自然素材の家について、すべての情報を紹介sponsored by 石田工務店
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檜や桐などと並び、古くから建築の素材や家具の材料として使われてきた杉。柔らかく割れやすい性質から加工のしやすい木材ですが、注意しないとひび割れや曲がりなどが起こるため注意が必要です。メンテナンス方法を覚えて、長持ちするように工夫しましょう。
杉は特別なメンテナンスを行う必要がなく、掃除機や固く絞った雑巾などで拭くだけでOKです。しかし水分を吸収しやすく柔らかいため、強く擦ったりゴシゴシ拭いたりすると汚れがすりこまれてしまいます。施工後はしばらく日当たりのよいところを避け、みつろうやワックスなど、水をはじく塗料で保護するのがおすすめ。
汚れがしみこむ前にすぐ拭き取り、中性洗剤を使って汚れを薄くします。汚れが目立たなくなってきたら乾いた布で拭きましょう。
水性なら汚れた部分に中性洗剤を軽くすりこみ、適度な強さで拭き取ります。このとき、あまりにも強く拭きすぎると逆に汚れもすりこまれるので気を付けてください。油性ペンは落ちにくいため、サンドペーパーで削るのが◎。
傷やへこみに水分を含ませて、布をかぶせます。その上からアイロンを数回かけて、目立たなくなっているか確認しましょう。気になる場合は数回繰り返してみてください。
傷が付きやすい杉でも、焼き杉専門店などで炭になるまでしっかり焼いてあるような板であれば、メンテナンスは必要ありません。瀬戸内地方なら外壁に焼き杉板を使っている家が多く、入手しやすいでしょう。
しかし、他の地域で本格的な焼き杉板を手に入れようと思うとなかなか難しいもの。一般的な焼き杉板は塗装してあるため、数年で剥げてしまいます。(陽の当たるところは特に)そのため、最低でも5年に1回は自然塗料を塗り直すのがベスト。一度塗りではムラがでるので、2~3回は塗ってあげましょう。
床でも壁でも、杉材ならあまりメンテナンスすることなく使えます。セルフメンテナンスを行う場合も難しい作業を必要としないので、仕上がりにこだわるのでなければローコストで長持ちする家になるでしょう。
ただし、セルフメンテナンスはあくまで最低限のケア。仕上げにこだわりたい、キレイな床や壁にしたいというのであれば、多少費用がかかっても業者に頼むのをおすすめします。
杉は使い方次第で味わいのある素材となります。杉の家を建てるなら、特徴や杉の種類を踏まえて適したメンテナンスを行ってくださいね。