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快適な家をつくるポイント

快適な家をつくるポイントを解説

マイホームを建てるなら、なるべく快適な家にしたいもの。しかし、家づくりでは重視すべきポイントが多く、優先すべき事項がわからなくなることがあります。ここでは快適な家にするためのポイント、快適ではないと感じるポイントを踏まえて、住み心地の良い家をつくるために重要なことをまとめています。家を建てた方が失敗したと感じるポイントも紹介しているので、参考にしてみてください。

快適な家とは

快適と感じるポイントは人それぞれなので、基本は住む人がリラックスして過ごせる住まいこそが、快適な家といえます。そこで、快適と感じるポイント、快適ではないと感じるポイントをリサーチしてみました。どんなことを快適と感じているのか、いろいろな方の意見を見ていきましょう。

快適と感じるポイント

快適と感じるポイントは、高断熱・高気密のほかに防音や家の耐久性などが挙げられています。過ごしやすい温度に保たれていることや、音漏れがないこと、ニオイがこもらないことなどは、家の素材によって大きく異なるもの。素材選びからこだわることで、快適な家を建てられる可能性が上がります。杉や檜といった無垢材、漆喰などは消臭や調湿などの効果を得られるので、家の機能性を重視するなら自然素材を使ってみても良いでしょう。

また、実際に住んだときに重要になる家事導線や広さ、収納なども快適に感じるポイントの1つとして考える方が多いようです。家事導線は設計や家具の置き方によって大きく左右されるので、建築前に施工会社とじっくり打ち合わせしたり、モデルハウスで家具を置く場所をチェックしたりすることをおすすめします。

快適ではないと感じるポイント

過ごしやすさに関係する熱さ・寒さや風通しなどは多くの方が快適ではないと感じるポイントです。特に冬場の寒さはヒートショックを引き起こしやすく、命に関わります。間取りや設計も、天井が高すぎたり棚の位置が高かったりと建ててから気づくことも多く、改善しにくい点といえます。ニオイや防音に関しては後から対策することもできますが、住みにくさを感じることは否めません。

失敗したと感じるポイント

家を建てたあと、どんなところで失敗したと感じるのでしょうか。実際に家を建てた方の声から、不便な点や失敗談を紹介していきます。

快適な家造りで失敗する理由

考えられる例として、「いい家」の定義を間違えているケースが多いかもしれません。「いい家」とは、人によって違います。お子様の人数を含めた家族の人数、ライフスタイルによって変わるはずです。しかし、「こだわりを反映したい」気持ちが強すぎると、家造りで失敗しやすくなってしまいます。

今後何十年と住むことになる大切な買い物に対し、理想を詰め込みたいという気持ちはよく分かります。ただ、まずは「自分たちにとって本当に住みやすい家とは何か」を考えることが大切です。

詰め込みすぎるより必要なものを選び抜く

どれだけ最新設備を導入して流行を取り入れたとしても、実際に住んでみて満足できなければ「失敗したな」と思うことになるでしょう。失敗しない家づくりで大切なのは、「自分たちにとって住みやすい住宅の理想」を明確にすることです。「流行だから」「新しいから」だけではなく、「これからの自分たちにとって必要な要素なのか」という観点を持っておきましょう。

間取りは将来性まで考える

間取りで多くの人が失敗するポイントの1つです。失敗する理由として、見通しの甘さと実物を見ていないことが挙げられます。図面だけでイメージすると、どうしても実物を見た際に「思っていたものと違う」となってしまいがちです。

それ以上に失敗したと感じやすいのは、将来的なビジョンを含めた設計不足でしょう。家を建てる際、先のことまで考慮する必要性があるのは言うまでもありません。しかし、将来を考えて間取りを設計したとしても、やはり後から失敗したと感じてしまうケースもあります。

間取りをアレンジできる設計も考慮してみる

近年では、間取りをある程度フレキシブルにアレンジできるタイプの設計が人気を集めています。子供が小さい時には大きな一部屋として活用しつつ、それぞれが成長したら仕切りを使い「二部屋」にできるのが魅力です。建てた後に手を加えられる手法があることは、覚えておいて損はないでしょう。

配線まで考えた設計を

家は間取りが生活を決めると言っても過言ではありません。一方で、間取りの利便性を享受するためには、間取りだけではなく電気についての利便性も求められます。テレビを置くよう想定した間取りでは、コンセントやアンテナなどから配線しなければなりません。パソコンであっても同様です。

家電製品はどうしても配線を必要とします。しかし、失敗する家造りのケースでは配線まで考慮していないことが多いため、実際に家電製品を配置すると

という失敗に繋がるかもしれません。仕様する家電製品等によっても配線の手法は異なりますが、事前に何を置くのかも含めて設計相談時は話し合うようにしましょう。

収納は多めに用意しよう

快適な居住空間を作る要素として、収納も重要なポイントです。注文住宅で失敗した理由に、収納が少なくて不便という声が多くあります。

収納が少ないと、物が溢れてしまいやすくなるのがデメリットです。新たに収納器具を購入しなければならなくなり、部屋が狭く感じてしまう原因にも繋がります。一方で、収納ばかりにしてしまうと間取りが狭くなってしまうジレンマもあるのが悩みどころです。この点はバランスがとても大切な部分ですが、収納はある程度多くても困ることはありません。多少部屋を狭くしてしまうとしても、初めから収納を用意しておいたほうが後で収納を用意する必要もなくなります。

「困ったら後で追加する」という考え方もありますが、予算もかかれば部屋が狭くなってしまったり、部屋との一体感が損なわれてしまったりする可能性もあるので気をつけてください。

周辺環境は時間をずらしてのチェックもしておこう

家の中だけが生活ではありません。周辺環境も、生活を構成する一部です。マイホームを購入するにあたって、周辺環境のチェックも必ずしておきましょう。むしろ、周辺環境をチェックせずにマイホームを購入する人の方が珍しいと言えます。それでも、周辺環境に関して失敗したと後悔する人が多いのも事実です。周辺環境を「大まかに」しかチェックしていないと、後から気付いて「しまった」という事態になりかねません。

昼間だけ足を運んで「静かだ」と思ったとしても、夜になると交通量が増えて音がうるさくなる場所もあります。あるいは静かな夜だからこそ、電車や車の音がやたらうるさく感じることもあるでしょう。「周辺環境」と聞くと、どこに何があるのかばかりに気を取られてしまいがちになります。朝・昼・夜、それぞれどのような環境なのかは事前にチェックしておきましょう。

プライバシーまで意識しておく

満足できるマイホームに仕上がったと思ったものの、生活を始めてみたら「失敗した…」と感じる部分もあります。それは「外からの視線」です。家の中ばかりに気を取られてしまうと、家の外からの視線まで気にかけにくくなります。そのまま建ててしまうと、隣家や通行人など外からの視線が気になり、後悔してしまうことになるでしょう。

どれだけ素晴らしい間取りや設備を整えたとしても、隣家や通行人から丸見えでは次第に大きなストレスになります。設計の段階から「周囲からどのように見られるのか」も、ある程度考慮しておかなければなりません。特に隣家が近い場合、隣家の存在は無視できないはずです。

開放感のためにバルコニーを用意するのであれば、隣家のバルコニーと向き合うような形となる設計は避けましょう。開放感はおろか、プライバシーに苦慮して結局はデッドスペースになってしまうなんてケースもあります。周辺環境のチェックはもちろんですが、「外からどのように見られるのか」もまた、意識しておくべきポイントです。

急に周辺環境が変わってしまうケース

周辺環境が変化してしまったがために、それまでの快適な生活が損なわれるケースもあります。よくある話として、新築の時には周辺は静かだと思っていたものの

また、一般家庭に限らず、商業施設やマンションができたことで

などもあります。このような事態を回避するためにも、設計の段階で周辺の開発計画も調べておくと良いでしょう。いつ何が建つのか分かるケースもあるので、業者と相談しながら進めていくのがおすすめです。

予算を厳守することも大事

注文住宅を購入するにあたって、多くの方が予め予算を組んでいるはずです。しかし、いざ業者や担当者と話し合いを進めていくと「あれもいいな」「それもいいかも」と、様々なオプションを加えてしまうこともあります。色々と詰め込み過ぎて予算をオーバーしてしまうケースも、注文住宅では珍しくありません。

予算を守らないと起こること

長く住み続けるからこそ、多少予算を超えてしまっても妥協したくないとする考え方も大切です。ただ、予算をオーバーしてしまったがために

などの事態が起こりえます。予算に関しては、多少オーバーしただけでもその後何十年と資金面での負担が変わることになります。安易に「良いものを」と考えるのではなく、予算を変更するとその後の生活にどれだけの変化が及ぶのか、その都度シミュレーションしておきましょう。

答えを急がない

マイホームはその後、何十年と生活を送ることになる大きな買い物です。決して安直に進めて良いものではありません。だからこそ、急ぎすぎず綿密に計画を立てる必要があります。

しかし、契約を取りたいがために依頼者に返答を急かす業者も中にはいます。「今契約していただけるとサービスします」というニュアンスで、契約を急かされることもあるかもしれません。ここで焦らず、一度じっくり契約や計画内容を見ておきましょう。焦ってしまったがために見落としてしまったり、あるいは妥協しなければならなくなったりというケースもあります。少し急いだことで、その後何十年も後悔することになってしまっては本末転倒です。あまりに答えを急かすような業者であれば、依頼主の事情よりも自社の事情を優先している業者の可能性があるので、敬遠した方が良いでしょう。

快適に過ごすための間取り

採光は方角やプライバシーに気を付ける

家の中にどのようにして光が入るのかも、考慮しておくべき部分です。大前提として、方角を気にしましょう。太陽の位置は、人の手で変えられません。南向きの日当たりが良いのは言うまでもありませんが、真南を向けると日当たりが強すぎるとの声もあります。立地的に難しいというケースもあるので、細かな調整が必須です。

また、家屋のどの部分が南側を向いているのかによっても住み心地は変わります。リビングが南向きであれば朝から昼、夕方とかけて家の中はとても明るい雰囲気になるでしょう。かといってあまりに窓が大きすぎると、光はもちろん周囲からの視線も強く感じてしまいます。窓の配置は採光だけではなくプライバシーへの配慮も求められるので、人通りの多い方角には窓は高めに設置して視線が入らないようにしましょう。

また、洗濯をどこでするのかを想定することも大切です。洗濯物が乾くかどうかは採光による影響が大きいので、選択する場所に陽射しがよく当たるようにする工夫も考えておきましょう。

風通しのポイント

風通しもまた、気持ちの良い生活を過ごせるかを左右する要素の一つです。風通しが悪いと湿気がこもりやすくなり、家屋・家具の劣化が早くなってしまいます。家を長く良い状態に保つためには、程よい湿度を保てる設計にしましょう。

一方で、風がどのように吹くかは未知数です。季節、天候、場所。これらが影響して風向きが異なりますが、建てる側が風の通りやすい道を造ることで解決できます。

風は目に見えるものではありませんが、ある程度どのように吹くか予測はできるはずです。極論ですが、窓が一つしかなければもちろん風通しは悪くなってしまいます。少なくとも、風が入る窓と出ていく窓を設置しなければなりません。風は物をすり抜けこともポイントの1つです。人間同様「道」に沿って流れていくので、窓と窓の間に障害物がなければスムーズに流れていきます。

室内が凹凸だったり、あるいは家具などで風の通り道を塞いでしまったりすると風通しは悪くなってしまうので注意しましょう。

生活動線のポイント

間取りや家具の配置はとても大切ですが、「人が使いやすいのか」がポイントとなります。ショールームを見た際、実際に室内を歩いてみて生活動線がどう意識されているか体験してみるのも良いでしょう。

実際に生活を送るマイホームの場合、住む人によって使い勝手に差が出ます。キッチンと冷蔵庫が離れていると、食材を出すためにわざわざ何歩も歩かなければなりません。料理を作るためにあっちに行ったりこっちに行ったり…。これでは毎日の生活でストレスが溜まってしまいます。

如何に効率よく動けるかが、生活動線のポイントです。同じところをぐるぐる回るような設計にせず、1回の往復で済むことを意識してみるのが良いでしょう。これは家族の中で一番家事を担当している人の意見を取り入れるのがおすすめです。料理だけではなく、掃除、帰宅した際の動きをシミュレーションしてみることで、生活動線を確保した家の実現に近づけます。

間取り変更のポイント

住む人は変化していきます。子供は成長しますし、いずれは家を出ていき、夫婦二人で暮らすことも考えられるでしょう。しかし、人間の成長に対し、家は自ら変化することはありません。自分たちの生活に合わせて家を変化させることも大切ですが、その都度リフォームとなれば大変です。

住宅を建てる際は、家族の成長や変化に合わせてある程度アレンジできる間取りにすると良いでしょう。子供が小さい時はそこまでプライバシーを重視する必要はないので、個室ではなくフロアに「子供のスペース」を用意するだけでも十分です。

しかし、成長に従い、子供もプライバシーを意識するようになります。その時には本人から個室が求められるかもしれません。将来も加味して個室にもなるよう可変式の間取りにすれば、大規模なリフォームをせずとも一人ひとりの空間が確保できます。夫婦もいずれは二人暮らしとなったり、年齢を重ねて二階へのアクセスが負担になったりすることも考えられるため、

など、「いずれ変えることを前提に、変えやすい造り」を意識しておくことが大切です。

ゾーニングのポイント

家をゾーニングすることで、家の大まかなイメージができます。ゾーニングとは、「ここは水回りのエリア」「プライベートゾーン」など、目的に応じた区割りにすることです。「あれもこれも」と詰め込みすぎず、「ここをこうしたい」と目的に応じたゾーニングは、その後の部屋や収納の位置取りもしやすくなります。ゾーニングの意識がないと、家を作る際にそもそもどのような間取りにするのかがよく分からなかったり、何をどこに置けばよいのかも不明瞭なままになったりするかもしれません。

その点区割りすることを意識しておけば、ある程度間取りが明確にしやすくなります。また、実際に家が完成した時にも、目的が明確な設計だからこそ、日常生活において利便性を実感できるでしょう。理想の間取りは、理想のライフスタイルによって異なるものです。思い描く理想をもとに、図面に起こしてみてください。イメージが難しい場合は、ネットにある施工事例やモデルハウスを見て参考にしてみましょう。

まとめ

快適な家を建てるためには、断熱性や気密性といった家の性能のほか、間取りや家事導線にも目を向けないといけません。たとえば洗濯機は1階なのに干す場所は2階だと、毎回洗濯物を運ぶ手間がかかります。できるだけ過ごしやすく、リラックスできる家をつくるためにも、自分が快適と感じるポイントを建築会社と相談したうえで施工してもらいましょう。