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オーナーの声

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この落ち着く感じは、いったいなに?

私自身は東京生まれ、東京育ちなのですが、母方の祖父が山梨に住んでいまして、小さい頃は正月やお盆など、よく遊びに行っていました。自宅ではないのに、とても落ちつく雰囲気。「この過ごしやすさは、いったいなんだろう?」と子どもながらに、いつも考えていました。そして、気づきます、家の床や壁、天井の作りが違うことに。

この家の柱や床は生きている

おじいちゃんに尋ねると、「この家の柱や壁、床はみんな生きているから、人と一緒で呼吸をしている。寒さや暑さを調整してくれるんだよ」と。その時は「無垢材」や「漆喰」「珪藻土」という言葉は分からなかったのですが、これが人間が住むべき家だ、今住んでいるマンションから今すぐ引っ越そうと親を説得しましたが、いとも簡単に却下されたことを昨日のように思い出します(笑)。

家族が過ごす家、その選択は…

大人になって自分も家族を持ち、そろそろ家を購入しようか?となったとき、ふと祖父の言葉を思い出しました。予算もそれほど余裕があるわけではなく、限られたコストの中で計画するなら建売物件や一般素材の住宅のほうが賢い選択かもしれません。

しかし、せっかく家族が長い時間を一緒に過ごす家。なにより、子どもの頃に祖父から教わった「この家の柱や床、壁はみんな生きている」という言葉が忘れられなかったのです。少しくらいコストが上がっても、迷いはありませんでした。

デザイン性が高いのも漆喰の魅力

実際にプロに相談したところ、予算の問題は小さなものでした。素材について勉強すればするほど奥が深く、その中でも漆喰はぜひ取り入れたい自然素材だと感じ、導入。リビング、キッチン、寝室など全面的に壁材を漆喰にしました。

今になって思う漆喰の意外な魅力は、そのデザイン性。塗り方のパターンや厚みを変えるだけで、同じ漆喰でも部屋の印象がガラリと変わるのです。そこで、子ども部屋と寝室は洋風に、客間は純和風にするなど、部屋の目的とスタイルに合わせて要望を作っていきました。

思い出深い「家族でつくった家」

家族全員で作り込んでいった家は、それだけで格別というか、思い出深いものになっています。もちろん、工務店の担当者さんのおかげでもあります。これから子どもの成長とともに家も育っていき、家族を見守ってくれることを願っています。

漆喰の家の特徴を
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