂、石、無機質の色粉を混ぜるのがフランス漆喰の特徴。プロヴァンス地方で外壁に多く使われています。

和漆喰と西洋漆喰はどう違う?

和漆喰と西洋漆喰の違いは、仕上げにあります。日本は木造建築ですが、ヨーロッパは石やレンガで建てられた家がほとんど。家の構造自体が全く違うため、仕上げ方も異なるのです。

和漆喰は柱や梁が壁を保つため、混ぜ物を多く必要としません。逆に西洋漆喰は壁が崩れないように補強として砂や石を混ぜ、厚塗りすることで強度を保ちます。そのため、ボロボロと崩れたり汚れやすかったりといったデメリットも。

漆喰はその土地の住宅事情に合わせて作られているため、日本で建てるならなるべく和漆喰を選ぶと良いでしょう。

塗り方によって仕上がりは千差万別

漆喰の壁というと、真っ白で均一な厚みがあるイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。塗り方によって漆喰壁の質感や見た目は全く違います。いろいろな仕上げパターンを紹介しているので、参考にしてみてください。

コテ波仕上げ

コテで塗った跡を残す仕上げ方法。残った跡が波のように見えるのが特徴です。跡の残し方によって漆喰が違った表情になります。

扇仕上げ

コテを使い、跡が扇模様になるように塗っていく方法です。コテ波仕上げよりも均一の模様を描くようにするとキレイに仕上がるでしょう。

ハケ引き仕上げ

ブラシやハケを使って、表面に模様をつけるやり方です。使う道具により異なるパターンになります。

コテバケ仕上げ

ハンコのようにコテを押し当ててパターンを描いていく方法です。使う道具や押し当てる場所・角度などにより多彩な表現ができます。

ローラー仕上げ

ペンキを塗るようなスポンジローラーやゴムローラーを使う方法です。模様の付け方はカンタンな部類なのですが、下地がきちんとしていないと不格好になるので注意しましょう。

スパニッシュ仕上げ

海外の城壁を思わせる不規則なエッジを利かせたパターン。なかなかの技術が必要なので、DIYでは難しいかもしれません。

スタッコ調仕上げ

西洋のお城の壁のような岩感のある模様をつける方法。熟練の技術が必要ですが、手作り感も出しやすいパターンです。

マーブル仕上げ

2色の漆喰を混ぜながら塗っていく方法。高級感のある雰囲気に仕上げられます。しかし、難易度が高いので職人さんにお願いしましょう。

DIYでも対応できる?漆喰の塗り方

自宅の壁を漆喰にと考えている人の中には、自分の手でやってみたい!という人もいるはず。熟練の技術を必要とする塗り方以外は、DIYでも可能です。自分でやるDIYなら、素手や食器用のスポンジを使ってパターンをつけてみても楽しめます。特別な道具が必要ないので、初めて壁塗りする人でもチャレンジしやすいでしょう。

壁を塗りかえるのに必要な工程は以下のようになっています。

  1. スケジュールを立てる
  2. 道具や漆喰を揃える
  3. 養生する
  4. 下地づくり
  5. 下塗り
  6. 仕上げ塗り
  7. 片付け

1:スケジュールを立てる

塗り替えは作業する時間と乾燥させる時間の両方が必要。乾かないうちに触ってしまい、仕上がりが台無しにならないよう、初めにスケジュールを立てておくべきです。特に初めて壁を塗りかえる人は、仕上げるまでに3日ほどかかると見ておいた方がいいでしょう。

2:道具や漆喰を揃える

塗るための道具だけでなく、塗る箇所以外を汚さないようにする準備も欠かせません。

養生シートや掃除用具、使用する漆喰を近場で購入するかネット通販にするかで、作業を始めるまでの時間が変わってきます。スケジュールがズレないように注意しましょう。

3:養生する

いよいよ塗り始めます。まずは下準備として、漆喰を塗らない場所や汚れたら困る場所を保護しましょう。マスキングテープやビニールなどを使い、塗る場所以外を覆います。

4:下地づくり

塗り替えたい壁の汚れを落としたり、貼られているクロスを取り除いたりします。クロスの上から塗る場合は、作業中に剥がれないよう道具を使って留めましょう。

5:下塗り

コテを使って下地剤を塗ります。下塗りをきちんと行うことで、上塗りの滑りを良くし、下地が透けない効果をもたらしてくれるのです。初めて壁を塗りかえる人は練習にもなりますよ。

6:仕上げ塗り

下地の上に漆喰を塗ります。漆喰は強アルカリなので、塗るときは肌に付かないよう注意してください。また、パターンをつけたい場合は、塗る前に決めておきましょう。塗り終わったら、壁が完全に乾く前に壁側に施したビニールやテープを外します。

7:後片付け

使った道具は漆喰が乾かない内にキレイに洗いましょう。乾くとカチコチになって取れにくくなります。また、壁が乾いたら汚れ防止の養生を完全に外して完了です。

DIYで漆喰を塗るときは、計画をきちんと立てておくのがコツです。慣れない作業のため、工程を飛ばす、塗る当日になって不明点が出てくる、なんてことがないようにしましょう。

漆喰の壁って費用が高いのでは?

高いか安いかは一概に言えません。一般的には、ビニールクロスの施工費用の3~5倍ほどかかるようです。これは材料と職人さんの手間賃がいろいろと異なるため。漆喰と一言でいっても、自然素材の無垢な漆喰もあれば、人体に影響のない程度の化学薬品を含んでいるものもあります。もちろん、自然素材の方が高額でしょう。

また、職人さんの手間賃はその人の技術や住んでいる地域などにより変わってきます。不確定なものが多いため、一概に●●円くらいです、と言えないのです。その他の要素も合わせてまとめると、以下のようになります。

材料費

使用する漆喰やその他の建材の費用

・材料の入手費用
原料メーカーと施工会社間でのやり取りに関する費用

・施工費用や職人さんへの手間賃
壁を塗るためにかかる費用。いろいろな道具の価格も含まれる。

・塗り替えたい壁の状態
状態が悪いと別途料金がかかるケースがある

このように、いろいろなところで費用が発生するため相場がなかなか出せません。だからこそ、1つの業者だけでなくいくつかの会社で見積りをとることをおすすめします。また、最初から予算を提示して、どんな漆喰を使用するか・何日くらいかかるのかを聞いてみてもいいでしょう。時間や手間を惜しまないのであれば、費用が抑えられるDIYに踏み切るのもいいかもしれません。