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自然素材で作るバリアフリー住宅

住宅の内装や仕上げに自然素材を用いて出来上がる「自然素材の家」。シニアになっても負担を感じずに住めるバリアフリー設計を組み合わせると、利便性と健康的な生活を両立させた住宅が実現できます。

バリアフリー住宅の事例とメリット・デメリットについてまとめましたので、チェックしてみてください。

施工事例

バリアフリー住宅施工事例1

バリアフリー住宅施工事例2

広いLDKから、各部屋への導線が整っているバリアフリーの住宅。天然の素材を使い、自然素材の温かさとバリアフリーが両立した設計です。室内全て引戸なので出入りに力を必要とせず、バストイレ・玄関ホールに手すりを設置しています。玄関前はゆるやかなスロープになっていて、住む人に不自由を感じさせない住宅です。

バリアフリー住宅のメリット

シニアになっても、同じ家でスムーズに生活できるのがバリアフリー住宅最大のメリット。段差を少なくするだけでなく、手すりやお風呂の滑り止めなどさまざまな仕組みで安全に暮らせます。高齢者になっても家族に負担をかけず、一緒に生活できるのもバリアフリー住宅の魅力です。自然素材で建てた家なら調湿性や防火性能が高くなり、快適・安全な住宅でずっと住み続けられます。

バリアフリー住宅のデメリット

バリアフリー住宅のデメリットは、必要なものを考えずにつけた場合に起こります。何も考えずにバリアフリーにしてしまうと、かえって生活がしづらくなってしまうのです。階段に手すりをつけると安全になりますが、つける場所によっては幅が狭くなって動きづらくなるケースも考えられます。バリアフリーは取捨選択が大事です。

バリアフリー住宅のポイント

浴室

浴室は最も転倒しやすい場所です。バスタブや床は滑りにくい素材を選びましょう。つまずき防止のために手すりを設置したり、出入り口の段差をなくして転ぶ原因を作らないことがベストです。お風呂に入る際、またぎやすいのは浴槽40cm以下の高さだと言われています。

また、冬場に多い事故がヒートショックです。室内と浴室、浴室内の洗い場や浴槽などの温度差により引き起こされます。血圧の急激な変動がもたらす失神、めまい、不整脈、心筋梗塞などがヒートショックの症状です。浴室暖房を利用すれば浴室が暖かくなり、ヒートショックの予防になるので体の弱い方や高齢者のいらっしゃる家庭は検討しても良いでしょう。

家の温度調整をすることもバリアフリーの一環とされ、温度のバリアフリーと呼ばれています。車イス生活になったときの準備として、車イスで直接出入りが出来るよう、間口を広くとっておくこともおすすめです。

トイレ・洗面台

トイレは生活の中でもかなり重要な場所です。高齢者になったり、体が思うように動かなくなったりした時に備えて、なるべく寝室のそばに配置してスペースを広めにとるようにしましょう。トイレは洋式トイレを採用し、トイレ内で動作がしやすいよう手すりの設置も大切です。

バリアフリー観点として、トイレは複数あるほうが良いといえます。1ヶ所しかつくれない場合、まず寝室から直接入れるよう配置しましょう。次に洗面所や脱衣室などからでもトイレに入れるようにすると、水回りの移動が容易になるのでおすすめです。

洗面台は、洗面台の高さを調整しましょう。健康な方が立って使用するのに良い高さと、車イスの方が座った状態で使いやすい高さは全く違うからです。将来を見越して、車イスでの使用を想定した高さで作っておくこともポイントです。洗面台下部の収納スペースを取り払うと、奥まで車イスが入るので使いやすくなります。洗面台に立って何かをするのがつらい人は、洗面台のそばにベンチやイスを設置しておくと安心です。

リビング・キッチン

家族が最も長く過ごすスペースであるリビングは、段差をなくすことを徹底しましょう。内閣府による調査結果において、高齢者が自宅内で転倒する場所は、庭や玄関の次にリビングが多いとされています。そのほとんどが床で滑る、段差や出っ張りにつまずく、置いてあるものに引っかかるといった転倒です。

リビングは段差のないフラットな床にすること、滑りにくい材質のモノを使用するなど、転倒事故のリスクを軽減させる配慮しておきましょう。

また、車イスを使用する方がいるのであれば、テーブルの高さも合わせなければいけません。テーブルに車イスのまま入れる高さは約70cmが目安とされていますが、モノによってサイズが違うので、車イスに合わせたテーブルを選ぶと不便にならずに済みます。

キッチンでも座ったままでも調理ができるようにイスを用意したり、キッチンの高さを調節したりするなどの配慮が必要です。キッチンでの作業は基本的に長時間立ちっぱなしで行ないます。家族が使いやすい高さに合わせることで、家事のストレスを軽減できるはずです。

廊下・玄関

車イスで廊下を通るとき、一方通行だけでも廊下幅は90cm以上確保しなければ難しいとされています。廊下で方向転換をしようとすると、150cm以上は必要です。廊下は生活をする上での導線なので、必要な幅は確保しなければなりません。移動のために手すりをつけておくと便利ですが、すぐに必要でなければ建築段階で壁に手すり用の下地を入れておきましょう。そうすれば、後々手すりを取りつけられます。

廊下のスイッチや床材

廊下の電気スイッチは車イスから届きやすい位置に設置しましょう。スイッチは押しやすいワイドスイッチを採用すると電気のオンオフがスムーズに行えます。車イスでの移動はへこみや傷がつきやすいので、あらかじめ床材は強度を高めたモノを採用するのがおすすめです。

玄関ドア

玄関ドアは車イスで出入りできるよう、幅は90cm以上確保しておきましょう。段差を低めに設定し、移動だけでなく靴を履いたり脱いだりできるスペースも必要です。どうしても段差が生じてしまう場合は、スロープをつけて登りやすいように設計します。玄関スロープをつけると、高齢の方のみならず、妊婦の方や子どもの移動にも安心です。

しかし、玄関スロープをつけようとすると、一定のスペースが必要になってきます。前もって家づくりに着手した段階から組み込んでおくか、後づけできる広さをあらかじめ確保しておくようにしましょう。

建物全体

室内だけでなく、建物全体のチェックも忘れずに行ってください。2階建て以上の場合だと階段の踏み板に滑り止めはあるのか、駐車場から住宅までに段差はないか。距離はどれくらいあるのかなど、車椅子で移動がしやすい設計になっているか確認しておきましょう。

基本的にバリアフリーの概念とは、高齢者や障がい者の方が生活する上で支障となるものを取り除くことを指します。一番わかりやすい例としては、部屋と部屋、部屋と廊下の間などにある段差をなくすことです。杖や車椅子を使って移動する時、ほんの少しの段差であっても大きなストレスになります。

バリアフリーの家は、高齢者だけではなく、誰であっても使いやすい家でなければいけません。高齢者でなくても、いつケガや病気にかかるか分からないので備えておくことは大切です。将来も踏まえて、初めからバリアフリーを意識した家づくりをした方が後々困ることはないでしょう。家づくりをスタートさせた段階で、柔軟に対応できる家を作っておくことも重要なポイントです。

高齢者にとって住みやすい家にするためのポイント

コンセントやスイッチの位置

一般的なコンセントの高さは、床から25cm程度・スイッチの高さは120cm程度となっています。

しかし、高齢になるとその高さに合わせて動くというのはなかなか大変なものです。極力、手を伸ばしやすく腰を屈めやすい高さを検討しましょう。コンセントの高さは40cm、スイッチの高さは90cmほどだと大きな負担にはならないでしょう。もちろん、実際に使う方の高さに合わせる必要はありますが、おおよその目安としてはこれぐらいです。

また、細かい気遣いとしてコンセントのサイズを大きめにしておくのも良いでしょう。

キッチンの高さ

コンセントやスイッチの位置と同様にキッチンの高さも配慮しましょう。多くの場合、キッチンの高さは女性が扱いやすい高さとなっており、80cmから90cmくらいまでを基準としています。

ただ、メーカーによっては細かい調整ができるケースも。キッチンというものはどうしても頻度に合わせる必要があるため、家族全員にとってのベストな高さは一概には言えません。ある程度の割り切りは必要ですし、ライフスタイルなどによっても利用しやすい高さは変わるため、この辺りは必ず話し合いをしておきましょう。

高齢者の事故の発生場所や発生した状況

玄関・階段・廊下

まずは玄関・階段・廊下です。高齢者のうち約3割がこれらの場所で怪我をした、もしくは怪我をしそうになったという経験があります。玄関や階段の段差を踏み外した転倒事故が多いことからも、段差を極力少なくする必要があります。

また、廊下がフローリングになっていることも多いため、滑って転倒してしまうということも。いずれにせよ、ここでの事故は、捻挫や骨折のような高齢者にとって危険な怪我に繋がりやすくなります。

リビング・居間

リビングや居間でも高齢者にとっての危険が潜んでいます。リビングや居間にはほとんどの場合段差がなく、危険は少ないと感じるかもしれません。ですが、「まさかここで怪我をすることはないだろう」という油断が転倒事故を引き出しています。

よくある例として上述の廊下と同様に床やフローリングで滑ったという事故があります。他にも敷物でつまずいたという事例も。また、小さなお子さんがいるご家庭であれば、床に散らかってしまっているおもちゃでつまずいてしまうことも考えられるでしょう。

台所・ダイニング

台所での事故はガスの消し忘れや、やけどが主なものです。他にも着衣着火というでもあります。これらは深刻な事故につながる恐れがあるものばかりですので、家庭内でのルールはしっかり決めておきましょう。

また、ダイニングでの事故としては食事中に喉を詰まらせてしまうことも考えられます。よくある例としては、やはり餅による窒息です。特に1月は餅を食べる機会も多いため、事故件数は多くなっています。

もちろん、これは高齢者に限った事故ではありません。しかし、高齢に伴うもの忘れや嚥下機能の低下がより深刻な状況を引き出しやすいと考えられるでしょう。餅以外の詰まりやすい飲食物についても同様です。

お風呂場・脱衣所などの水回り

お風呂場や脱衣所などの水回りでは濡れた床で滑ってしまうという転倒事故が多くなっています。加えて、どうしても段差が生まれやすい浴槽への出入りでも転倒した事例があります。

お風呂場や脱衣所などはどうしても濡れやすい場所です。そのため、完全に防止するというのは難しいのかもしれません。その中でも、ポイントとなる部分への手すりの配置や段差をなくすという取り組みが重要になってきます。

また、ヒートショックのリスクもあります。ヒートショックは、寒暖差によって急激な血圧の変動によって血流が減り意識を失うというものです。

多くの場合、高齢になると血圧を正常に保つ身体の機能が低下しやすくなります。そのため、前もってお風呂場や脱衣所を暖めておく・長湯をしない・食後や薬の服用後の入浴を避けるといった部分を習慣にしましょう。入浴の際には同居する家族が注意をしておくことも必要です。

寝室

寝室も高齢の方にとっては事故が起こりやすい場所です。寝室での事故のほとんどはベッドからの転倒です。やはり、大小問わず「段差」が高齢者にとって事故の原因になるうると言えそうです。

では、ベッドを撤去すればいいかと言うと必ずしもそうではありません。ほとんど段差のない布団でつまずいてしまったり、湯たんぽによるやけどをしてしまったりなどのケースもあります。

屋外

屋外であっても、危険を伴うことは忘れてはいけません。ベランダや庭に設置した道具によって転倒してしまうこともあります。

しかし、ベランダや庭がまっさらな状態というのは考えづらいものです。そのため、極力使用する道具は一箇所にまとめておき、日頃使用しないものは倉庫にしまっておくなどの工夫が良いでしょう。

価格帯

自然素材は高くなりがちですが、安全性や耐久性は折り紙付きです。自然素材の風合いや匂いは温かみがあり、癒しを感じる人もいます。費用は化学合成の建材よりも高くなりますが、健康を保ちながら住みたいのであれば必要なコストかもしれません。塗料やメンテナンス次第では、ランニングコストを抑えられるので相談してみても良いでしょう。

注意点

バリアフリー住宅を自然素材で作ると住む人に優しい家になりますが、自然素材は扱いが難しいため、施工方法や施工する職人の腕が大切です。

施工の仕方によっては、たわみや歪みが生まれて生活のしづらい環境になります。例えば、床の無垢材がたわめば移動がしづらくなり、体勢を崩すきっかけになるでしょう。せっかく自然素材でバリアフリーの家を建てるなら、自然素材に熟知した工務店を選びましょう。