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リボス

リボスの特徴

リボスは、人の健康と環境への配慮を追求するドイツの塗料会社。1972年に創業して以来、徹底して自然素材にこだわり続けてきた姿勢が、今や世界から高く評価されるにいたりました。

もともとリボスが塗料を開発した経緯は、学校からの依頼によるもの。家では元気でも学校にいると気分が悪くなる、という子供たちが多かったことから、学校の依頼でリボス社がその原因を探りました。調査の結果、当時は知られていなかったホルムアルデヒド(シックハウス症候群の原因物質のひとつ)等の化学物質が、子供たちの体調不良の原因であることを究明。以後、リボス社は子供たちの健康のため、自然素材からなる人に無害の塗料の開発を始めました。

当時のリボス社の精神は、現在もなお脈々と継承中。その精神の中から、各種の自然と両や天然漆喰、ワックス、ウッドチップ壁紙など、さまざまな商品が開発されています。

リボスの機能

リボスが持つ主な機能を4つほど見てみましょう。

調湿機能

一般的な塗料とは異なり、リボスは塗布した木材の表面に塗膜を張りません。そのため木材は、常に呼吸を継続。湿度の高いときには湿気を吸い、湿度の低いときには湿気を吐くことをくり返します。リボスが塗られた室内には高い調湿機能が働く、ということです。結露の防止効果も期待できるでしょう。

抗アレルギー機能

冒頭でも触れたとおり、リボスが塗料を開発したきっかけは、子供たちのシックハウス症候群を解消することでした。

リボスの塗料は、現在もなお当時の精神を継承しています。シックハウス症候群などのアレルギー反応がある方の体に対して、やさしい塗料であると考えて良いでしょう。

汚れ防止

リボスの主原料である亜麻仁油は、分子構造が非常に小さいことで知られている物質。木材にリボスを塗布することで、この小さな亜麻仁油の分子が木材の細部まで浸透します。

その結果、大きな分子構造の物質が木材に入り込めなくなることから、表面に塗膜がないにも関わらず高い撥水性を発揮。汚れの分子も木材に入りにくくなるため、汚れ防止効果も期待できるようです。

リボスの健康・建物・環境への影響

リボスの健康への影響、建物への影響、環境への影響について確認してみましょう。

健康への影響

リボスは、もともと人の体への安全性を主眼に開発された自然由来の塗料。創業以来、「自然界に存在するものであったとしても、体に有害なものは一切配合しない」との信念が貫かれた塗料なので、健康への影響は限りなく少ないと考えて良いでしょう。

なおリボスは、塗料に配合している成分の種類をすべて開示しています。

建物への影響

リボスの主原料は亜麻仁油。油にふくまれる栄養素を壊さないよう、低温で時間をかけて油を抽出しています。塗料に含まれる豊富な栄養素は、塗布された無垢の木に深く浸透。建築資材としての木の健康を守ります。

またリボスの塗料は木の呼吸を妨げないことから、耐久性の維持にも貢献するとのことです。

環境への影響

自然環境から生まれた塗料だからこそ、自然環境に悪影響を及ぼすことはないと考えて良いでしょう。

なおリボス社は、エコロジカルな取り組みにとても熱心な会社。塗料の製造過程で生じた亜麻仁油の搾りカスすら廃棄せず、牧畜のエサや断熱材の原料として再生させているそうです。

亜麻仁油のオイル仕上げに必要な道具

ここでは、リボスの原料である亜麻仁油のオイル仕上げについても紹介します。

亜麻仁油

亜麻仁油は塗装用のものが販売されていますが、スーパーなどで売られている食用のものでも使用できます。亜麻仁油は乾性油なので、食用オイルの中でも乾きやすい部類です。亜麻仁油の代用品としては、性質の似ている「えごま油」がおすすめです。

不乾性油であるサラダ油やオリーブオイルなどは、固まりにくくべたつきが残りやすいのであまりおすすめできません。オイルフィニッシュに必要な量は、畳約3畳分で150mL程度です。

ビニール手袋

手がオイルでべたべたになってしまうので、手袋を準備しましょう。軍手など布製の手袋ではオイルが染み込んでしまうので、ビニール製の手袋がおすすめです。

布(ウエス)

布は清潔なものを準備します。コットン100%のように、自然素材でできたものであれば木材を傷つけずにすむのでおすすめです。

布は、オイルを塗る前の「掃除用」オイルを塗るための「塗り用」拭き上げに使用する「仕上げ用」の最低3枚は必要となります。オイルを塗る範囲が広い場合は、さらに枚数が必要です。不足しないよう、多めに準備しておいてください。

紙やすり

オイルを塗る前に傷や気になる汚れがある場合は、紙やすりで軽くこすっておくと目立たずきれいに仕上げることができます。

亜麻仁油を使用したオイル仕上げの手順

幅広い木材に使用できる亜麻仁油ですが、ここでは「フローリング」「デーブル」などで使用する場合の手順を紹介します。

紙やすりで傷や汚れを落とす

傷やふき取りでは落とせない頑固な汚れは、紙やすりで軽くこすって落としておきます。

乾いた布で掃除をする

乾いた布を使い、木材の表面をきれいに掃除します。汚れやほこりを取り除き、紙やすりで削った部分は削ったごみが残らないように拭き落としましょう。水分があるとオイルの浸透率が悪くなってしまうので、基本的には乾拭きです。汚れが気になって水拭きをした場合は、しっかりと乾くのを待ちましょう。

オイルを塗りこむ

オイルは布にしみこませてから、木材に塗布します。木目に沿って、擦りこむように全体に薄く伸ばしてください。塗らない部分があるときは、マスキングテープを隙間がないように貼っておくときれいに塗ることができます。

亜麻仁油などのオイルは、ムラになりにくいのが特徴です。あまり心配せず、素早くどんどん塗っていきましょう。風にあたると固まってしまうので、エアコンの空調や窓際などの風が当たる場所は避けて作業してください。

余分なオイルをふき取る

表面に残っている余分なオイルをふき取ります。塗ってから時間がたつと、オイルが固まりムラになってしまいます。長時間放置せず、早めにふき取るようにしてください。

ふき取り用の布で乾拭きする

ふき取り用に準備した布で、オイルをしっかりとふき取ります。油が残ってしまうとべたつきの原因になるので、ふき残しがないようにしましょう。オイルは塗りすぎると乾きにくくなるので、しっかりとふき取るのがポイントです。表面に水分が残っているとシミになってしまうので、よく確認してください。

使用後のウエスは自然発火する恐れがあるので、水に浸して処分します。

24時間以上乾燥させる

オイルフィニッシュを完全に乾燥させるには、24時間以上かかります。放置して、よく乾燥させましょう。そうしてオイル仕上げの工程を繰り返すことで、木材によりツヤを出すことができます。

オイル仕上げの木材のメンテナンスポイント

オイルフィニッシュを施した木材のメンテナンスポイントを3つ紹介します。

小さなへこみ

小さなへこみは、スチームアイロンで修正することができます。方法は、木材のへこんだ部分から1~2cm浮かせた位置から、アイロンのスチームを当てるだけです。スチームアイロンがない場合は、ぬらした布をへこみ部分に当てて、布の上からアイロンで軽く抑えることでもお手入れできます。

木材を傷めないよう、十数秒ごとに様子を見ながら行ってください。

しつこい汚れ

布で拭いても落とせない汚れは、紙やすりで軽くこすって落とせます。紙やすりを使用できるのは、オイル塗装のメリットです。紙やすりで削れてしまっても、削れた箇所にオイルを塗れば元の状態に戻すことができます。

水分による輪染み

オイル仕上げをした木材の上に濡れている食器やコップを置いておくと、その跡がシミになってしまいますが、これを輪染みと呼びます。輪染みができてしまった場合は、シミ部分を紙やすりでこすりきれいにしてください。その上からオイルを塗ることでシミが消えて元の状態に戻ります。

手入れに手間はかかりますが、自分できれいにすることができるのが、オイル塗装の特徴です。

亜麻仁油を塗料に使うメリット

亜麻仁油を塗料として使用するメリットについて、いくつか紹介いたします。

仕上がりがきれいで施工性が高い

亜麻仁油の塗料はさらさらとしており、塗りやすさが特徴です。オイルは伸びがよいので、少量でも広い面積を塗ることができます。木材にゆっくりと成分が浸透していくため、木がもつ本来の風合いを生かした仕上がりに。重ね塗りすることで、木の雰囲気を変えることも。2度塗りすると落ち着いた風合いに仕上がります。

亜麻仁油は、木材に色を付けるというよりも、素材の良さを引き出す塗料です。木目や手触りも、本来の風合いがストレートに出ます。ナチュラルに仕上げたい場合におすすめです。

健康被害のリスクを最小限に抑える

近年、化学物質が含まれる塗料が多く市場に出回っており、汎用性の高さから家具や床材など広く使用されています。一方で、化学物質によるアトピー性皮膚炎やアレルギー症状などに悩まされる人が増加しているのが難点です。これはシックハウス症候群によるものといわれており、建物の塗装に使用される塗料などの化学物質が原因とされています。

天然素材である亜麻仁油は食用としても使用されており、安全性の高さが特徴です。小さなお子さまやペットがいる家庭でも使用できます。

耐久性が高い

亜麻仁油は、木の深部まで浸透。木の呼吸を妨げません。木に塗料で膜を張ることで湿気を逃がさず、木を保護するという性質もあります。

オイルをよく乾燥させることで、艶やかで丈夫な膜を形成します。

寒暖差があり湿度が高い日本の気候にも耐えることができ、対候性にも優れている塗料です。

調湿機能を活かす

木の呼吸を妨げない亜麻仁油は、木が本来持っている調湿機能を活かせます。

木は梅雨時などの湿度が高い時には湿気を吸い込み、冬の空気が乾燥する季節になると気に含まれた湿気を空気中に放出するのがポイントです。部屋の湿度を調節してくれるので、快適に過ごしやすくなります。

亜麻仁油は木に良くなじむため、吸湿機能を損なわず、木の性質を活かすことができるでしょう。

亜麻仁油を塗料に使うデメリット

亜麻仁油を仕上げに使用する際に、どのようなデメリットがあるのかを紹介します。

水に弱く汚れがつきやすい

亜麻仁油は木に浸透し、表面を膜で完全に覆うわけではありません。そのため、水によるシミや汚れが付きやすく落ちにくいというデメリットがあります。

水や汚れに弱いことから、手入れを怠るとシミが残ってしまうでしょう。反面、木の風合いを残し素足で歩いてもべたつかず心地よさを感じられます。

耐水性が弱く、汚れやすいということを念頭に置いたうえで対策を立てましょう。

メンテナンスが必要

亜麻仁油は時間の経過とともに乾いてしまい、色が抜けてしまいます。そのため、1年に1~2回メンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると木が乾燥してしまい、ひび割れなどの原因になってしまうことも。

オイルフィニッシュはナチュラルで木がもつ本来の風合いを楽しむことができますが、定期的なお手入れは欠かさないようにしましょう。

乾燥に時間がかかる

亜麻仁油による塗装は、乾燥に24時間程度かかるといわれています。重ねて塗る場合は一度塗った部分をある程度乾かした上から塗らなければならないため、さらに時間を要するのがデメリットです。時間は、空気が乾燥している場合は短く、湿度が高い場合は長めにとる必要があります。