自然素材の家について、すべての情報を紹介sponsored by 石田工務店

自然素材の家を建てる!TOP » 欅(けやき)の家
   

欅(けやき)の家

このサイトは 「石田工務店」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

ブナや桜とともに日本を代表する広葉樹のひとつ欅(けやき)。全国(北海道は西南部のみ)に分布し、通常は樹高20~25mで直径は2m程ですが、大きな木では樹高40m以上、直径5mにもなるそうです。樹形が美しく、公園や街の街路樹、神社や住宅街にも多く見かけることのある欅(けやき)について、ご紹介します。

欅(けやき)っていったいどんな素材?

欅

引用元:無垢フローリング専門店木魂(https://www.muku-flooring.jp/keyaki/)

日本を代表する木材として知られる欅(けやき)は、ブナや桜などに見られる広葉樹のひとつです。

重厚感のある赤みを帯びた色合いが特徴的で、環孔波状の木目が美しく、磨けば艶やかな光沢が出て経年による味わいの変化も楽しめます。

欅は熱伝導率が低く断熱性がある、適度な湿度を保てる性質から、古くから家具や建具、日本家屋の建築材料として多用されてきました。

さらに独特の香りがあり、香りによって消臭や抗菌効果も得られる点も魅力です。

欅は非常に硬く強靭な性質で、耐久性・耐朽性に優れています。そのため、日本家屋で用いられる「大黒柱」には欅が採用されることが多く、現在でも木造住宅を丈夫にするための要の柱や構造材として活用されています。

耐用年数は800~1000年ともいわれており、家屋のみならず社寺仏閣などの建造物にも用いられています。

地震や台風などの災害に強い頑丈な家を作りたい、とにかく丈夫な木造住宅にしたい場合は、欅を選択すると良いでしょう。

欅(けやき)の家ってどんな家?

欅の名は、「際立って目立つ」「際立って美しい」という古い日本語「けやきし」という言葉からきているといわれています。欅はそれほど美しい木目の高級木材であり、欅を使った家は重厚で高級感のある雰囲気を醸し出すでしょう。

ただし、どちらかというと和の趣を持つ木目であるため、洋風の家や家具材には適していないかもしれません。

また、欅は非常に硬く重いため、加工には熟練の技術が必要とされています。また、大黒柱に使う柱は長い間寝かせて様子を見る必要があり、その期間は5~10年ともいわれています。建材として利用するために大変な時間と労力がかかる点も、高級と言われる所以です。

そのため、建材として大量に使うには向いていませんが、家を強化するための柱や美しさを魅せたい箇所に使えば、重厚で美しく頑丈な家になります。

メリット・デメリット

メリット

欅の魅力は木目の美しさに留まりません。硬く強靭な性質を持つため、建物の耐久性を高めるのに効果的です。特に日本家屋の大黒柱などに使えば、長きにわたって建物を支えてくれるでしょう。

木材として使うと建物の湿度を調整してくれる効果があり、カビやダニなどの発生も防いでくれます。

また、欅の持つ香りには「フィトンチッド」という成分が含まれており、抗菌効果や消臭効果を持っている他、人の自律神経に作用してリフレッシュ効果も与えるとされています。

デメリット

欅は強靭なぶん非常に硬く、人の手で加工するのが難しい木材です。時間をかければ加工できるようになりますが、加工における乾燥工程にも5~10年の長い期間がかかるとされており、扱いが難しいとされています。

そのため、上質な欅は一般市場では手に入りにくく、価格も高い高級木材として知られています。

欅の持つ性質や美しさ、趣を取り入れたこだわりの住宅をつくりたいなら、材料コストがかかると考えなくてはなりません。

メンテナンス

欅は非常に耐久性にすぐれているため、特に日常的にメンテナンスを行なう必要はありません。

フローリングなどで汚れがついていないのであれば、ゴミやほこりを掃除機で吸って、布で乾拭きするだけでOKです。布で拭き上げるたびにツヤや光沢が出るので、時間が経つたびに美しさや趣も増していきます。

汚れが付いている場合は水拭きしても構いませんが、水分や湿気が残らないように必ず乾いた布で乾拭きも行いましょう。

手垢などが気になる場合は洗剤を使わず、消しゴムで汚れを軽くこすると落とせます。

価格帯

欅(けやき)の家を建てるにはどのくらいかかる?

建築業界で行われる木材の取引は、1m×1m×1m分の体積=立米(りゅうべ)で行います。

欅(けやき)の立米単価は190万円程度で、ヒノキや杉などの一般的な建材は30~50万円程度とその差は3~6倍以上の差があります。

ヒノキや杉を使った木造住宅の坪単価は50~80万円程度なので、欅を使用する場合、単純計算でもその坪単価は240万~300万円。

30坪の家を全面欅で建てるとなると、7,200万~9,000万円かかることになります。

価格は高めだが品質を求めるならピッタリ

自然素材の中でも欅(けやき)材は高くなりがちな建材ですが、子どもやお年寄りが健康を害することもなく、健康被害の心配がありません。初期費用を新建材と欅(けやき)で比べると、ほとんどの場合、新建材のほうが安くなります。量産できる新建材は価格を抑えられるのに対し、欅(けやき)材は手間をかけて切り出すため、どうしても値段は高くなってしまうのです。

しかし欅(けやき)をふんだんに使うことで、木の表情を最大限に活かした床板や柱が他にはない住まいの表情が出るようになります。品質の高さやオンリーワンの仕上がりを求めるなら、欅(けやき)の家がおすすめです。

どんなところに使われているの?

欅は硬くて丈夫な性質と木目の美しさから、日本では昔から家の大黒柱や構造材などに使われています。

また、耐朽性にすぐれており他の木材に比べて耐用年数も長いため、古くからお寺や神社、お城の建築にも重宝されてきました。歴史的な建造物として知られる京都・清水寺の舞台柱にも欅がふんだんに使用されており、その強さがうかがえます。

高級木材のため全面欅を使った家は非常に珍しいですが、磨けば光沢が出て美しいため、住宅のフローリングに使用されるケースもあります。

欅を建材として使用しない場合でも、その木目の美しさから一枚板のテーブルとして人気です。リビングやダイニング、和室など、どこに置いても存在感があり、高級さや重厚さを感じさせてくれます。

欅の家を建てる際に気を付けたい事・注意点

加工の難しさで価格が上がる可能性も把握しておく

欅は加工が非常に難しい木材としても知られ、取り扱う業者の腕によって品質にバラつきがでる樹種です。加工が難しい理由としては、欅が国内産の木材の中でも特に硬く、反りや伸び縮みなど加工後に暴れが起きやすい点にあり。欅を加工するのにノコギリやカンナを頻繁に研ぎ直す必要があったり、乾燥を丁寧に行なう必要があったり、と取り扱いの難しい木材です。

加工に手間がかかってしまうため、そのほかの無垢材と比べて割高になりやすい傾向にあります。高級木材に分類されるので、欅を取り入れる場合は大黒柱や柱、玄関などスポット的に使用するケースが多いようです。

工務店によって価格が異なるケースも

欅は産地や年輪の幅などの要素で価値が評価されるため、取り扱っている工務店によって価格帯が異なります。また、取り扱いが難しいことから品質にバラつきがでやすい木材でもあり、購入する際は価格の安さだけでなく、品質にも注意が必要です。

安価な木材だと乾燥が不十分で加工後に反りや割れなどが発生してしまい、住まいに不具合が出る可能性があります。そのため、工務店を選ぶときは良質な欅材を取り扱っているかどうか、欅材に対する知識を十分確保しているかどうかをよく確認しましょう。

サイト運営

sponsored by

石田工務店

石田工務店キャプチャ

私たち石田工務店は、檜を中心とする国産無垢材を取り入れた家づくりを得意としています。ここ数年、自然素材の家の人気が高まっていることを受け、住宅を検討している方が正しい情報をもとに判断できるように、サイトを通して情報提供をしています。家づくりに関するご相談は、お気軽にお問合せください。