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漆喰の家

自然素材を使った家が人気の昨今。そんな近年の建築ニーズの中で見直されてきた自然素材が『漆喰』です。

漆喰は古くから使われている建築素材なので、年配の方であれば容易にイメージすることができるでしょう。一方で、若い方々の中には、漆喰と聞いてもピンと来ない方がいるかも知れません。

ここでは、漆喰の家の特徴やメリット・デメリット、料金相場、実際に漆喰の家を建てた方からの評判、漆喰の家を検討する際の注意点などについて詳しくご紹介しています。

漆喰の家って、どんな家?

漆喰の家とは、漆喰という壁材を使って作られた家のこと。家の内壁や外壁、天井など、漆喰はあらゆる場所に使用されています。

色は白。ただし普通の白とは違い、漆喰の白は奥行きのある深遠な印象。100%天然素材で作られる壁材なので、アレルゲンとなる化学物質を放出することはありません。

温かみのある印象の外観と、家族の健康にやさしい天然素材。古くから建築素材として用いられてきた漆喰ですが、近年、その良さが改めて見直されています。

漆喰の家の施工事例1
漆喰の家の施工事例2
漆喰の家の施工事例3
漆喰の家の施工事例4
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漆喰とは?

漆喰とは、石灰に由来する塗り壁材のこと。長い年月をかけて海から地表へ隆起してきたサンゴ礁を原料に、これを加工して作り上げられた壁材が漆喰です。サンゴ礁が原料となっているからこそ、色は白。ただし、決して人工的な「真っ白」ではなく、どこか自然の深みを感じられるのが漆喰の白。昨今、若い世帯からも人気の壁材として広く定着しています。

どんな素材?建物に適しているの?

サンゴ礁を原料とした壁と聞くと、何だか珍しい壁材だと感じる方もいるかも知れません。しかしながら漆喰は、世界的にも決して珍しくない壁材。アメリカでもヨーロッパでも、中国でも日本でも、世界中の建物に広く利用されている一般的な壁材です。

漆喰の最大の特徴は、その耐久性の高さ。お城に使われているあの白い壁が、まさに漆喰です。何百年にも渡って風雨にさらされながらも、常に凛とした白い姿をたたえる城郭。漆喰の耐久性を疑う余地はありません。

漆喰の歴史とは?

漆喰は日本建築の素材と思っている方も多いと思いますが、実は漆喰は、古くから世界中で使われている建築素材。その起源は、今から実に5,000年前のエジプト・ピラミッド時代までさかのぼります。当時、ピラミッドの壁に用いられた壁が、漆喰の起源でした。

のち、古代ギリシャやローマ時代の建築物にも多く用いられた漆喰。建築物だけではなく、レオナルドダヴィンチの名画「最後の晩餐」の下地など、漆喰は幅広い用途で利用されてきました。

日本に漆喰が伝わったのは飛鳥時代。中国から日本へと伝わった漆喰は、その後、お城の壁や土蔵、寺社仏閣などの高級建材として一般化。現代でもなお、漆喰は個人邸宅の壁などに広く利用されています。

漆喰の家を建てるメリット・デメリットは?

漆喰

古くから世界中で使われてきた漆喰。今もって中心的な建築素材の一つとして君臨していることからも、人類は漆喰に多くのメリットを感じていることは確かです。その一方で、新たな建築素材の開発などもあり、相対的に漆喰のデメリットを感じられることもあります。

以下、漆喰のメリット・デメリットを整理してみてみましょう。

メリット

漆喰の主なメリットは、以下の通りです。

古墳やお城などの重要建築物に利用され、かつ現存している漆喰。数千年という年月に耐えうるその素材力こそ、漆喰の最大のメリットかも知れません。

デメリット

漆喰の主なデメリットは、以下の通りです。

漆喰の最大のデメリットは、やはり費用の高さでしょう。漆喰にあこがれているにも関わらず、予算オーバーのため諦めざるを得ない方もいるのではないでしょうか?

他の家と比べて何がいいのか?違うのか

漆喰の最大のメリットは、その高い耐久性。しかしながら、耐久性の高さを家族全員が実感し、これをメリットと感じることは少ないかも知れません。なぜならば、耐久性は目に見えないものだからです。

その一方で、他の左官材と比べたときに、明らかに実感できる漆喰の魅力があります。それが、美しさです。

耐久性は目に見えるものではありませんが、美しさは目に見えるもの。漆喰で仕上げた壁は、何年経っても施工直後のような美しい状態が続きます。同時期に建てた他の家に比べ、明らかに我が家の美しさを実感することができるでしょう。

よく漆喰と比較される素材に珪藻土がありますが、珪藻土に比べても、漆喰の壁は、安定感のある引き締まった印象を与えます。

また、基本的に漆喰壁はメンテナンスが不要です。多少の汚れが付着した場合には、消しゴムやサンドペーパーなどを使えば簡単に落とすことが可能。美しさの維持に手間がかからない点や、経年劣化による壁の再施工の必要がない点もまた、他の壁材と比べたときの漆喰の魅力と言って良いでしょう。

F☆☆☆☆(エフフォースター)ってなに?

F☆☆☆☆(エフフォースター)とは、化学物質のホルムアルデヒドを空気中に排出する告示対象建築材料のこと。星の数が多いほどホルムアルデヒドを排出する量が少ないとされています。

塗り材としての漆喰は接着剤が含まれているため、F☆☆☆☆を満たすことは難しいでしょう。しかし天然漆喰を使った壁にはホルムアルデヒドを吸着する効果が高いものもあるため、一概にF☆☆☆☆ではないからと敬遠する必要はありません。

漆喰は内装だけ?外装だけ?

漆喰は、屋内の壁だけではなく、屋外の壁にも使用することができます。

屋外に漆喰を使う場合、多くの方は「汚れが目立つのでは?」と思うかも知れませんが、その心配はほぼありません。雨が直接あたる部分には若干の汚れが付くこともありますが、汚れた部分にお酢かクエン酸を書ければ、汚れは落ちます。

ちなみに、漆喰の外壁の美しさで世界遺産・国宝となった姫路城(白鷺城)は、約50年に一度のペースで漆喰の外壁を改修しています。

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漆喰の家の価格相場は?

既述の「デメリット」の部分でも触れましたが、漆喰の壁にかかる費用は、決して安くはありません。素材の品質自体が違うとは言え、一般的なビニールクロスの壁に対し、約3~5倍程度の費用がかかると言われています。

費用が高くなってしまう最大の理由は、第一に漆喰という素材自体の購入費。加えて、職人の腕の違いも料金に影響してくるでしょう。

素人にはやや不透明な部分もある漆喰壁の料金。高品質な漆喰壁を、少しでもリーズナブルな価格で手に入れるために、漆喰壁を検討する際にはいくつかの業者から見積もりを取ることも一つの方法です。

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漆喰の家のメンテナンスと費用

漆喰は、静電気を溜め込みません。ホコリも付きにくく、汚れにくい素材です。よって漆喰壁のメンテナンスは、基本的に必要ありません。万が一、気になる汚れが付着してしまった場合には、消しゴムやサンドペーパーを利用すれば、簡単に汚れを落とすことができます。簡単なセルフメンテナンスだけで、長年にわたって美しさを維持できることが、漆喰のメリットの一つであることは説明済です。

しかしながら、どうしてもセルフメンテナンスだけでは対処できないような汚れが付いてしまった場合には、無理に自分で対応しないようにしたほうが良いでしょう。かえって壁の状態を悪くしてしまう恐れがあるからです。

安心して壁を元の状態に戻すためには、専門の業者に依頼するのが無難です。1平米あたりの工賃で約4,500円~と、漆喰のメンテナンス費用はとてもリーズナブル。初期費用が高い分、ランニングコストが安いことは、漆喰の魅力の一つでもあります。

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漆喰の家を建てた方々の感想、声

漆喰の家を検討中の方は、きっとネット上などで、すでに漆喰の家を建てた方々の声や評判などをチェックしているのではないでしょうか?

それらの声を見ていただいてお気づきと思いますが、漆喰の家を建てた方々からの悪い評判を、ほとんど目にすることができません。初期費用はやや高額ですが、大半の方が、その費用対効果の高さに満足している、ということなのでしょう。

漆喰の家を建ててよかったこと

一度でも漆喰の壁に包まれた部屋を体験した方は分かると思いますが、漆喰の家を建てた大半の方が「温かみのある雰囲気が良い」と語っています。

人工的な印象のある「真っ白」ではなく、どこか落ち着いた自然な白。どんな方でも、きっと漆喰の温かみを感じることができるのではないでしょうか?

また、特に小さなお子様のいる世帯では、天然素材である漆喰に安心感を覚えるようです。

昨今、食べ物や環境等の変化により、子供の体質が徐々に変化してきたと言われています。せっかく建てた新築の家が原因で、子供がアレルギー症状を生じてしまっては、親子ともども残念なこと。家族全員が、長く安心して住めるという点で、漆喰は、小さなお子様のいる若い世帯からも高い人気です。

漆喰の家を建てて後悔していること

ひどく汚れてしまったときに簡単に汚れを落とすことができない、という声が聞かれます。たとえば、どろんこ遊びをしたお子様が、手を洗わずに壁を触ってしまうと、取り返しのつかない汚れが残ってしまうかも知れません。

ビニールクロスとは違い、漆喰の壁は汚れを拭き取ることができないので、どうしても汚れを消したい場合には、塗り直しが必要になります。塗り直しはDIYでも可能ですが、時間と労力がかかるため、費用をかけて業者に頼むしかない方もいるでしょう。

信頼できる左官屋さんが少ない、という声も聞かれます。DIYでも塗り直すことができる漆喰ですが、仕上がりの良さを考慮すれば、やはり漆喰塗りのプロにお願いしたいところ。しかし残念ながら、現状、漆喰塗りに精通した左官屋さんは全国で不足しています。

なぜ漆喰にこだわったの?最終的に決めた理由は?

最終的に漆喰壁に決めた理由として、多くの方が、上記の「よかったこと」と同じような回答をしています。「温かみのある雰囲気」「落ち着きのある雰囲気」「子供も安心の天然素材」という理由で、漆喰を選ぶ方が多いようです。「デザイン性が良い」「長持ちしそう」などの声も見られました。

何十年と長く住み続ける我が家。華やかなカッコよさよりも居心地の良さを重視したいという理由で、多くの方が漆喰を選んでいるようです。

また最近では、飲食店を中心に、お店の内装に漆喰を用いるオーナーも増えてきました。お店にとっては、お客さんに少しでも長く滞在してもらうことが、売上にも直結する大事な要素。「だからこそ、お客さんが一番落ち着ける雰囲気を演出するために漆喰を選んだ」、というオーナーも少なくありません。

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漆喰の種類について

漆喰はつなぎや使われる土地によって違いが出る素材です。多くは日本で古くから使われてきた「和漆喰」、西洋で建築に用いられる「西洋漆喰」の2種類に分けられます。

和漆喰

日本で建築に使用されている和漆喰は、主に消石灰、貝灰、すさ、海藻などを原料にしています。寺社仏閣やお城、蔵などの建材として長く使われてきました。

5種類の和漆喰

西洋漆喰

和漆喰とは別に、西洋で広く用いられている漆喰が西洋漆喰です。仕上げ方が日本の漆喰とは異なり、建築家の繊細な仕上げからハンドメイドの粗いものまで多彩です。ヨーロッパ周辺では多くの国に特徴的な漆喰が存在します。

代表的なものはスペイン漆喰とフランス漆喰

イタリア、スイス、フランスなど各国にある漆喰ですが、代表的な西洋漆喰としては、スペイン漆喰とフランス漆喰が挙げられます。

スペイン漆喰はその名の通り、スペイン産の消石灰に大理石や無機物の色粉、セルロースファイバーなどを混ぜ合わせたもの。基本的にホワイト系やイエローの色合いで、100%天然素材が使われているケースがほとんどです。

スペイン産とは違い、石灰に砂、石、無機質の色粉を混ぜるのがフランス漆喰の特徴。プロヴァンス地方で外壁に多く使われています。

和漆喰と西洋漆喰はどう違う?

和漆喰と西洋漆喰の違いは、仕上げにあります。日本は木造建築ですが、ヨーロッパは石やレンガで建てられた家がほとんど。家の構造自体が全く違うため、仕上げ方も異なるのです。

和漆喰は柱や梁が壁を保つため、混ぜ物を多く必要としません。逆に西洋漆喰は壁が崩れないように補強として砂や石を混ぜ、厚塗りすることで強度を保ちます。そのため、ボロボロと崩れたり汚れやすかったりといったデメリットも。

漆喰はその土地の住宅事情に合わせて作られているため、日本で建てるならなるべく和漆喰を選ぶと良いでしょう。

漆喰の家の匂い

漆喰の家は、壁を塗った直後の数日間、つなぎなどの臭いが残るものの、その後は無臭となります。また、漆喰自体に消臭効果があると言われているため、部屋の中で焼肉などをした翌日でも、部屋の臭いはなし。漆喰に包まれた部屋は、常に快適な匂い(無臭)が維持されます。

漆喰の家の手触り

よく漆喰と比較される素材に珪藻土がありますが、両者の手触りがまったく違います。珪藻土はザラザラした手触りであることに対し、漆喰はツルツルした手触り。どちらが良いかは人の好みですが、小さなお子様のいるご家庭であれば、ケガのないよう壁はツルツルしていたほうが良いかも知れません。

漆喰の家の耐久性

漆喰の壁は、非常に高い耐久性を持つことで知られています。お城の外壁に使用されている壁材であることからも、その耐久性の高さは証明されることでしょう。漆喰が完全に乾燥するまでに要する時間は約100年。耐久性のみで言えば、「100年経った後に、あと何年持つのか」という議論になるでしょう。

塗り方によって仕上がりは千差万別

漆喰の壁というと、真っ白で均一な厚みがあるイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。塗り方によって漆喰壁の質感や見た目は全く違います。いろいろな仕上げパターンを紹介しているので、参考にしてみてください。

コテ波仕上げ

コテで塗った跡を残す仕上げ方法。残った跡が波のように見えるのが特徴です。跡の残し方によって漆喰が違った表情になります。漆喰の塗り方の中では最も標準的な方法です。敢えて壁に強い個性を持たせたくない場合には、コテ仕上げを選ぶのが無難でしょう。

扇仕上げ

コテを使い、跡が扇模様になるように塗っていく方法です。コテ波仕上げよりも均一の模様を描くようにするとキレイに仕上がるでしょう。漆喰で仕上げたいものの、少しだけ模様で個性を付けたい場所におすすめ。和室や和風のお店によく合うでしょう。

ハケ引き仕上げ

ブラシやハケを使って、表面に模様をつけるやり方です。使う道具により異なるパターンになります。薄いライトが当たったとき、ハケのラインに沿った自然な陰影が、とても美しく現れます。寝室などによく合うのではないでしょうか?

コテバケ仕上げ

ハンコのようにコテを押し当ててパターンを描いていく方法です。使う道具や押し当てる場所・角度などにより多彩な表現ができます。やや個性的な模様、陰影が現れる漆喰の塗り方。リビングなどに塗れば、格調の高い雰囲気となるでしょう。

ローラー仕上げ

ペンキを塗るようなスポンジローラーやゴムローラーを使う方法です。模様の付け方はカンタンな部類なのですが、下地がきちんとしていないと不格好になるので注意しましょう。自然な雰囲気に仕上げたい方にお勧めの塗り方。ツルツルした壁とは違い、自然で奥行きのある仕上がりになります。

スパニッシュ仕上げ

海外の城壁を思わせる不規則なエッジを利かせたパターン。なかなかの技術が必要なので、DIYでは難しいかもしれません。ランダムに表現されるラインが、壁全体に個性やこだわりを表現。人に見せる部屋、たとえばリビングや客間に合っているかも知れません。

スタッコ調仕上げ

西洋のお城の壁のような岩感のある模様をつける方法。熟練の技術が必要ですが、手作り感も出しやすいパターンです。屋内でも良いのですが、むしろ屋外の外壁に適した仕上がり。モルタルを使用したスタッコ調の外壁もよく見かけます。

マーブル仕上げ

2色の漆喰を混ぜながら塗っていく方法。高級感のある雰囲気に仕上げられます。しかし、難易度が高いので職人さんにお願いしましょう。モノの少ないやや寂しげな場所、たとえば廊下などに合った仕上げ方でしょう。サニタリースペースに採用される事例も時々見られます。

漆喰の家はどんな人にオススメ?

漆喰の家を選ぶ方の多くは、その温かみのある雰囲気を理由に漆喰を選んでいます。もちろん、その独特の雰囲気をお好みの方には漆喰の家をお勧めしますが、それ以外に、次のような方にも漆喰の家は適しているでしょう。

1.アレルギー体質の方

漆喰には、ホルムアルデヒドなどのアレルゲン物質が含まれていません。また、他の建材等から排出されたホルムアルデヒドを吸着・除去する働きもあると言われています。アレルギー体質の方でも、安心して過ごすことができるでしょう。

2.屋内の臭いが気になる方

漆喰には、臭いのもととなる化学物質を吸収する働きがあります。なおかつ、臭いのもととなる細菌等の有機物を分解する働きもあります。ワインセラーの内壁に漆喰が使われることが多い理由は、その消臭性の高さにあります。

3.乾燥肌の方

漆喰には、屋内の湿度をちょうど良いバランスに保つ働きがあります。雨季は湿気を吸収し、乾季は湿気を放出します。乾燥肌にお悩みの方にとって、漆喰は非常に適した素材と言えるでしょう。

子供のいるご家庭には漆喰の家がお勧め

アレルギー症状を持っているか否かに関わらず、小さなお子様のいるご家庭には漆喰の家がお勧めです。

小さな子供は、まだ免疫力が完全ではありません。やがて大人になるにつれて免疫力が向上していきますが、免疫力の弱い子供の間は、なるべくアレルゲンを近づけないことが大切です。

屋内で発生するアレルゲンの代表が、ホルムアルデヒドなどの化学物質と、カビの胞子、ダニなどの死骸・糞など。漆喰は、化学物質を含まない素材であることに加え、カビやダニを寄せ付けない素材。子供をアレルギーから守る目的において、漆喰はとても優秀な壁材となります。

DIYでも対応できる?漆喰の塗り方

自宅の壁を漆喰にと考えている人の中には、自分の手でやってみたい!という人もいるはず。熟練の技術を必要とする塗り方以外は、DIYでも可能です。自分でやるDIYなら、素手や食器用のスポンジを使ってパターンをつけてみても楽しめます。特別な道具が必要ないので、初めて壁塗りする人でもチャレンジしやすいでしょう。

壁を塗りかえるのに必要な工程は以下のようになっています。

  1. スケジュールを立てる
  2. 道具や漆喰を揃える
  3. 養生する
  4. 下地づくり
  5. 下塗り
  6. 仕上げ塗り
  7. 片付け

1:スケジュールを立てる

塗り替えは作業する時間と乾燥させる時間の両方が必要。乾かないうちに触ってしまい、仕上がりが台無しにならないよう、初めにスケジュールを立てておくべきです。特に初めて壁を塗りかえる人は、仕上げるまでに3日ほどかかると見ておいた方がいいでしょう。

2:道具や漆喰を揃える

塗るための道具だけでなく、塗る箇所以外を汚さないようにする準備も欠かせません。

養生シートや掃除用具、使用する漆喰を近場で購入するかネット通販にするかで、作業を始めるまでの時間が変わってきます。スケジュールがズレないように注意しましょう。

3:養生する

いよいよ塗り始めます。まずは下準備として、漆喰を塗らない場所や汚れたら困る場所を保護しましょう。マスキングテープやビニールなどを使い、塗る場所以外を覆います。

4:下地づくり

塗り替えたい壁の汚れを落としたり、貼られているクロスを取り除いたりします。クロスの上から塗る場合は、作業中に剥がれないよう道具を使って留めましょう。

5:下塗り

コテを使って下地剤を塗ります。下塗りをきちんと行うことで、上塗りの滑りを良くし、下地が透けない効果をもたらしてくれるのです。初めて壁を塗りかえる人は練習にもなりますよ。

6:仕上げ塗り

下地の上に漆喰を塗ります。漆喰は強アルカリなので、塗るときは肌に付かないよう注意してください。また、パターンをつけたい場合は、塗る前に決めておきましょう。塗り終わったら、壁が完全に乾く前に壁側に施したビニールやテープを外します。

7:後片付け

使った道具は漆喰が乾かない内にキレイに洗いましょう。乾くとカチコチになって取れにくくなります。また、壁が乾いたら汚れ防止の養生を完全に外して完了です。

DIYで漆喰を塗るときは、計画をきちんと立てておくのがコツです。慣れない作業のため、工程を飛ばす、塗る当日になって不明点が出てくる、なんてことがないようにしましょう。

漆喰の家を建てる際に気を付けたい事・注意点

魅力の多い漆喰の家ですが、良いことばかりをイメージして漆喰の家を選んでしまうと、場合によっては後悔することにもなりかません。漆喰の家を建てるときには、最低でも以下のことを十分に承知したうえで決断を下しましょう。

■漆喰塗りに精通した業者に依頼する

素人のDIYでも可能な漆喰塗りですが、仕上がりの完成度は、プロには到底及びません。加えて、プロの中にも漆喰塗りの経験が豊富な職人と、そうではない職人とがいます。漆喰の家を建てるときには、漆喰塗りに精通した業者に依頼することが大前提です。

■質の悪い漆喰に注意する

天然素材100%とは言っても、実際には、何らかの化学物質が混ぜられた質の悪い漆喰も流通している模様です。よって漆喰の家を建てる際には、業者に対し、使用する漆喰に含まれている材料についてしっかりと確認しておきましょう。

■経年劣化は避けられない

他の素材に比べ、美しさが長持ちすることが特徴の漆喰ですが、そうとは言え、仕上がったときの美しさが何十年も続くとは限りません。長年の使用によって、手垢が蓄積してくることもあるでしょう。喫煙者のいるご家庭であれば、徐々に壁が黄ばんでくるかも知れません。経年劣化は避けられないと考えておいたほうが、何があっても心は穏やかです。

まとめ

家づくりを検討している多くの方にとって、今、頭の中に描かれている理想の家は、「カッコ良くて快適な住み心地の家」かも知れません。語弊を恐れずに極論するならば、屋内外の「デザイン」を重視した家を思い描いていることでしょう。

もちろん家づくりにおいて、デザインはとても大事な要素です。しかしながら、デザイン性を追求すればするほど飽きが来るのも早い、という逆説も忘れないようにしてください。

1年や2年だけ住む予定の家ならば、デザイン性を第一に重視すべきです。一方で、20年、30年と住む予定の家ならば、カッコ良さよりも、安心感や落ち着きのほうが大切な要素でしょう。

家の価値は、何十年も住み続けてこそ分かるものです。将来、どんなライフスタイルに変わろうとも、常に家族全員を温かく迎えてくれるのが漆喰の家。あなたのご家族にとって、結果として一番満足度の高い家となるかも知れません。

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