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オークの家

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オークってどんな素材?

ブナ科コナラ属に属する落葉広葉樹をオークと呼び、樫やナラなど数百以上の種類が存在します。日本ではナラやミズナラと呼ばれ、どんぐりのなる木がオークです。

一般的にオーク材と呼ばれるのは、大きく分けて「ナラ(ミズナラ)」「ホワイトオーク」「レッドオーク」の3つ。ナラ(ミズナラ)は北海道やロシアが主な産地で、特に北海道産のミズナラはジャパニーズオークとも呼ばれており、高い品質から高級材として知られています。

一方で、国内のミズナラの産出量が減っているのと、ロシア・中国などの海外産のナラ材が輸出制限により希少になっているため、北米を主な産地とするホワイトオークが代替品として使用されています。ホワイトオークは日本のミズナラに似た白みがかった色をしており、耐水性の高さからワインやウィスキーなどの熟成樽としても使用されているオーク材です。

もうひとつのレッドオークはその名の通りに赤味がかった色をしたオーク材で、ハッキリとした木目をしています。ホワイトオークに比べて耐水性が高くないため、水回りへの使用には適していません。力強い赤味と重厚感があるので、家具・インテリアの材料におすすめのオーク材です。

オークの家ってどんな家?

オーク材は耐久性に優れた丈夫な木材のため、自然素材の家に取り入れることで傷や劣化の心配が少ない家に仕上がります。特に家具や床に傷をつけやすい、小さなお子さんやペットがいるご家庭におすすめ。木目の美しさもオーク材の魅力で、1つとして同じものはない無垢材ならではの豊富な表情が、家をより特別な空間に仕上げてくれるでしょう。

また、オーク材にはポリフェノールの一種であるタンニンが含まれており、防虫効果を期待できるのが特徴。木造住宅で不安要素となるシロアリをはじめとした害虫被害を抑えられ、家や家具が長持ちしやすくなります。

オークのメリットとデメリット

メリット

オークの最大のメリットは優れた耐久性です。さまざまな木材のなかでもオーク材は特に堅硬で重量があり、傷が付きにくく、劣化に強いのが特徴。そのため、人が歩いても劣化しにくい耐久性が求められるフローリング材として人気があります。

オークは耐水性にも優れているので、飲み物をこぼしやすい小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめの木材です。また、飲み物を扱う飲食店などにも適しています。

オークは木目がきれいな木材としても知られており、使用する部位や切断方法によって変わる豊富な表情もオークの魅力です。オーク材の木目のなかでも虎班と呼ばれる虎の毛皮のような美しい模様をした木目は、ほかの木目とは異なる光沢があり、高級家具にも用いられています。

フローリング材として優秀な性能を持つオーク材ですが、無垢材のなかでは比較的安価で入手できるのも嬉しいポイントです。ただし、木目によって値段が変わってくるため、オークの価格が安いというメリットを得るには予算を考慮しながら選ぶ必要があります。

デメリット

無垢材のなかには空気をたくさん含んでおり、体温を奪われにくいことから冬場でも素足で過ごせる樹種が存在します。一方で、オーク材は空気をあまり含んでおらず、熱伝導率が高いので床に肌が触れた瞬間に体温を奪われやすく、足元の冷たさが気になるという人もいます。

冬場でも冷たさを感じにくい無垢材の温かみをメリットに感じている人にとっては、冷気を通しやすいオーク材の熱伝導率の高さはデメリットと言えるでしょう。

また、オーク材をはじめとした無垢材は、定期メンテナンスが必要です。床材に使われているワックスなどの塗装は定期的に塗り直さないと、傷やシミが目立ちやすくなります。オーク材は比較的頑丈で傷の付きにくい無垢材として知られていますが、それでも長期間使用し続けるとどうしてもある程度の傷は付いてしまうので、定期的なメンテナンスが重要になってくるのです。

価格帯

オーク材のフローリングの価格目安(1平方メートルあたりの単価)は5,000~10,000円(※)で、広葉樹のフローリング材では中価格帯~高価格帯に位置しています。

広葉樹は針葉樹に比べて価格が割高になる傾向にありますが、オーク材については比較的安価な商品も揃っています。フローリング材の価格は産地や加工方法などによって異なり、オーク材のコストをより抑えたいなら木目にも注目して選ぶと良いでしょう。

オーク材の木目で価格が安いのは、板目(いため)と呼ばれる種類です。1本の木から切り出せる量が多いため、価格が安くなっています。量産が難しい柾目(まさめ)や希少性の高い虎斑(とらふ)だと価格が高くなってしまいます。

参照元:床材・無垢フローリング専門店キャスオンラインショップ(https://www.cas-online.jp/blog/feature/1614/)

メンテナンス方法について

オークをはじめとした無垢フローリングのお手入れの基本は乾拭きです。細かい砂利やゴミが残っていると傷や凹みの原因となるため、掃除機や薬剤のついていないモップ、ホウキ、乾いた雑巾などを使って掃除しましょう。1ヶ月~3ヶ月に1度は、固く絞った雑巾で水拭きします。水分が残っていると板が変形する原因になるため、水拭き後は必ず乾拭きするようにしてください。

また、生活していくとフローリング材の塗装の油分がなくなっていくので、半年~1年に1回はよく歩く部分を中心にワックスを塗ります。フローリング材にもともと使われている塗装剤との相性もあるため、施工業者にメンテナンスに適した塗装剤を聞いておくと良いでしょう。

メンテナンスで注意したいのが、高温のスチームクリーナーや酸性の薬剤・化学薬品を含む洗剤を使用しないこと。高温のスチームクリーナーは木材が膨張する原因となり、酸性の薬剤・化学薬品を含む洗剤は色ムラや黒ずみなどの変色を起こしてしまうので使用は避けてください。

どんなところに使われているの?

オーク材は耐久性・耐水性に優れていることから、フローリング材として非常に人気の高い素材です。また、寸法安定性にも優れているため、家具材としても利用されています。

オーク材がフローリング材として人気を集めている理由には、優れた耐久性・耐水性のほかに、色味や木目の美しさもあり。オーク材は薄いブラウン色をしており、落ち着きのある中間色でインテリアのテイストや家具の色を選ばないオールマイティーなところが魅力です。また、無垢材だと独自の木目の表情を楽しむこともできます。

オークをフローリング材として使うなら、高い耐水性を生かしてキッチンや洗面台などの水回りがおすすめです。

オーク材の家を建てる際に気を付けたい事・注意点

オーク材は熱伝導率の高い木材のため、冬場はオーク材の床に素足で触れると足元が冷たく感じやすくなります。また、日常的に触れる機会の多いテーブルや椅子などの家具にオーク材を使用する場合も注意が必要です。

そのため、建材や家具にオーク材を使っても冬場を快適に過ごすには、十分な断熱対策を講じる必要があります。もしくは、冬場だけスリッパや靴下を履いて生活すると良いでしょう。

そのほかのオーク材の家を建てる際の注意点としては、ウッドショックの影響による価格の高騰です。ウッドショックとは木材の需要の増加で木材が不足し、価格が高騰している現象のこと。2020年後半頃からウッドショックの影響が拡大し、国産・輸入を問わずに丸太価格や製材価格が大幅に上昇しています。

ウッドショックが起きた背景の1つにアメリカでの建築ラッシュがあり、十分な量の輸入材が日本に入ってこなくなっている状態です。オーク材は産地が北米に集中しているため、ウッドショックの影響を受けやすく、オーク材の価格が安いというメリットを今後得られなくなる可能性があります。