珪藻土を使う場所

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自然素材の家で珪藻土が適した場所は？

珪藻土とはレンガや七輪の材料に使用したり、住宅の内壁の仕上げ材などに使用したりされてきた素材です。珪藻土は「珪藻」と呼ばれる藻の死骸が蓄積・堆積して形成された土を、接着剤や凝固剤によって固めることで使用可能となり、優れた調湿性能や消臭効果、耐火性を有するといった特徴から色々な場所に利用されます。

住宅で珪藻土が使われる場所

キッチン

珪藻土は藻が原料となっており、藻には人の目に見えないほど小さな穴が無数に空いています。そしてその穴が空気中の水分やニオイの成分を吸収・吸着するため、珪藻土は調湿効果や消臭効果に優れていることが特徴です。

これにより珪藻土は湿気が高まりやすく、料理などのニオイが発生しやすいキッチンの壁などに使用されることの多い内壁材となっています。

玄関

珪藻土は骨材が大きく、壁材として使用した際に表面の仕上がりがざらざらとゆず肌になることも特徴です。そのため左官職人の技術によって様々な陰影を表現しやすいこともポイントであり、玄関などゲストを迎える場所において魅力的なデザイン性を発揮します。また調湿効果と消臭効果で靴などのカビやニオイを防ぎやすいこともポイントです。

クローゼット

調湿効果と消臭効果に優れている珪藻土は、クローゼットのように衣類を保管する場所にも使用メリットがあります。衣類のカビを防いでニオイの拡散も抑制できる珪藻土は、衣類の劣化や臭い移りを防止できるというメリットがあり、またホルムアルデヒドなどの物質の抑制についても効果を期待できます。そのため物置にも利用することが可能でしょう。

天井

珪藻土の特徴として、調湿効果や消臭効果だけでなく耐火性も無視することはできません。珪藻土は漆喰天井のように美しい見た目を再現できる上、万が一に火事が発生した際にも燃えにくいため、直ちに家全体へ火が回るといったリスクをコントロールできることも重要です。

珪藻土の壁や天井が完全に燃えないということはありませんが、少しでも危険を低減できるという点はメリットです。