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メンテナンス

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珪藻土の壁のメンテナンス方法

珪藻土は、とくにおすすめしたい自然素材ですが、その後のメンテナンスが必要かどうかは気になるところですよね。面倒なメンテナンスは無理!維持にお金がかかるなら難しい!という人も多いはず。珪藻土の家にした場合、どのようなメンテナンスが必要になるのか、まとめています。

セルフメンテナンスの方法

基本的なメンテナンス

自分で行うメンテナンスとしては、基本的なお掃除と同じです。壁についたほこりを、はたきなどを使って軽く叩き落とすか、優しく掃除機で吸い取ってください。水拭きはしないように!

手垢などの汚れ

人がよく触る場所の手垢汚れが気になったり、何かでこすってしまったような汚れは消しゴムで落とすことができます。ゴシゴシせずに、軽くこするように優しく行いましょう。

水溶性のシミ

コーヒーをこぼして飛んでしまった!など、水溶性のシミや消しゴムで落とすことができなかった汚れは、時間をかけて対処します。霧吹きなどで汚れ部分に水を吹きかけて乾燥させる、という作業を1日に数回繰り返します。3日はこれを続けましょう。この作業によって目立たなくなります。

もし、こうした作業でも落ちない場合は、漂白剤を水で薄め、柔らかい布にしみこませて汚れ部分をポンポン叩きます。終わったら、水に浸して固く絞った布でもう一度ポンポン叩いて漂白剤を取り除きましょう。

ひび割れ

傷も同じですが、ひび割れが起こってしまった場合、その箇所に霧吹きで水をたっぷりめに吹きかけ、珪藻土の粉を指などでしっかり塗り込むようにならしましょう。そのまま乾燥させれば元通りになるはずです。

珪藻土壁の塗り替えをする場合

珪藻土壁の塗り替えは、壁の状態に適した方法を選ぶのがポイントです。塗り替え方法には3つのパターンがあり、それぞれ施工方法が異なります。ここからは珪藻土壁の塗り替えについて、パターンごとの特徴を確認していきましょう。

隙間や欠けを埋める(小さなキズやひび割れなど)

細かい傷や浅いひび割れなどは、霧吹きを使って壁にたっぷりと水分を含ませ、指で気になる部分を軽く擦るだけで目立たなくなります。この方法でも直らない場合やひびが深い場合は、気になる部分をサンドペーパーで擦ってから霧吹きを使って水分を含ませ、その上から珪藻土で隙間や欠けを埋めましょう。

壁の角が欠けてしまった場合も、サンドペーパーで欠けた部分を擦ってから水分を含ませて表面を緩ませます。その後、水で練った珪藻土を欠けた部分へ置き、凹凸のないように馴染ませましょう。この時、ゴムベラや指を使うと簡単に馴染ませることができます。

部分的・全体的な重ね塗り(長期間経っている、全体的に汚れがあるなど)

施工からしばらく経過した珪藻土壁や全体的に汚れがあって黒ずんでいる場合は、壁全体の塗り直しを行うのがおすすめです。既存の壁とは異なるテイストにすれば、同じ珪藻土化壁であっても味わいの違うスペースに仕上がります。

なるべく費用を抑えたい場合は、部分的な重ね塗りでも問題ありません。上塗りした珪藻土は既存の珪藻土よりも色が濃く見えますが、乾燥とともに馴染んできます。ただし、既存の珪藻土と同じ商品やカラーでないときちんと馴染まない可能性があるうえ、同じ物でも表面の汚れや色褪せによって違和感が生まれることがあるため注意が必要です。

古い珪藻土を剥がして塗り替え(ボロボロ崩れるなど)

指で触って壁がボロボロと崩れる場合は、古い珪藻土を剥がしてから塗り替えましょう。この状態で上塗りをしてしまうと、下地材を塗布しても短期間で剥がれてしまう可能性が高いでしょう。せっかく塗り替えてもすぐに剥がれてしまってはもったいないため、多少手間がかかっても古い珪藻土は剥がすのが最善です。

古い珪藻土を剥がした後は、下塗りをしてから新しい珪藻土を塗っていきましょう。これにより、下地の凹凸を滑らかにできますし、古い下地からアクが染み出すのを防ぐこともできます。

塗り替えの注意点

珪藻土の塗り替えにおける仕上がりの美しさは、職人のスキルによって左右されます。そのため、見た目の美しさを重視する人は、珪藻土の塗装経験が方法な左官工に施工を依頼すると良いでしょう。既存の壁との色味や最適な施工方法の提案なども期待できるため、プロに依頼して損はありません。

また、珪藻土壁の上から他の外壁用塗料を塗装する場合、珪藻土のメリットが完全に失われてしまいます。塗料の吸収力も高く、下地材の上に塗装するよりも多くの塗料が必要になるので、費用が高くなりやすいです。

業者に頼むアフターメンテナンス

業者にメンテナンスをお願いすると、自分で行うよりも確実で安心できます。ただし、どうしても費用がかさんでしまいます。もしプロにお願いするのであれば、しっかりと自分の希望を口頭で伝え、見積もりを確認し、工期も事前に確かめておくことが重要。費用の目安を一部ご紹介します。

メンテナンスをお願いした際の費用・工期パターン

北側の物置を過ごしやすい寝室へ

北側の部屋は結露になりやすく、カビが発生しやすいため、物置になっていました。そこで、調湿効果の高い珪藻土を用いることで、結露やカビを防ぐことができ、清々しい空気の中で過ごせる寝室へ変わりました。

珪藻土に色をつけ、違った雰囲気の部屋に

珪藻土に色を加え変化をつけることで、今までとは違ったワンランク上の空間に生まれ変わりました。施工中に愛猫が足跡をつけてしまったのですが、あえてそれを残すことで可愛い雰囲気にしています。

子どもたちが安心して暮らせる空間に

元々貼ってあったクロスの上に珪藻土を塗りました。それにより、調湿作用や脱臭作用が期待でき、子どもたちも安心して過ごせます。さらに、ナチュラルな雰囲気にもなり、希望通りの空間に。

珪藻土にはいろいろな種類があり、どんなつなぎ材を使用するかによっても手入れのしやすさは変わります。ただし、手入れのしやすさばかりに気を取られていると、本来の珪藻土の良さを奪ってしまう可能性もあるため、その部分もしっかり考慮する必要があります。

珪藻土というと、手入れの際ボロボロするのがちょっと…という人も多いため、ボロボロしないようなものもあります。しかし、場合によってはボロボロさせないために珪藻土の穴をふさいでしまっているものもあり、これでは珪藻土の良さである調湿性能がなくなり、珪藻土を選ぶメリットを自ら放棄しているようなものです。

珪藻土にするのは、どういった理由なのかを業者に伝え、そのうえでできるだけメンテナンスの楽な種類を紹介してもらうなど、一度しっかり相談することが大切です。

珪藻土の家の特徴を
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