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住宅に使われる天然石とは

長い年月を経て形成された天然石。住宅の壁や外観に用いれば、重厚な落ち着きと清潔感を感じる仕上がりにすることが可能です。

ただし住宅で使用される天然石はある程度定まっていますし、加えて天然石で住宅をつくることはメリットだけでなくデメリットも少なからずあります。ここでは、住宅で使われる天然石について紹介しています。

天然石でつくる住宅とは

海外の石造りの家は、おしゃれで憧れをもつ人も多いでしょう。しかし、日本では建築基準法の耐震基準から海外のような石造りの家は建てることができませんが、屋根や壁に天然石をあしらった家を建てることは可能です。

天然石を屋根に用いる石屋根は、洋風の美しさで独特の雰囲気を醸し出します。加えて屋根裏部屋が暑くなりにくいので、エコロジー的な観点から見ても優れています。

また、壁や玄関に天然石を用いれば、重厚感や清潔感を感じられる意匠に仕上がります。キッチンや浴室ならば火や水に強い天然石の性質も活かすことができるでしょう。

天然石は使い方と用いる場所を工夫すれば、見た目・機能に優れた住まいづくりをサポートしてくれる素材といえます。

住宅に使われる天然石の種類と特徴

住宅の材料に適した天然石の種類と特徴についてみていきましょう。住宅で使われる石材は、火成岩、堆積岩、変成岩の3種類があります。

火成岩

マグマが冷えて固まったものを火成岩といいます。成分はほとんど変わりませんが、固まったときの場所と固まるスピードにより名称が異なり、大きく火山岩と深成岩の2種類に分かれます。

安山岩(火山岩の一種)は、硬く灰褐色で光沢がほとんどありません。耐久性と耐火性に優れており、建物の外装に使用することができます。

花崗岩(深成岩の一種)は御影石とも呼ばれ、建物の外装に主に使用されています。硬さや耐久性に優れ、見た目の美しさを活かして玄関アプローチに使用されることがあります。

堆積岩

砂利や粘土などが河川から運ばれ、湖や海の底で積もることにより形成されるのが堆積岩です。住宅に用いられるものは石灰岩・砂岩・凝灰岩などがあります。

石灰岩は、貝や動物の遺骸、軽石、火山灰などが地表に積もることで形成される岩石です。柔らかい素材で吸水性に優れることから、内壁や床材に使用されています。

砂岩は石英や長石などが水中に堆積したもので、耐火性と吸水性に優れ、玄関の敷石などに向いています。

凝灰岩は火山紛出物が水中や陸に堆積した岩石です。材質が柔らかく採石と加工が容易で、岩風呂などに利用することができます。

粘板岩は粘土が沈殿し固化することで形成されます。多くは屋根材に使用されています。

変成岩

火成岩や堆積岩の地層が地殻変動による熱や圧力を受けて再結晶化したものです。家具や住宅に用いられる変成岩としては大理石が広く知られています。

大理石は高級石材として知られ、主に内装材として使用される素材です。色彩も白、ベージュ、グレー、紅など様々なものがあります。

天然石で住宅をつくるメリット・デメリット

天然石を住宅材として使用することもメリットだけでなく、デメリットもあります。

メリット

種類が多く、住宅のデザイン素材としても優れているのが魅力。研磨することで光沢が出る石もあります。また、耐久性・耐火性・耐熱性に優れているため、頑丈な住宅に仕上げたい場合におすすめ。アクセントに用いるだけでも重厚感のあるデザインに仕上がります。

デメリット

天然石は、他の素材に比べて引っ張り強度や曲げ強度が小さく、割れやすい・重いという特徴から加工が困難です。運搬も容易ではありません。

天然石の注意点

天然石は性質上、住宅に使う場合の注意点もあります。

外壁で使用する場合、雨がかかる屋根などに大理石やライトムーンなどの吸水率が高い素材を使用しないほうが良いでしょう。また、高い壁に天然石を用いる場合は、耐風圧を考えて、石の大きさや厚みを選択することが必要です。外壁で大きく天然石を使用する場合は、石の色や柄の許容範囲や範囲分けに注意が必要です。

外溝で使用する場合も、吸水性が高い石は不適です。そうでない天然石の場合も、床表面からの雨水の染み込みや裏面の水の化学反応に気を付けましょう。他にも車両の通行を考え、石割や石厚を選択しなくてはいけません。

その他の場所に使用する場合も、場所に適した天然石を使用するように気を付けましょう。

良さを活かすには他の素材とのバランスが重要

天然石を使用する住宅は重厚感があり、デザイン的にも優れています。ただし、他の素材との併せ方を考えないと良さを殺してしまいます。天然石の良さを最大限に取り入れられるよう、好みに合った天然石の種類と特徴を把握していることが大切です。