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オガファーザー

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ドイツで長年愛さるポピュラーなオガファーザー。190年以上続く歴史ある自然素材の壁紙ブランドとして知られています。

ここでは、オガファーザーの壁紙の特徴や家づくりに取り入れるポイントについてご紹介。自然素材の家づくりに欠かせない壁紙選びの参考にしてみましょう。

オガファーザーの特徴

長く楽しむエコな壁紙

オガファーザーは1827年創業以来、自然素材にこだわった安心安全の壁紙を提供しています。新聞の再生紙と木のおがくずを原材料としており、環境にも体にも配慮した製品としてドイツではポピュラーな壁紙として普及。今では世界各国で認められ、多くの建物に使用されている自然素材の壁紙です。

オガファーザーの特徴の一つは、メンテナンス方法。オガファーザーでは、自然素材の壁紙の上にさらに呼吸性のある石膏塗料を塗り仕上げます。これにより、施主自らが石膏塗料を塗り直すことでメンテナンスすることを可能としているのです。業者による壁紙の貼替作業も要らず、簡単なメンテナンスで長い間美しい状態をキープできる点が愛用者から支持される理由と言えます。

子どもでも簡単に作業することができるため、家族で一緒にメンテナンスを楽しめる点も魅力のひとつ。壁に塗る石膏塗料の色も選べ、家族の好みに合わせて模様替えができることも嬉しいポイントです。オガファーザーの壁紙は、何十年と暮らす長持ちする家づくりにぴったりのエコな素材ではないでしょうか。

オガファーザーの機能

静電気カットで環境を整える

オガファーザーの特徴として挙げられるのが、静電気をカットする機能です。あまり知られていない壁紙の静電気。一般的なビニールクロスには化学繊維が含まれており、化学繊維が含まれることで発生する静電気は、室内でホコリが舞う原因の一つともされています。

喘息といったアレルギー症状を持つ人にとっても大敵であるホコリ。天然素材を使用するオガファーザーの壁紙は、ホコリやカビなど体に影響を及ぼすとされる根源に対しても対応した機能が魅力です。

素材の持つ優れた透湿性

素材自体の優れた調湿機能が魅力のオガファーザー。オガファーザーの壁紙は木のチップと紙を原材料として造られおり、呼吸性があることが特徴です。湿度の高い日本の気候風土にも適した高い透湿性により、結露を防ぎカビの発生を抑えることを可能としています。

カビは目に見えないほど小さい胞子のため、住環境での発生は体に及ぼす影響が懸念されるものの一つ。小さな子どもや高齢者には特に大敵と言われています。オガファーザーの壁紙は、カビのもとになる湿気を上手に調節することで、室内の空気環境を整えてくれる安心の素材です。

オガファーザーの建物への影響

省エネ住宅に適した機能と耐久性

今や家づくりのベースとなりつつある、高気密高断熱性能。高気密高断熱住宅は、家の隙間をなくし外との空気遮断することで、室内の温度を一定に保つ省エネな性能として知られています。気密が高い分、注意すべき点は室内にこもりやすくなる湿気です。湿気は建物の劣化にも影響するとされています。

オガファーザーの壁紙は素材自らが呼吸性を持ち、環境を整えることを可能としているのが特徴です。壁自体に湿気を入れない方法ではなく、高い透湿性により室内の湿気を上手に逃すことで快適な空気環境をつくり、壁の内部や躯体の腐食など見えない部分の劣化も防ぐことができます。健康的な室内環境と建物自体の耐久性を高める役割としても適した素材と言えるでしょう。

オガファーザーの環境への影響

エコロジー認証制度EPD保有

オガファーザーは製造過程においての廃棄物量の削減やエネルギー消費の低減など、環境にも配慮したエコロジカルな取り組みに力を入れる壁紙ブランドです。

今や世界的に認知されてきたエコロジー建築認証制度であるEPD(Environmental Product Declaration)を保有するオガファイザー。これは、製品の一生涯における環境への影響を明らかにしたものについてのみ認証される制度です。壁紙に使用されるすべての成分を明示しており、環境にも住む人にとっても安全性の高いものであることを証明しています。

オガファーザーのメリット

張り替えが必要ない

オガファーザーは一般的な塩ビクロスのように、張り替えの必要がありません。汚れたり傷がついてしまったら、メンテナンスを施すことで簡単に修正できます。塗り替えは10回以上可能です。何十年と暮らす中で、部屋の雰囲気を変えたいときや家族の成長、家族構成の変化に合わせて、塗装を変えられます。

メンテナンスに使用される漆喰調水性塗料のデュブロンは一般の方でも塗りやすい塗料なので、簡単にメンテナンスが可能です。DIYを楽しむこともできます。

カビの発生リスクを抑える

オガファーザーは呼吸性の高い素材です。湿度の高い日本の住環境に、呼吸性の高いオガファーザーは適しています。オガファーザーを壁紙に採用することで、カビの発生リスクを抑制できるのがメリットです。透湿試験においても、一般的な塩ビクロスと比較して16倍の放湿性能があることがわかっています。オガファーザーは、日本の住宅に適した素材です。

参照元:イケダコーポレーション(https://iskcorp.com/ougah-about/)

静電気の発生を抑える

天然素材でできたオガファーザーは、静電気を発生させません。そのため、ほこりを寄せ付けにくいという特徴があります。快適な室内環境が臨めるうえ、ハウスダストなどが気になる人にもおすすめです。

オガファーザーのデメリット

水拭きできない

紙から作られたオガファーザーは、水拭きすることができません。軽い汚れは消しゴムで落とすことができますが、汚れがひどい場合は再塗装する必要があります。簡単に汚れを落とすことが難しいので、汚れやすい場所やお子さまが小さいご家庭での使用には注意が必要です。

施工費が高額になる

一般的に流通している塩ビクロスと比較すると、施工費が高額になる場合があります。ただし、オガファーザーは塩ビクロスのように張替えの必要がなく、塗り替え回数も10回以上可能です。傷がついてしまっても上から塗装できるので、長期的にみるとコストパフォーマンスは高いといえます。

水回りには不向き

オガファーザーは紙でできているため、水回りへの使用には不向きです。キッチンのコンロ回りのように、油が跳ねやすい場所への使用もおすすめできません。どうしても使用したい場合は、腰板を張るというような工夫をしましょう。

オガファーザーはどんな建材との相性が良い?

シンプルだから相手を選ばないオガファーザー

自然素材独特の柔らかな印象を持つオガファーザーの壁紙は、幅広いデザインに対応するシンプルさも魅力です。その質感から同じ自然素材である木材との相性も合うことが特徴的。

優れた機能性やメンテナンスが簡単な点で、一般住宅をはじめ幼稚園や木造賃貸住宅などでも採用。自然素材の家づくりをしたいという人のコンセプトに合った壁紙として選ばれるオガファーザーは、シンプルだからこそ自由な家づくりを実現させています。

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